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日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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あっぱれ、陸上自衛隊歩兵第三十七連隊の参拝

平成22年1月5日(火)

 昨四日の朝、信太山駐屯地の歩兵第三十七連隊の広報に電話して尋ねた(防衛省では普通科連隊というのだが、普通科とは歩兵のこと)。
「部隊は、大阪市内に行軍に出ると聞いたが、何時でるのか」
「もう出発している」
「目的地は」
「住之江公園です」
「何人でたのか」
「連隊が全部でている」
「鉄砲を担いで行軍しているか」
「え、いや、鉄砲は担いでおりません」

 これで分かった。歩兵第三十七連隊は、連隊長大庭秀昭大佐以下八百余人、午前六時四十五分、駐屯地を大阪護国神社に向けて徒歩で出発したのだ。住之江公園には大阪護国神社がある。
 信太山から護国神社までは、距離十五キロほどで、十一時過ぎには全部隊が住之江公園に到着予定という。
 そこで、予定を変更した。お役所の新年互礼会よりも護国神社に行くことにした。その時、十一時前。

 護国神社に近づくと、海よりの歩道を迷彩服の兵隊姿の若者が続々と歩いている。要所ごとに警察官がでて交通整理をしている。軍隊が警察に守られて行軍するのもけったいだなー、と思いながら神社に着き、柳沢宮司に挨拶する。そして、部隊が集まる神社の背後にある公園に行った。
 公園の森の入り口には、連隊旗を持つ兵がおり、その前で半袖服の大庭連隊長が大きなリュックを担いだままで到着してくる部隊を「ご苦労」と迎えていた。

 公園の入り口に、十数名の雰囲気の違う人が集まって到着する隊員達を見ていた。
 警備の警察に聴くと、憲法九条の会や自衛隊違憲を叫ぶ連中だという。「そうか、今の与党の連中だな」と言いつつ、連隊長や警察の気苦労が分かった。
 こういう一握りの連中と防衛省内局の為に、号令の下に部隊として護国神社に参拝することができず、行軍の目的地を護国神社と言えずに住之江公園と言わざるを得ないのだ。
 既に明らかなように、自衛隊を軍隊にしてはならないという戦後の狂った思い込みを存在理由としてしがみつく防衛省内局は、日本は良い国だという田母神航空幕僚長の首を切り、日本は悪い国だという村山富市談話を自衛隊公式史観として部隊に強制しているのだ。防衛省内局は、憲法九条の会よりたちが悪い。

 この中で、よくぞ連隊長、正月の四日、「住之江公園」に向けて行軍をしてくれたものだ。
 到着した隊員達は、休憩と自由行動を与えられたらしく、鳥居をくぐって神社境内に向かって三々五々進んでいる。
 鳥居から出てくる隊員に、「参拝したか」と聞くと、
「はい!」という答えが返ってきた。
 私も参拝した。
 そして、柳沢宮司と話す。宮司は言う。
「三十七連隊の護国神社参拝は、戦後初めてです。英霊が喜んでおられます。どんなに喜んでおられるか。
 先代の宮司、私の父の属した部隊は、南方で全滅しました。生き残った父は、戦後は、戦友とともに亡くした命と思い、誠心誠意、宮司を勤めていました」
 宮司が見せてくれた戦前の写真には、護国神社の境内一杯に銃を担って整列した部隊の姿があった。私は言った。
「三十七連隊が、このように整列して祖国防衛を誓い護国神社に参拝するときが、戦後が終わったときです」

 四日同日、鳩山総理大臣が、伊勢神宮を参拝していた。
自衛隊第三十七連隊の参拝に比ぶれば、この総理の参拝は、何の意義もない。
 神社を後にするとき、寒風に半袖、笑顔の連隊長に挨拶する。

 なお、大正八年に大阪和歌山の郷土部隊として創設された信太山に駐屯する、陸上自衛隊歩兵第三十七連隊は、日清日露を戦った帝国陸軍の三十七連隊のナンバーをそのまま踏襲した郷土の連隊で、大阪で唯一の実戦即応部隊である。
 従って、同連隊が大阪、和歌山、奈良などの市内や郊外をくまなく行軍することは、都市防衛のみならず、災害の際の任務遂行のため必要なことである。
 この度の行軍を実施された大庭連隊長に感謝して敬意を表し、同連隊の、正月四日の護国神社までの行軍が恒例となり、銃を担った徒歩行軍となることを願う。

 ところで、せっかくだから、昨日四日の、総理大臣についてコメントしておきたい。
 信太山の第三十七連隊のみならず、全国各地の自衛隊の若者達が、国防のため昨四日も体を動かし、その任務を果たしている。
 これに比べ、鳩山氏は、国防のことを考えずに総理を続けている。
 昨年の観艦式には欠席するという最高指揮官としてあるまじき所為、実にあるまじき所為、サボタージュに及んでいる。
 そして、普天間基地移設問題という日米同盟にとって重要な案件に関してサボタージュを続けて年を越している。この不作為によって、我が国は危機に直面する。しかし、この夫婦には自覚がない。責任感もない。
 従って昨日、総理大臣として、何を誓いに、何を決意して、伊勢神宮に参拝したのか。ただ、チャーチルが、第一次世界大戦後のイギリス政界の高位の政治家について語った次の言葉が一番ぴったり当てはまるだけである。
 言っておくが、チャーチルは、評論家ではない。次に述べたこのような者達が政治の舵を取っていたが故に、国家を危機に陥れ起こらなくて済ませたはずの第二次世界大戦を勃発せしめたと言っているのである。
チャーチルは言う。彼、鳩山氏は、
「考える能力がないのか、素人なのか、はたまた世の中がまるで見えていないのか・・・。
 何も決定しないことを決定し、優柔不断でいることを決意し、成り行き任せにするということでは断固としており、変心しやすいという点では頑固であり、全力を挙げて無能であろうとする」
総理大臣である。

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