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日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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秋の日の雑感、と、「予告された殺人の記録」

平成21年10月11日(日)

 本日十一日の、産経新聞朝刊の見出しを見て笑った。
「鳩山首相 『友愛の東シナ海に』
      日中首脳会談 具体的進展なし 」
 やれやれ、こちらもノーベル平和賞に値する友愛外交だ。
そして・・・見出しは言う「具体的進展なし」と。
 
 片やアメリカの大統領、バラク・フセイン・オバマ氏。
 核廃絶演説で、ノーベル平和賞を受賞することになった。
思わず、韓国大統領の金大中氏がノーベル平和賞をもらった時の感想が甦った。・・・曰く、「犬も笑う」

 本日は、早朝、道友とともに、仁徳天皇陵正面横の公衆便所の掃除をした。月一回、行っている。
 便所のタイルを石けんでこすっていると、息切れがしてきた。改めて掃除には体力を要することを実感すると共に、お寺の坊さんが、座禅をする毎日であるにもかかわらず、健康なのは、毎日掃除をしているからだと思い至った。
 掃除は大切だ。足下の掃除ができない者が、どうして人様の為に仕事ができようか。

 さて、先の時事通信で、民社党の委員長をした親分肌の春日一幸さんが、選挙になればいつも北海道の中川一郎さんの応援に行ったことを書いた。
 春日さんは、「中川一郎は日本に必要な男だ」と考えていたからである。
 政治家が日本は如何なる国でなければならないのかという観点から政治に臨むならば、既存の党派の枠を越えて国家に有為な人材を見いだそうとし、それが日本のためだと思う。
 春日さんは、中川一郎が日本の為に必要な男だと判断して、民社党委員長として自民党の中川一郎を応援した。
 ここが昨今の、「政権交代」が自己目的となっている政治ゲームと全く異なる点である。今の政治ゲームでは、政治家が中心に据えるべき「日本は如何なる国でなければならないか」という観点が無いのである。
 従って、ゲームの当事者が「日本は如何なる国か」と考えたこともないものだから、今の内閣の首相や閣僚から「東アジア共同体」、「友愛の東シナ海」、「日中韓共通の教科書造り」などのスーパーマーケットの経営理念のような発想が出てくる。それと合わせて、まさにイオンというスーパーが国内よりも中国大陸に販路を開くという話が伝わってくるから、我が内閣とスーパー経営者の発想の符合に合点がいき、種のあいた手品を見せられているようで馬鹿らしくて仕方がない。
 従って、笑うしかないのである。そして八月の選挙で、国民自身が、海の向こうのオバマの「チェ~ンジ」に合わせて「こ~た~い」を選んで仕舞ったことを、無念に思う。

 春日一幸さんと同じ民社党出身の私は、政治家ならば、この春日一幸と同じ発想のもとに、国政に臨まなければならないと思っており、今までその思いに忠実に政治行動をしてきた。
 その春日一幸生誕百年記念パーティーが、十月八日、名古屋で行われた。
 ここに出席し、春日一幸を偲び、改めて現在の政治の頽廃と矮小化を思った。
 民社党出身の民主党議員は、「春日先生の望んだ政権交代が実現した」と浮かれていたが、彼らは全く分かっていない。
 現在は春日一幸の目指した政治とは全く異なる。春日一幸が今生きておれば、この政権交代ゲームを如何に嘆いたか。
 
 春日一幸さんの後輩、一番の理解者塚本三郎氏が次のようにスピーチした。 
 ある日、春日から次のように命令された。「(超法規的発言で金丸防衛庁長官に解任された)栗栖統合幕僚会議議長に連絡を付けろ、彼こそ我が民社党が擁立すべき人材だ、口説いてこい」、と。そして、春日委員長は栗栖さんを参議院議員の候補者として闘った。栗栖さんが当選しておれば、日本の国防と外交は今のようになるはずがない。惜しいことであった。
 
 これで春日が目指した政権交代とは何かが分かるというものだ。これが分かったパーティー参加議員が何人いたか。
 即ち、自民・公明政権が首を切った田母神前航空幕僚長を、国防大臣か外務大臣もしくは教育を改める為に文部大臣に任命するのが、春日一幸が目指した政権交代なのだ。

 翌十月九日、東京麻布で、我が春日一幸が応援に行っていた中川一郎の子息である中川昭一さんの葬儀に参列した。
 中川さんに最後の別れをして棺が覆われた後、二月十四日のG7における記者会見以来、八月の総選挙を経て死後に致るまで続く執拗で誇張されたG7における「朦朧記者会見」の報道を思い返した。
 その時、次の言葉が思い浮かんだ。
 これは「予告された殺人の記録」だ。
 諸兄姉も、中川さんに対する、この執拗な報道を思い起こして欲しい。
 あの中川さんの朦朧状態は、飲酒によるのではない。それを裏付ける証言もある。しかし、マスコミは、真実を追究するよりも、中川非難のプロパガンダに流れ込み、一切の弁明を許さなかった。経験した者にしか分からないことかもしれないが、中川さんにとっては、日々繰り返される報道によって、その都度千枚通しで体を突き刺されるほどの苦痛だっただろう。
 特に、選挙中の精神的苦痛と肉体的疲労は計り知れない。この攻撃は、殺意を上回る執拗さであった。
 いずれ書くが、父上の中川一郎氏と同じように、日本を愛し、日本を取り戻そうとした中川昭一さんに対する八ヶ月におよぶマスコミの執拗な攻撃は、「予告された殺人の記録」である。

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