大阪堺市出身!国家の安全保障や国益優先の信念を貫く行動派!

日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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西村眞悟の時事通信
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成人の日と国民の義務

平成22年1月12日(火)

 昨日は、成人の日。早朝、国旗「日の丸」を玄関に掲げた。
 しかし「成人の日」を実感したのは、夜九時頃、仁徳天皇陵近くの大きな焼肉店の前を散歩した時だった。
 若い男女が五、六十名、かたまりになってわいわいやっている。近づくと皆酔っぱらっている。歩道に寝ている者もいる。各所に吐いたげろがある。警察官も集まってきて交通整理をしている。彼らは、今焼き肉屋で酒をしこたま飲み、店の外に出てきたところだった。
 そして、彼らは新成人で、警察官の前でおおぴらに初めて酒をがぶがぶ飲んで、わいわいやっているんだと分かった。

 そして、一夜明けて本日朝、新聞の一面には、
「外国人参政権法案 政府 通常国会提出へ」という見出しだ。
 この見出しを見て、脈絡はないが、昨日の焼き肉屋の前の状況を思い出した。何故だろうと自問する。
 両者とも、「国民の義務」という観念が欠落したなかでの動きではないだろうか。

 成人式は、昔、武士の子が成人になったことを示す元服に由来すると思う。これで戦場に出ることになる。つまり、一国、一家を守る為に二本の刀を腰に差す武士となる。
 この元服におけるけじめを、その由来通りに現在の成人式に甦らせれば、二十歳となった者は、「国防の義務」を担いそれを実践する国民になる、ということだ。
「成人、おめでとう。これで一人前の国民になった。何故なら、選挙で国や郷里のあり方や行く末の決定に参加し、いざというときには、直ちに国を守るために銃をとることになるからだ」
 この由来通りの意義を形に表す成人式の式次第とは、イスラエルがユダヤ人玉砕の地であるマッサダの丘で入隊する新兵にしている儀式と同じになる。
 つまり、若者の右手に銃を持たせて国旗日の丸に向かい国家への忠誠を誓わせるということになる(我が国では、武士の魂である日本刀でもよいが)。
 
 そこで、今朝、産経新聞一面に報道されている外国人参政権付与の動きであるが、この動きには、日本の国家と共同体は、誰が運用し、誰が守るのか、運用する者と守る者とは不可分一体であるという観念が欠落しているのである。
 つまり、国民のもつ参政権と国防の義務は、不可分一体なのだ。わが日本においてその不可分の権利と義務を有する者こそ、日本国民である。
 この日本国民が育たなければ、日本の存続はあり得ない。そして、成人の日、成人式とは、まさにこの不可分一体の権利と義務を有する日本国民が育ったことを祝う日である。
 ところが、昨日の成人の日の情景と、今朝の新聞の見出しは、ともに、権利と不可分である国民の義務を欠落させた結果現れてきたものなのだ。
 国防の任務のない者に参政権はない。

 さて、我が国周辺諸国はどうしているか、ここを注視しなければならない。欧米世界の趨勢は、徴兵制廃止による志願兵制への切り替えであるが、我が国周辺では、以下の通り、全て徴兵制を堅持している。
 韓国は陸軍二十四ヶ月、海軍二十六ヶ月、空軍二十七ヶ月の徴兵。台湾は十六ヶ月の徴兵。
 中国は二十四ヶ月の徴兵。北朝鮮は陸軍五年から十二年、海軍五年から十年、空軍三年から四年の徴兵。ロシアは十二ヶ月から二十四ヶ月の志願・徴兵の併用。
 欧米でもドイツは九ヶ月の徴兵を維持。スイスは「国民皆兵」でイスラエルは全国民臨戦態勢。
 また、欧米諸国が志願兵制に切り替えたといっても、有事にはいつでも徴兵制を実施できる体制を堅持した上での切り替えなのである。

 外国人参政権付与を推進し昨日は成人式で祝辞を述べていた我が国の為政者、政治家、そして、昨夜はお巡りさんの前で堂々と酒を飲んで騒いでいた新成人まで、共通して欠落しているのは、国家は如何にして守られるかという観念だ。
 その中で、最も強く、万死に値すると責められるべきは、あの中国共産党に東シナ海を「友愛の海」にしようとか言ったやつと、同じく中国共産党に「僕は人民解放軍の野戦部隊の司令官です」と言ったやつだ。

 我が国周辺諸国の二十歳の若者は、それぞれ徴兵の努めを果たしている。この差は、いざとなれば出てくる。
 成人の日に際して思うべきは、我が国危うしである。
 一昨年四月二十六日の、北京オリンピック聖火リレーの長野市は、約四千名の「中国人留学生」の組織的行動で制圧された。この事態は、彼らのもつ徴兵制と人民解放軍の存在と決して無縁ではない。

 私は、現在の学制を維持するという前提であっても、大学卒業予定年齢までの間に、十二ヶ月間の「国民の義務」遂行能力育成のための教育訓練期間を設けるべきと考えている。この間、全若者は合宿して軍事訓練、農作業、森林作業、介護活動に従事し、我が国の古典を徹底的に学ぶ。
 この体制ができるまでに、いち早く実施すべきは、学校の教師の資格は、自衛隊で二年間教育を受けた者に付与する、これである。まず、現在自衛官である者に、教員資格を与える。
 国民の義務である国防、この任務を自らの体で実感していない者に、どうして国家の存立に係わる子どもの教育を委ねることができるのか。
 教育の改革は議論されて久しいが、いざとなれば「国防を担い国家と同胞と家族を守る国民」を如何にして育てるのか、という観点を欠落させた教育改革は、時間と税金の無駄だ。昨夜の、焼き肉屋の前の成人式を続けるだけだ。

 さて、昨日編集子に確認したが、雑誌「正論」の来月号では、小沢一郎退場勧告の為の特集を組むという。
 昨日確認したのは、これから小沢民主党幹事長が、魔王になっても、はたまた、逮捕されても、特集は予定通り組むかということだった。
 答えは、組むという。よって昨日、原稿用紙三十五枚になった原稿を「正論」に送信した。
 昨年末、「正論」から小沢論を頼まれた。書き始めると、義憤に駆られて二十枚の予定が三十五枚になってしまった。
 結論を明確に述べた。
 「小沢一郎民主党幹事長は、日本の敵だ」と。
 詳しくは、「正論」の次号を読まれたし。

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