大阪堺市出身!国家の安全保障や国益優先の信念を貫く行動派!

日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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十月二十五日、特別攻撃隊マバラカットを飛び立つ

平成22年10月25日(月)

 十月といえば、学生時代の、二十一日の10・21国際反戦デーのデモが印象に残っている。
 確か三島由紀夫が護身用に鉄扇を持って学生デモで争乱状態となり騒擾罪が適用された新宿駅を見に行ったのが十月二十一日だったと思う。
 
 あれから幾星霜・・・、そして本日思う。十月二十五日は、六十六年前の昭和十九年、初めての神風特別攻撃隊がフィリピンのマバラカット海軍201空基地より出撃していった日であると。
 六十六年前、台湾沖航空戦とレイテ沖海戦の敗北により帝国海軍は壊滅的な打撃を受けていた。
 そのとき、第一航空艦隊司令長官の大西瀧治郎中将は、特別攻撃隊編成を発令した。
 それにより、神風特別攻撃隊、敷島隊、大和隊、朝日隊及び山桜隊が編成され、昭和十九年十月二十五日、彼らを乗せた二十四機のゼロ戦がマバラカット基地を飛び立っていった。
 その敷島隊の隊長が関行男大尉だった。享年二十三歳。
 関大尉は、「俺はKA(妻)のために行く」と言い残して飛び立って行ったという。関大尉は一人子であった。
 この攻撃で敵空母セント・ローが撃沈され、あと空母一隻が撃破、巡洋艦一隻が撃沈されている。そして、空母セント・ローを撃沈したのが関大尉だと言われている。
 関大尉らは軍神となる。本日は、関大尉の出身地である愛媛県西条市で慰霊祭があり、私の畏友も、慰霊祭に出席するためにはるばる西条市に赴いている。また昨日二十四日は、大阪護国神社で特別攻撃隊将兵の慰霊祭が行われている。

 しかし戦後、軍神は忘れられ、または無視され、昭和二十八年、学校の用務員をして生計をたてていた大尉のご母堂が孤独のうちに亡くなると、大尉に子供がなかったので関家は断絶する。
 ご母堂は、せめて息子の墓を建ててやりたい、と言い残して亡くなったという。
 昭和四十九年五月七日、フィリピン人のダニエル・ディソン氏が、マバラカットの海軍201空基地跡に「第二次世界大戦において、日本神風攻撃隊が最初に飛び立った飛行場」と刻まれた碑を建立し神風攻撃隊を顕彰したが、日本人は一人も参列していなかったという。
 また本年、ロバート・ケネディー元司法長官の息子のマクスウエル・ケネディー氏が「特攻、空母バンカーヒルと二人のカミカゼ、米軍兵士の見た沖縄特攻戦の真実」という本を出版した。
 この本は、米軍の旗艦バンカーヒルを戦闘不能に陥れた二機の零戦パイロットのことを日米の当事者への取材で克明に描く力作である。
 戦後の日本では忘れられたか、ことさら無視された時期のある神風特別攻撃隊であるが、海外では確実に語り継がれている。
 
 NHKのラジオでは、毎日朝の六時台に、「今日は何の日」という番組をしている。「○○年前の今日は、人類が初めて月の上を歩いた日です」などと解説しながら歴史的な出来事を紹介する番組だ。
 去年の一月七日の朝、駅での朝立ちの挨拶に向かう車内で「今日は何の日」を聴いていた。すると何日かの紹介のあと、「○○年前の今日は、喜劇役者のエノケンさんが亡くなった日です」とアナウンサーが言った。
 それで次は「十九年前の今日は、昭和天皇が崩御された日です」と流れてくるはずだと思って待っていたら、見事に外れた。
 NHKは、エノケンの亡くなった日は紹介しても天皇崩御の日は無視したのである。
 今朝私はラジオを聴かなかったが、NHKは、
「六十六年前の今日は、関行男大尉らの最初の特別攻撃隊が、フィリピンのマバラカット基地から出撃した日です、攻撃隊は敵空母一隻撃沈、一隻撃破、巡洋艦一隻を撃沈するという戦果をあげて散華しました」と放送したのだろうか。

 本年四月三十日の時事通信「我レ敵空母ニ突入ス、17・21」に書いたが、秋田県戦没者の顕彰を社業として実施することを会社の取締役会で決定し、以後三十七年間にわたって実行してきている秋田県のツバサ広業株式会社社長の桝谷建夫氏が、
「戦後の日本人は、物的な繁栄を求めることには熱心であるが、国難に殉じた戦没者の顕彰は殆ど顧みません。国家的な忘恩というべきでしょう」と言われるのは、まさに真実である。
 忘恩の国家に未来はない。我が国のNHKが忘恩の率先垂範をしてきたのであろうか。

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