大阪堺市出身!国家の安全保障や国益優先の信念を貫く行動派!

日本のこころを大切にする党 西村眞悟

  • 西村眞悟 Facebook
  • 西村眞悟 twitter
  • 西村眞悟 RSS
西村眞悟の時事通信
  • HOME
  • 西村眞悟の時事通信

歴史を失った者どもの選挙と再興の芽生え

平成22年6月27日(日)

 六月二十三日、車のなかで、ラジオのスイッチを入れると、衆参両院議長が沖縄で沖縄戦戦没者追悼演説をしていた。全文を聴いたわけではないが、悲惨な沖縄戦のなかで非業の死を遂げられた人々への追悼の辞を述べていたようである。この挨拶の基調は、八月十五日の全国戦没者慰霊式でも変わらないだろう。
 
 一ヶ月前の四月十九日に、エルサレムでイスラエル戦没者追悼式典に出席したが、演説をしたイスラエル国会議長は、テロリストによってガザ地区に拉致された一人の兵士の名を挙げて、彼の救出に全力をあげると宣言した。
 何故なら、イスラエルの国会議長は、戦没者は祖国と同胞を守る為に任務を尽くした恩人であるという前提で演説をしていたからである。従って、今生きる我々も、戦没者と同じように今拉致されている同胞を救うために全力を尽くすと戦没者の前で誓った。イスラエルの戦没者追悼式は、戦没者を忘れず戦没者に感謝する日である。
 
 我が国の衆議院議長と参議院議長は、共に社会党という左翼政党出身者である。彼らは、戦没者に感謝することができない者達である。従って、追悼だけに終わる。何故なら、彼らは戦没者が何のために亡くなったのかを語ることはできないからである。これに加えて、総理大臣も、彼らと同じ左翼出身者であり、戦没者が何の為に亡くなったかを語ることはできないだろう。
 従って、彼ら三人は、イスラエル国会議長のように、八月十五日に、任務を果たした戦没者の前で、横田めぐみさんや拉致被害者の救出に全力をあげると誓うこともできない。
 では、戦没者が何のために亡くなったのかを語ることができない状態とは何か。それは、歴史を失った状態そのものである。

 沖縄での衆参両院議長の歯の浮くような追悼演説を聴いてから参議院選挙が始まり四日経った今朝、これは、「歴史を失った者どもの選挙」だと思う。
 我が国の再興の為の最大の課題は、「歴史の回復」であるのに、総理大臣、衆参両議長をはじめとして「歴史を失った者ども」が選挙をしている。
 政治家の使命感は、自国の歴史を学ぶことから生まれる。しかし、我が国の戦後政治は、平穏をえるために、歴史を見つめる者を排除して、政治家の使命感が生まれる源を無視した。そして、終に、歴史を失った者どもが内閣の中枢に坐り衆参両院の議長に収まって選挙になっている。いよいよ、「亡国の戦後」も、最終段階に至った。

 そこで沖縄戦を見つめる。
 沖縄戦は、本土に対するアメリカ軍の攻撃を阻止するために、徹底して遂行された。
 アメリカ軍の戦死者は、一万二千五百二十人、負傷者は七万二千人に達した。
 我が方の人的損害は、十八万八千百三十六人といわれている。その内、民間人は九万四千人である。その民間人の戦没者のなかには、渡嘉敷島や座間見島そして沖縄本島での千名に及ぶ集団自決者がおられる。
 その戦闘終結は、六月二十三日だと思い込んだ者どもが、数日前に沖縄で追悼演説をしていたが、遊撃戦はなおも続き、最終的に第三十二連隊の連隊長が投降したのは、八月二十九日である。沖縄戦が六月二十三日に終結していないから、八月十五日まで、神風特別攻撃隊は沖縄周辺の敵艦に突撃し、宇垣纏海軍中将も八月十五日に沖縄に向けて特攻出撃したのだ。
 
 昭和二十年三月二十三日から沖縄はアメリカ軍の猛烈な空爆に曝され、四月一日にアメリカ軍は嘉手納湾に上陸を開始した。
 このアメリカ軍を地上で迎え撃った日本の第三十二軍は約三ヶ月間にわたり驚くべき粘りをみせて頑強に戦ったが、遂に軍司令官牛島満中将は、六月二十三日に摩文仁周辺の洞窟陣地で自決した。そして、爾後、遊撃戦が敢行されてゆく。
 牛島軍司令官の辞世は、
「矢弾尽き 天地染めて 散るとても 魂還り魂還りつつ 皇国護らん」である。そして、訣別に当たり次の如く指令している。
「・・・爾後各部隊は、各局地における生存者の上級者これを指揮し、最後まで敢闘し、悠久の大義に生くべし。」
 つまり、牛島軍司令官は、死ぬまで戦い抜けと命令して自決していった。まさに、沖縄戦に出撃して四月七日に轟沈した戦艦大和の生存者である吉田満海軍少尉が書き残した通り、「至烈の闘魂、至高の練度、天下に恥じざる最後なり」だ。
 
