大阪堺市出身!国家の安全保障や国益優先の信念を貫く行動派!

日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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西村眞悟の時事通信
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中国海軍の動向と北朝鮮のミサイル発射を忘れている

平成22年2月24日(水)

 二月に入って、遙か南の海の我が国捕鯨船に対するシーシェパードの攻撃を書き、次にシドニー湾で散華した肥後国菊池一族の軍神松尾敬宇中佐のこと、さらに、南西海域方面に睨みをきかす「航騎鎮西」を掲げる西部方面航空隊のことを書いてきた。

 従って当然に、鳩山君の「友愛の海」はどうなっているのかと点検せざるを得ない。ここはまさに我が国の脚下である。
 すると、改めて分かるのは、南の捕鯨船がシーシェパードによって受けている圧力以上の圧迫が、中国と北朝鮮によって、まさに「友愛の海」に生み出されているということである。
 昨年の春の終わり夏の初めの頃から始まった、
「生活第一」と「政権交代」のええじゃないか騒動という膜によって、驚くべきことに、現在に至るまで視界から閉ざされたこの現実を改めて見つめよう。
 
 北朝鮮は、昨年四月五日に我が国上空にミサイルを発射した。我が国の麻生内閣は、北朝鮮のミサイル発射の事前情報に基づき、日本海にイージス艦を出動させ各所にパトリオットを配備して迎撃態勢をとった。国土にミサイルが発射されれば、打ち落とす為である。
 四月五日に北朝鮮が発射したミサイルは、我が国領域を飛び越えて太平洋に落下したが、この発射によって、北朝鮮では我が国や韓国に向けた核弾頭を搭載したミサイルが完成間近の段階であることが分かる。
 我が国と我が国周辺海域は、北朝鮮の核弾頭ミサイルを含むミサイル攻撃の完全なる射程内に入っているのだ。
 なお、このミサイル発射は、米軍の早期警戒衛星が探知し、次に我が国のイージス艦が探知した。
 従って課題は、我が国の早期探知能力の向上である。高性能の停止衛星による探知能力向上と迎撃ミサイルの能力向上が、国民の「いのちを守りたい」のならどうしても必要である。

 次に、中国軍の動向であるが、既に日本や台湾に対する千発以上の短・中距離ミサイルは実戦配備されている。
 それに加えて、中国海軍の情況は、日本周辺海域を「中国の海」として「制圧」しつつあると言える。
 二〇〇四年には「漢」級原子力潜水艦が我が国の宮古島周辺の領海を無通告で潜水したまま通行した。これは明らかに国際法違反である。
 また、一昨年十月、中国海軍の大型軍艦四隻が、日本海を北上して津軽海峡を抜けて太平洋に出てから、東京沖まで南下して西に進路をとって沖縄本島と宮古島の間を西に抜けた。ぐるりと日本列島を周回したわけである。さらに、昨年の我が国の総選挙中には、中国海軍艦艇は、我が国の沖縄東方海域と沖ノ鳥島周辺海域で軍事演習を行っていたようだ。
 日中間では、お互いに相手方のEEZ(排他的経済水域)に艦船が入るには、事前に通告し合う取り決めがある。しかし、日本側は其の取り決めを律儀に守っているが、中国はいつも取り決めを無視して守らない。尖閣諸島周辺と同様、「ここは中国の海だ」と態度で示しているのである。
 
 中国は、国防圏として勝手に日本列島、沖縄、台湾、フィリピンを結ぶ「第一列島防衛線」を設定して中国の聖域にしつつある。そしてさらに、東経一五〇度に沿った千島から小笠原、マリアナ、ニューギニアに抜けるラインを「第二列島防衛線」として設定して内側の聖域を守ろうとしている。
 その為に、海軍力を急速に増強して、二〇一二年にはロシアから購入した空母ワリヤークを就航させ、二〇二〇年には新しい空母二隻を自力で建造して就航させる計画であるという。つまり、空母三隻体制の機動部隊によって、第一次列島防衛線はもちろん第二次列島防衛線まで中国の海としようとしている。
 そして、既に其の時には、台湾を完全に呑み込んでいるつもりだろう。

 これが、我が国周辺海域、つまり鳩山君の言う「友愛の海」という海域の現状である。
 「いのちを守りたい、いのちを守りたい」のならどうする!
 この現実に目をつぶって言う「いのちを守りたい」は、うわごとだ。
 今こそ、「生活第一」の選挙騒動で忘れられ、鳩山政治が見つめようとしない周辺海域の此の現状に対処すべき時である。中国共産党の野望は、急速に露骨になってきている。特に、中国共産党は、台湾に国民党の馬英九政権が生まれ、続いて日本に鳩山・小沢の民主党・社民党の政権が生まれた今、チャンス到来だと思っている。従って、ポイント・オブ・ノーリターンの地点が迫っている。早く断を下さないと間に合わなくなる。
 どう対処するのか。
 自明のことではないか。
 我が国は、東アジアにおいて、断じて「力の空白」を造ってはならない。その為に、沖縄の普天間基地移転問題に関して、速やかに既に決まった日米合意を実行に移さねばならない。
 同時に、我が国の軍備、特に、海・空軍の軍備を早急に増強することである。
 原子力潜水艦の保有と空母機動部隊の創設は政治の急務である。
 それと同時に、日本人の誇りを取り戻し、現状に目をつぶって平和のうわごとを言う政治つまり中国共産党に媚びへつらう政治を掃蕩せねばならない。
 我が国に今必要なのは独立自尊の精神と祖国への愛の甦りだ。
 これこそ、大和魂復活による日本再興である。

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