大阪堺市出身!国家の安全保障や国益優先の信念を貫く行動派!

日本のこころを大切にする党 西村眞悟

  • 西村眞悟 Facebook
  • 西村眞悟 twitter
  • 西村眞悟 RSS
西村眞悟の時事通信
  • HOME
  • 西村眞悟の時事通信

民主党と菅内閣の詐術

平成22年6月5日(土)

 本日朝刊は、菅氏が新首相にと報じている。
 現時点で菅氏は未だ天皇から首相に任命されていない。従って、今の日本国首相は、未だあの御仁である。
 その菅氏の人事の方針は「小沢傀儡からの脱却」であるという。つまり今の菅氏をはじめとする民主党執行部は、鳩山内閣を小沢の傀儡内閣と位置づけている。
 その通りならば、未だ鳩山内閣の副総理兼閣僚である菅氏自身も、小沢の傀儡だということになる。では、小沢傀儡からの脱却を唱える菅氏にとって脱却すべき対象は自分ではないか。
 よってまず、菅さんよ、自分を排除せよ。
 これは、論理が巡り巡って自分に帰ってきたという例である。
 従って、この菅氏の方針とする小沢脱却論は、虚偽まぼろしである。人心刷新というレッテルの詐欺によって支持率回復を狙ったものにすぎない。

 何故、このような詐欺に引っかかって何かが新しくなるように思い込まされるのか。
 その前提には、小沢氏が「御輿を担ぐ人」だという錯覚がある。この錯覚によって、鳩山総理を担いでいたのは小沢氏であり、小沢氏が担ぐ立場を離れると、新しい菅体制が出来上がると思い込むことになる。
 
 しかし、はっきりという。小沢氏とは実は「担ぐ人」ではなく「担がれる人」なのだ。
 では、小沢氏は、今何に担がれているのか。それは戦後という時代で利得している左翼思想と左翼組織である。さらに、その戦後左翼と結びついた外国の党はっきり言うと中国共産党である。
 つまり、小沢氏は、戦前は「国際共産主義運動(コミンテルン)」と云われた戦後勢力に担がれている。
 この戦後勢力は、アメリカの核実験には抗議しても中国の核実験には抗議もしない。民主主義と人権と自由の信奉者を自任しているが、北朝鮮に拉致された最も人権を侵害されている国民の救出など考えたこともないし、最も非民主的な北朝鮮と中国に共感している。沖縄のアメリカ軍基地には反対だがその付近の海域を中国の軍艦が傍若無人に遊弋してもいいと思っている。
 さらに我が国の近代の歩みを悪を為した歴史だと思い込んでいるので、我が国の歴史と伝統を卑下して、自由と人権の名の下に外国人に参政権を与え、夫婦は別姓とする。
 この勢力に小沢一郎は担がれてきて選挙で勝つコツをつかみ、与党となって、希に見る無能な総理、鳩山氏のもとで幹事長として実質総理を自認していたのである。各業界の人から聞くと、今までの政府への陳情は全て小沢室を通せとなっていた。小沢氏の云う「政治主導」とは「一党主導であり」、「小沢個人主導」の独裁のことであった。

 他方、菅という人は、今まで何処に生息していたのか。それは、正真正銘、左翼世界そのものに彼はいた。
 
 そこで、小沢一郎氏が与党幹事長から出ていって、菅氏が首相になるということはどういうことになるのか。
 戦後利得勢力・左翼そのものが、直接首相の座に登場してくることを意味する。
 従って、この事態は、社会党の委員長を自民党が担いだので、はじめから種の開いた村山富市内閣より、さらにたちが悪い「左翼が担ぐ左翼内閣」が誕生するということを意味するのだ。
 
 従って、小沢一郎氏の存在を過大評価して、彼の抜けたあとでは何か新しくなると期待してはならない。
 御輿の上は軽くてパーがいい、と小沢氏が云ったのか云わなかったのか知らないが、こう云ったというイメージがあるので、御輿を担う小沢氏の個性で政治が動くような錯覚があるが、小沢氏は担がれる人であり、貫く政治理念というものはない。
 小沢氏こそ、自分を担ぐものにあわせて政策も自由自在に変えてきたのだ。
 これが小沢氏の政治的歩みである。
 この小沢氏の歩みをここで詳しく述べないが、その都度その都度、ころころと方針を変えることでは一貫しているのが小沢氏である。福田内閣での「大連立」の次には麻生内閣での「政権交代」というように。

 こんどの民主党の人事は、内閣と党が自民党田中派出身者から社民系出身者に交代するということに過ぎない。小沢氏を担いできたものの本体は何ら変わっていない。
 むしろ、詐術が成功すれば、前よりより露骨に攻勢にでるチャンスを窺っている。外国人参政権など、油断はできない。
 
 また、夏の参議院選挙後どうなるのか。
 結果次第では、また組み合わせの詐術が起こる。
 何しろ、その場その場にあわせて、つまり、担いでくれるところに合わせて、くるくる変わることでは一貫している御仁が、暇になっているのだ。その御仁は、つい一年前には「大連立」がだめになって泣いていたことを思い出して欲しい。
 
 結局、何故、こういうバカな詐術が通用するのかと云えば、「戦後体制」に於いては、国防と外交に無関心でも政治家はやっていけることを保障されているからだ。戦後体制では、むしろ、国防と外交に関して直言すれば政治家を保障されない。
 従って、この「戦後体制」を脱却しなければ、国民はいつまで経っても小沢流政治手法、左翼的人権思想に惑わされ続けることになる。
 小沢さんや菅さんは、この脱却すべき、戦後利得派に属する人である。
 そして、心ある国民は、既に戦後体制からの脱却を果たしている。
 
 最後に、鳩山由紀夫氏も戦後体制の人であるが、普天間基地移転問題において、自分が育った戦後体制では見えなかった国防と外交の壁に知らないうちにぶつかり潰れた貴重な人である。
 このことは、現在の政治を戦後体制から脱却させるための、良き教訓である。
 これは、彼が身を以て残した功績である。

新着記事

  • 令和2年7月1日(水)
    本日、七月一日、中共の立法機関?!「全国人民代表大会常務委員会」が、「香港国家安全法」を全会一致で可決して、香港の人々の中国共産党独裁政権に対する批判的な言動が「犯罪」となることになった。これは立法で…
  • 令和2年6月19日(金)
    本日六月十八日の産経新聞朝刊の「正論」に田久保忠衛先生が、「塚本元委員長と日本の安全保障」を書かれ、五月二十日に亡くなった塚本三郎元民社党委員長の歩みと、功績と、思想と民社党の志と、戦いと、存在意義を…
  • 令和2年6月5日(金)
    総理大臣の安倍晋三君は、すこし奇妙に思うのだが、ロシアのプーチン大統領と親しく、中共の習近平主席にご執心のようだ。彼は、プーチンをウラジーミルと呼び、ウラジーミルからシンゾーと呼ばれながら、何回も何回…
  • 令和2年5月29日(金)
    武漢ウイルスの世界的な蔓延が始まっているなかで令和二年を迎え、我が国にもそれが蔓延してから、瞬く間に六月を迎えている。この中国の武漢を発源地とするウイルスは、感染しても潜伏期間が長く、発症しなくともそ…
  • 令和2年5月16日(土)
    後になって振り返れば、一定の目的に向かって行われた行動によって、その目的通りの結果をもたらしたように見えるが、実は、その時、そんな目的はなく、偶然にその結果がもたらされた、ということがある。サッカーを…

アーカイブ