大阪堺市出身!国家の安全保障や国益優先の信念を貫く行動派!

日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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インド洋、台湾海峡から東シナ海、そしてアンタッチャブル

平成22年1月22日(金)

 砂の上に家を建てるとどうなるか。地盤の砂が流れて家が傾きそのうちに倒れる。波の打ち寄せる浜辺に立っていると、波が足下の砂を流し続けていく。これと同じだ。
 今、我が国の状況を思うとき、砂の上に建てた家のように基盤が流れ去っているのではないかという恐怖に似た思いにかられる。しかし、今、家の中で騒いでいる連中は気付いていない。

 今の政府与党は、家の中で改革やオバマを真似たチェーンジを叫んでいる。しかし、そのやっていることは、家の基盤を砂にして流しているだけではないか。つまり、日本という家を傾けている。小さなことに熱中して国益を忘れるという大変なことをしている。
 例えば、与党は全党上げて、幹事長に忠勤を誓い国家権力の横暴と戦うという「党大会」をしたが、開いた口が塞がらない。
 今、学生に聞いても誰に聞いても、不況だという。この原因は何か。一年前に日比谷の「派遣村」で大騒ぎをしたのなら、景気に敏感なはずなのに、その議論を党大会で何故しない。
 昨年秋以来の予算の執行停止と体育館での予算の「仕分け」が、今の不況深刻化の元凶である。デフレの時に金の流れを止める馬鹿が何処にいる。
 また、国家存立に係わる外交の分野において、岡田外相は、すでに日米双方の責任者が認めて決着のついている「核持ち込みの密約」の古文書探求に偏執的に熱中している。
 これらの例は、全て家の土台に関心のない、つまり、最も政治家にふさわしくない者達の行状の一部である。

 政府与党の馬鹿さ加減と無能ぶりと室内の騒ぎについて書き始めればきりがない。
 そこで、ここでは、我が国の海洋国家としての観点から、再びシーレーンのプレゼンスについて指摘しておきたい。
 これこそ、家の土台の部分であり、真の政治の領域といえる。そして、今空白の領域。

 鳩山内閣と民主党、結局は、小沢幹事長とそれに追随する鳩山総理が、我が国のインド洋における多国籍海軍に対する洋上補給活動という国際的役割を棄てたことを忘れてはならない。
 我が国は、世界がGWOT(Globl War On Terrorism)と呼ぶ「テロとの世界戦争」の恩恵を多く受けているのに、その国際的職責を棄てたのである。
 また、この二人は、中国にしか関心を示さず、我が国を中国に追随させる結果をもたらしつつある。
 つまりこれは、我が国の「台湾放棄」である。
 さらに、鳩山総理は、尖閣から沖縄を狙う中共に対して、「東アジア共同体」を提唱するとともに、東シナ海を「友愛の海」にしようと提案した。
 
「政権交代」以来のこれら一連の動きのベクトルは、全て、我が国の存立基盤を流し去るという同じ方向に向かっている。
 後世、中国共産党は、対日工作活動のこの五ヶ月の「功績」を讃るであろう。それとともに、鳩山内閣と与党民主党は、実は中共の傀儡だったと発表することになる。最も、後世に、中国共産党の国家があればの話だが。
 
 しかし、別に後世でなくとも、産経新聞が百聞は一見に如かずと掲載した小沢訪中団と中国共産党首脳の集合写真を見たら、明らかに田舎のお上りさんの北京詣でであり、既に今、我が国政府与党は中共の傀儡であるとみなされる。また私が、幹事長の北京伺候に随行した民主党議員から聞き取った訪問の実態は、まさに属国の議員の北京詣でだった。
 そこで、この写真の状況を脳裏に留めながら、我が国の一月十五日を限りとするインド洋撤退の後に、中国海軍が我が国に代わってインド洋での補給活動にはいるという事態を考えるとどういう推測が合理的か。
 
 北京の在日本「人民解放軍司令官」は、中共にあとを譲るために、我が国のインド洋におけるプレゼンスを棄てた。
 少なくとも、彼は、我が国がインド洋から去った後、中国海軍がインド洋に我が国に変わって直ちに入るということを聞かされて知っていた。
 日本国外務大臣が、如何なる謀略が隠されているか興味をもって捜索すべきは、昔の「日米密約」ではなく、今の在日本人民解放軍司令官の北京訪問のカラクリと中共首脳との密談内容ではなかろうか。

 しこうして、インド洋、台湾海峡、東シナ海では、日本のプレゼンスは掃蕩されて、「友愛の海」つまり「中国の海」に化しつつある。
 これは、我が国家にとって、何を意味するか。
 国家存立の基盤を、中国共産党に握られることを意味する。
この東西一万キロに及ぶ海域は、我が国のシーレーンであり、存立の基盤である。そして、我が国は、鳩山内閣になってから、急速に、この海域の平穏を確保することができる力とプレゼンスを失いつつある。正確には、この傀儡政権がプレゼンスをどぶに棄てている。

 この事態は世界に何をもたらすか。言うまでもない。不安定要因の増大である。これは、歴史を知る者にとって自明のことである。
 分かりやすく言えば、中国海軍がこの我が国のシーレーンを押さえれば、中共は、この海域を通って我が国に来る石油を遅らせて値段を高騰させることもできるしストップすることもできる。
 こうなれば、我が国経済は、崩壊して、二千万人の失業者が生み出される。二千万人の失業者が出る事態に我々は耐えられるであろうか。
 これは、我が国家の安泰と平和への道ではない。
 我が国が、何処に追い込まれていくか、明らかであろう。
 
 従って、今起こりつつあることが、我が国にとって最も危険なことなのだ。そして、それを小沢幹事長と鳩山総理は、
「友愛」の名のもとに実施している。
 前にも書いたが、「地獄への道は善意で舗装されている」。
そこに「友愛」も付け加えねばならない。

 さて、相変わらず国内のマスコミ報道は小沢疑惑一色である。この靴の裏から痒いところを掻いているよう状況はあまり健康上よろしくない。
 そこで、この気分を転換するために、次の映画を観ていただきたく提案する。
 
 一九八七年のアメリカ映画、「アンタッチャブル」
 
 この映画は、アメリカの禁酒時代、シカゴを金とテロと報復の恐怖で支配するアル・カポネ(ロバート・デニーロ)と対峙して追い詰めてゆくエリオット・ネス(ケビン・コスナー)と刑事(ショーン・コネリー)ら四人の物語。
 エリオット・ネスらは、このシカゴの闇の帝王アル・カポネを小さな脱税容疑で追い詰めてゆく。
 しかし、カポネは、シカゴの政界をはじめ警察も陪審員も裁判官も買収していて自信たっぷりでふんぞり返り、行動するときは、いつも取り巻きに囲まれて動いている。
 最後は、史実通り、エリオット・ネスらの命を賭けた執念が実るのであるが、この映画において想定されているカポネの金と恐怖で支配する構造は、非常に参考になる。
 特に、カポネの言動と追随する仲間達の所作は、二重写しのようにシカゴから遠く離れた今の日本の永田町や赤坂周辺を映し出しているように思えて仕方がない。
 つまり、映画の中のカポネとその取り巻きは、誰かにそっくりなのだ。

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