大阪堺市出身!国家の安全保障や国益優先の信念を貫く行動派!

日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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西村眞悟の時事通信
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北の砲撃について

平成22年11月24日(水)

 昨日の午後二時過ぎ、北が黄海の延坪島(よんびょんとう)と周辺海域を砲撃した。着弾は五十発を超えると報じられている。
 マスコミは、昨夜から大騒ぎをしている。
 菅氏は目をしばつかせて記者に「情報収集を指示した」と言っている。それ以上の措置はとっていないようだ。これでは、我が国の総理大臣も、マスコミの編集長なみだ。ただ、いい記事をとってこいと指示するだけだから。
 総理なら、打てば響くように表明することがあるだろう。
「先に、朝鮮高級学校への公費投入による無償化を決めたが、間違いだった、白紙に戻す」
 これを何故言わないのか。
 突然、民間人を砲撃する指導者を「首領様」と讃えて英雄崇拝を強いる「学校」というレッテルを貼った我が国内の「北朝鮮洗脳工作機関」に我が国民の税金を投入するという愚行を止めよ。
 この度の砲撃は、「軍事行動」のレベルではなく、単なる「殺人」である。テロである。
我が国のやくざの親分も、このようなことはしない。北朝鮮は、もっとも「たちの悪い」指導者をもつ国だ。

 さて、振り返れば、同じことが繰り返されている。
 昭和三十三年(一九五八年)八月、毛沢東は、突如、金門島を砲撃した。それも、沿岸に五百門の大砲を並べて八月末まで十日あまり砲撃を続けた。
 毛沢東はその時、大躍進を号令して農作物の大増産を指示し、人民公社を設立して農民をそこにはめ込もうとしていた。しかし、その大躍進は数千万人の餓死者をだす失敗に終わる。
 後に判明するが、この毛沢東による金門島砲撃は、人民を大躍進に動員するための演出であった。毛沢東は、人民を動かすには、「戦時下」に置くしかないと考えていたのである。
 次に、文化大革命末期の、鄧小平によるベトナム出兵である。これを鄧小平は、ベトナムを懲罰すると言って行った。しかし、その目的は、文化大革命に動員された多数の若者に不満が鬱積して反政府の方向に流れるのを阻止することであった。つまり、間引きだ。
 さらに次、平成八年(一九九六年)三月、台湾での総統直接選挙に際して、江沢民は高雄沖と基隆沖にミサイルを撃ち込んだ。これは、台湾の民主化を何より恐れたからである。

 以上を思い起こしたのであるが、この度の北朝鮮の砲撃は、規模は小さく、亡くなった方にはまことに気の毒であるが、毛沢東による金門島砲撃に比べれば花火の類である。
 その動機は、中国の例と同じだ。北朝鮮の国内事情である。金門島砲撃の動機に近い。つまり、三代目首領様の襲名に人民を従わせ動員するために、戦時的緊張を作り出そうとしたのである。
 つきあってられるか、という思いである。
 従って、こちらが直ちに「報復」に移れば、相手の思うつぼである。戦時的緊張が本物になるからだ。
 但し、二代目と三代目は、襲名にうつつを抜かしているのであるから、自分の命が一番大事な輩である。従って、かつてリビアのカダフィー大佐を狙ってアメリカがピンポイントの攻撃をしたように、北朝鮮の人民に被害が出ず、誰が見ても「首領様」だけを狙ったと思われるピンポイント攻撃を準備することは意義あることである。
 
 そこで我が国は、直ちに、全世界による対北朝鮮全面的制裁体制を作り上げる行動を開始しなければならない。
 それと同時に、我が国内における北朝鮮関連の動きに対して厳戒態勢を引いて封じ込めること、北朝鮮に対する資金の流れを完全に止めること、これが必要である。朝鮮高級学校の無償化、論外である。
 そして、この制裁を、北朝鮮独裁体制が崩壊するまで続ける。
 従って、総理大臣は、直ちに、陸海空自衛隊に対して、北朝鮮体制崩壊に際しての、邦人救出の作戦策定と準備を開始するように指示しなければならない。

 それにしても、この急激な転換点の気配がする東アジア状勢において、北朝鮮シンパで、かつて拉致犯人シン・ガンスの嘆願署名をしている、もっともふさわしくない頼りない者が、我が国の総理だとは、まことに因果である。
 また、北朝鮮のあの三代目。これも若いのにぶくぶく太って走ることもできそうもない代物だ。
 この親子を見る度に、北朝鮮の人々は気の毒だと思う。
 しかし考えてみれば、北朝鮮と同様に、何の因果か菅・仙石という左翼が居座る内閣をもつ我が国民も気の毒だ。

 最後に、強調しておく。
 朝鮮半島と台湾および尖閣への中国の攻勢は、連動するのだ。
 北朝鮮の砲撃で、朝鮮半島にだけ関心を集中させて、尖閣そして東シナ海方面で油断してはならない。
 そこには、火事場泥棒がいる!

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