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日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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西村眞悟の時事通信
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読み返す宇佐八幡神託

平成21年10月23日(金)

 夏の初め、大阪の八尾に平沼赳夫先生が三宅博さんの応援に来られたとき、
「八尾は河内の国の中心で、今も弓削という地名があり、そこが弓削の道鏡の出身地です」と言うと、平沼先生は「私の岡山は、和気清麻呂の出身地です」と言われた。
 和気清麻呂の出身地から弓削の道鏡の出身地に応援に来られるご縁を不思議に思うと共に、我が国の遠い昔の話(歴史)だと思っていたことが、実は隣近所で行われていた話であるかのように身近に感じたのだった。
 
 西暦769年、称德天皇の寵愛を受けて皇位を狙う弓削の道鏡に対し、和気清麻呂がその野望を否定する宇佐八幡の神託を持ち帰った。
 その結果、和気清麻呂は、「和気穢麿(きたなまろ)」と名前を変えられて南九州の大隅に流される。しかし、短期間で復帰し、今度は弓削の道鏡が左遷される。
 そして、皇位は宇佐八幡の神託の通り、現在に至るも維持されている。

 十月十七日、十八日そして、二十一日と国を憂うる同志の集会で、話をする機会があった。十七日は、東京の砂防会館で、チャンネル桜主催の「救国集会」で、十八日は、滋賀県長浜市で湖北の国士・真人が集う会で、二十一日は、東京のサンケイプラザでの「正論を聞く集い」。
 
 中川昭一さんの帰天以来、さらに御霊の不滅を思うようになった私は、太古から日本人の心に一貫して流れ伝えられてきた確信を指摘して話を始めたいと思うようになった。
 先ず、是を押さえておかなければ、今、戦後憲法体制の行き着く中で話題に上る政治的事象を整理することができないと思うからだ。
 例えば、東アジア共同体、外国人参政権問題、憲法改正問題、等々に対して、「我が国の歴史を貫く基本的な確信」が意識されないならば、如何に対処すべきかの根本方針が立てられず、ずるずると左翼および近隣諸国の意向に引き摺られて仕舞いかねない。是に原則なく流されるということは、「日本」が、気がつけば、一夜明ければ、「民主主義人民共和国」になっているということだ。

 そこで、この頃、私は、話のなかで、宇佐八幡の神託と神皇正統記の冒頭の一節を音読することにしている。

 宇佐八幡神託
「我が国、開闢以来、君臣の分定まれり。臣をもって君となすこと、未だこれ有らざるなり。天津日嗣は必ず皇胤を立つ。無道の人はよろしく迅に掃蕩すべし。」
 神皇正統記
「大日本は神国なり。天祖始めて基を開き、日神長く統を伝へ給ふ。我が国のみ此事あり。異朝には其類無し。」

 宇佐八幡の神託を持ち帰った和気清麻呂は八世紀の人、神皇正統記を書いた北畠親房は十四世紀の人。六百年の時代を経て同じ心的確信を述べている。そしてまた六百年、我々は二十世紀と二十一世紀に生きる。
 また、八世紀の神託の時点で、我が国が何時始まったかは既に時点を特定できない神話の領域にあり、それを「開闢」という言葉で表現している。
 よって、我が国は遙か太古から、宇佐八幡の神託に現れた姿の国として一貫しており、当然に北畠親房がいう独自性を保持してきて現在に至る、まことにありがたい国である。

 私は、仁徳天皇陵の近くに住むので、よく参拝する。その時、ふと、この仁徳天皇の陵に参拝することは、遙かこの天皇の御代に生きた私自身の先祖に参拝することになるのだと思った。そして、次の教育勅語の一節にありがたく合点がいった。
「是の如きは独り朕が忠良の臣民たるのみならず、又以て爾祖先の遺風を顕彰するに足らん。」

 太古より天皇を戴く日本人は、まことに幸せである。
 このような幸せを味わえる国民は、日本以外にない。
 十月には皇后陛下のお誕生日がある。そして、ご即位二十周年の記念日を迎える。私は、大阪でその日をお祝し、提灯行列に参加するつもりである。

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