 硫黄島に続いて沖縄でも、何故ここまで戦い抜いたのか。
 それは、日本を護る為だ。
ここが分からない者に、沖縄戦の戦没者を追悼する資格はないのである。
 まず今に生きる我々がしなければならないのは、沖縄戦を戦った全ての同胞に感謝の誠を捧げることであり、祖国を護る為に徹底抗戦して「悠久の大義に生きる」英霊を讃えることである。
 しかるに、「戦後」は、この「祖国日本を護る」ということ、つまり牛島中将の求めた「大義」が消されてしまった。従って、戦没者は単なる「犠牲者」となった。
 しかし、沖縄戦の大義を顧みるならば、戦没者を「犠牲者」扱いするのは無礼である。心から感謝しなければならない。
 戦没した沖縄県民の悲しみは、戦後の日本において、何の為に死んだのか分からなくなったことにある。そして、戦後の沖縄県民の苦痛は、戦った敵のもとで生きることを余儀なくされたことである。
 迷走した鳩山内閣に続く歴史を失った菅内閣の面々を見ていると、沖縄の英霊に対する「無礼」はこれからも続くだろう。このように、戦没者に無礼を続ける国に、未来はない。
 よって、一刻も速く、このような戦後政治から脱却しなければならない。
 
 そこで、この度の参議院選挙における大阪と兵庫の二人の候補者のことを述べておきたい。まさに、我が国の「歴史の回復、名誉の回復」、即ち、戦後からの脱却を掲げた候補者である。
 二人とも、若い女性だ。
 
 一人は、兵庫県三田市の前市会議員で、たちあがれ日本から比例代表区に立候補した「三木けえ」さん。
 彼女のパンフレットを見れば明らかなように、英霊に感謝し靖国神社に参拝することが、国家再興に至る道だと第一に訴えている。彼女は高校生と中学生の二子の母だ。
 
 もう一人は、大阪選挙区に出馬した「浜野ゆきこ」さん。
 この子は、独身で普通の女の子だった。しかし、鳩山内閣以来の我が国の名誉の失墜と中国への屈服などの祖国の屈辱の情況を見て、我慢しきれなくなって靖国神社に参拝した。その時、英霊の前で参議院選挙に出馬しようと思い立った。両親もびっくりしたが、もう止められない。今、走り回っている。
 
 大阪、関西では、この二人の女性が、靖国神社を原点にして起ち上がっている。まことに貴重な、我が国家再興の芽生えだ。
 私は、この二人の女性候補を応援している。

新着記事

  • 令和2年9月14日(月)
    三方の自民党総裁選挙を観ていて、全体として、つまり、自民党の三人共通のこととして、感じたこと、思ったことを、記しておきたい。先ず第一に、習近平に率いられた中国共産党独裁政権に対する認識の甘さ。同時に……
  • 令和2年9月11日(金)
    平成二十二年九月、尖閣諸島周辺領海内で、不法に操業し、警告した我が国巡視船に体当たりを繰り返して逮捕された中国漁船船長を、菅直人首相が、「釈放しろ」とわめいて釈放した我が国の姿は、国際的に次の通り評価…
  • 令和2年9月4日(金)
    外国で、それまで全く日本を知らなかった二十歳そこそこの娘に、「天皇とは何か」を教えられたと書いた男がいる。伊藤祐靖元2等海佐(海軍中佐)だ。彼は、ミサイル護衛艦「みょうこう」の航海長の時に、海上自衛隊…
  • 令和2年8月31日(月)
    現在に生きる我々は、我らの目の黒いうちに、即ち、近い将来、中国共産党独裁体制(中共)の崩壊を見る。これが我が日本の、人類に対する文明論的使命である。振り返れば、二十九年前の一九九一年、共産党独裁国家ソ…
  • 令和2年8月7日(金)
    横田滋さんが、六月五日に帰天されてから、三ヶ月が経ち、お盆の八月になっている。 横田滋さんを偲び、妻の早紀江さんとともに日本を救った瞬間を確認するその間、度々、横田滋さんと妻の早紀江さんの歩み、娘のめ…

アーカイブ