大阪堺市出身!国家の安全保障や国益優先の信念を貫く行動派!

日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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西村眞悟の時事通信
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伊勢神宮参拝

平成23年1月31日(月)

 次の三つの神社は、公のことお国のことを祈るところであると教えられた。
 靖国神社、明治神宮そして伊勢神宮である。
 一月三十日、伊勢神宮を参拝させていただいた。
 例年、伊勢、志摩の同志のお計らいによって伊勢神宮を参拝させていただいている。
 三十日も、総勢五十六名で、伊勢と志摩の両市の市長とともに参拝させていただいた。
 まことにありがたい参拝だった。
 参拝して、涙こぼるると歌ったのは西行か。同じ思いだった。
 参拝後、お神楽の舞を拝した。
 何時も感じるのだが、この音色、この舞のリズムと仕草そして、この空間。「この世のもの」ではない。

 この伊勢神宮の千三百年にわたって行われている二十年ごとの式年遷宮は、我が国における「甦りと継続」とは何かを教えてくれている。言うまでもなく、式年遷宮とは、伊勢の宮殿をはじめ神の使われる調度品、衣装、刀剣、食器、家財道具、など全てを新しく、そっくりそのまま作り替えるのである。
 つまり、今正倉院の御物を年に一度拝観できるが、その御物がそっくりそのまま二十年ごとに作り替えられて現在に伝わってきているのが伊勢神宮である。
 例えば、刀剣。一昨年奈良で正倉院の刀剣を観たとき、そのまっすぐな姿と輝きに見とれた。その正倉院に千三百年前に納められたものとそっくりそのままのものが今も伊勢では造られている。つまり、千三百年前の刀工の技術が今に伝承されている。そして、新しい刀剣が造られれば、前のものは土に埋められる。全て国宝級の品だ。それを神が使われたものであるが故に人前にさらさず土に埋めるのである。ここに甦りがある。
 これは、「甦りと継続」、「非連続の連続」である。
 世界各地に、石で造られた神殿跡がある。石の建物は、千年でも三千年でも残る。しかしそれは遺跡として残っているのであり、甦りも継続も連続もない。かつて誰が何を祈り、何のために建てられたのか、その信仰は消え去り、石だけが忘れられた遺跡として存在する。
 ところが、伊勢神宮は、木と紙と布で造られているが、信仰は今に生きている。
 そして、これが日本人の一貫性の根である。

 そこで、我々が今直面する「日本的改革」とは何かを見つめたい。私は、それは「復古」であると思う。古を甦らせることだと思う。式年遷宮と同じだ。
 明治維新が「王政復古」と言われたように、我々は、我が国の歴史の中に貫かれている根本規範(国体)を甦らせなければ、改革はできず継続もできないところにきている。そうでなければ、我が国は遺跡になる。つまり亡国だ。

 バブル崩壊後、特に小泉氏の言動が一世を風靡して、今に続くも「構造改革論」がもてはやされ、現在はTPPに加盟すれば、またよりよい構造に改革できると国民は煽られている。
 しかし、それが改革になるなどは嘘だ。
 小泉さんの構造改革は何だったのか。内容は空虚。彼自ら言っていた。「構造改革とは郵政民営化だ」。では、郵政民営化とは何か。「構造改革だ」。いったい何のことだったのか(この循環論、実は何も説明していなかったのだ)。
 そして、今TPP。「TPPに入れば、あの物、この物、よく売れる」。しかし、この論調に煽られてはならない。何故なら、これはスーパーマーケットの雇われ店長の発想であり「店の外」にある大切なことは考えていない。つまり、我が瑞穂の国における国家運営の発想ではないのだ。この菅内閣のTPP論者の顔を見ていただきたい。なるほど、イケメン店長の顔をしている。
 以上、この十年以上の政治のスローガンを振り返ってみれば、論者は、真に国家運営の志を持つ者ではなく、国家の直面する真の課題から国民の目を逸らそうとしているか、本当に国家の直面する課題に無関心な者でしかなかったと思わざるを得ない。
 
 では、現在我が国家が真に直面する課題とは何か。
 それは、平成九年以来、明らかになった拉致被害者救出問題と昨年秋の中国の尖閣侵略、そして、如何にして我が国を核ミサイルの脅威から守るのかと言う問題。
 即ち、国防の課題である。
 このこと、我が国のおかれた厳しい国際環境をみれば、いやしくも政治家なら分かるではないか。
 しかるに、この十年、今に至るも、政治の世界で、改革を言い颯爽と国民の関心を買おうとする者ほど、拉致被害者救出に無関心で尖閣防衛に無関心で、核武装の議論から目を逸らしていた。
 
 この政治の世界の無関心がもはや通用しないと国民が思い知ったのが、昨年九月の、菅総理の対中屈服だ。
 従って、いよいよ、我が国は、国家の根本の重要課題に対処するために、甦らねばならない遷宮の時期に直面していることが国民に明らかになったのだ。
 つまり、臥薪嘗胆という合い言葉の元に、国難に打ち勝った明治の御代を再生させる時がきた。

 なお、式年遷宮について付け加えておきたい。
 神宮には、葛の蔦で編む箱が千三百年伝わってきている。しかし、それを編むことができる技術をもつ職人が少なくなって見つからなくなってしまった。
 この危機に登場したのが竹細工の国宝級の芸術家である。その技術を以て、千三百年の伝承技術の甦りに参加することとなった。その方は、堺に住む田辺竹雲齋さんである。
 
 このことを紹介したのは、私が竹雲齋さんと同じ堺に住むという郷里自慢もあるが、このことにヒントを得て国家再興のことについても触れたいからである。
 今私は、国家防衛と国家再興のために、
「明治の御代に戻ろう」という抽象的で手がかりがないような提案をした。
 手がかりがないように感じるのは、葛の蔦で箱を編む人がいなくなったと思うのと同じである。
 しかし、現実にはその人は堺にいた。
 同様に、明治は、その御代を生き抜いた我々自身の祖父母の中にある。従って、我々は先祖の生きた明治が克服した国難を実感することによって、その歴史を体験することによって、我が国が今直面する国難を克服して国家を再興させることができると思い定めるべきである。

 教育勅語は云う、
「一旦、緩急あれば義勇公に奉じ、以て天壌無窮の皇運を扶翼すべし、是の如きは独り朕が忠良の臣民たるのみならず、又以て爾祖先の遺風を顕彰するに足らん」、と。

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