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日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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西村眞悟の時事通信
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社会党なき社会党的翼賛体制・・・国籍法改正

平成20年11月20日(木)

 田母神前航空幕僚長の歴史論文に関する更迭劇では、政府与党は、村山談話を理由に田母神氏を更迭し、野党は村山談話を武器に政府を攻撃している。
 これでは、与野党対決しているように見えているだけで決して対立はない。与野党仲良く村山談話体制を守っているだけだ。そして、これと戦っているのは田母神氏ただ一人という構造である。
 ところで、村山談話とは結局社会党委員長の談話である。
 国民は決して社会党に国政を委ねようとしなかったのに、詐術のように社会党の委員長が総理になった。そして、こともあろうに、社会党の委員長が総理大臣として我が国を断罪して謝罪する談話を書いた。その村山談話に現在も与野党が閉じこもっているということは、現在は社会党的挙党体制のもとにあるといえる。

 十一月十七日に、突然民主党の小沢代表が首相官邸に行って党首会談が行われ、総理から第二次補正予算の臨時国会提出の約束がなかったとして、以後野党は国会審議を拒否して全面対決路線に戻るということになった。
 そして翌十八日、なるほど参議院の審議は行われていなかった。しかし、衆議院では本会議が開かれて国籍法改正法案が「全会一致方式」で可決された。
 全会一致方式とは、議長が「ご異議ございませんか、異議なしと認め、原案の通り決しました」という採決方法である。議員からの意思表示の機会はない。これに反対の議員は、欠席するか、やじるか、黙っているか、しかない。つまり、反対の意思を表示する機会は議員に与えられていない。この全会一致方式は、議院運営委員会に理事を出している党派が全て賛成のときに行われる。具体的には、自民、民主、共産、社民、国民新党が全て賛成のときに、全会一致方式がとられる。
 結局、この党派が全て賛成の意向を事前に表明しておれば、我が国の国会では、審議は省略して各議員の意見など聞かなくても、しゃんしゃんで法律を作ることができるようになっている。そして、国籍法改正案は、この全会一致方式で採決されたのである。

 そこで、この国籍法改正案とは何か。
これは、婚姻関係にない日本人の父と外国人の母の間に生まれた子供が、父から認知されれば、両者間に婚姻の事実がなくとも日本国籍を取得できるように改めるものである。
 では、現実問題として、この「認知のみによる日本国籍取得」は、いかなる結果をもたらしかねないのか。それは明らかに偽装認知の横行と、それによって日本人となった赤子を抱えて入国する中国人女性らの急増である。
 現在においても、「ペーパー結婚」つまり偽装結婚が横行している。金のない日本人の男に50万から100万の金を渡して外国人の女との結婚届に署名させて夫婦になる。それによって、その外国人は日本に在留する資格を得る。これが偽装結婚の目的である。
 さて、中国大陸は「売春大陸」になっているといわれるほど売春が盛んだという。大陸では、闇社会であろうとなかろうと、金を儲けるためら、いかなることもする。
 はっきり言うが、この度の国籍法改正によって、大陸の多量の売春婦が赤子を抱えて日本人の母として日本に入国してくる大きな可能性が生まれた。そして、その認知の多くは偽装であろう。
 このような忌忌しき事態への道を開けたのが、この度の国籍法改正である。我が国と周辺諸国とりわけ中国大陸の状況を見れば、当然に予測される事態ではないか。
 したがって、私は国籍法改正に反対した。改革クラブと心ある無所属議員は反対した。しかし、本会議では、既に述べた「全会一致方式」がとられた次第である。

 日本の国籍に関する厳粛な思い。日本国籍取得に関していささかも偽装があってはならないという思い。これが日本という国家と民族を健全に維持する最低限の要件である。しかし、この度の国籍法改正には、この問題意識が欠落している。
 これは、政界と官界に国家観が希薄だということに由来する。つまり、政界は、例の「国民と言うより市民と言いたい」という精神構造なのである。そして、これこそ国家を軽視する社会党的発想といえる。
 よって、各党派がこの国籍法改正に賛成して採決が「全会一致方式」になったということは、採決前日の「与野党全面対決」は言葉の上だけで、実は政界が、お互いに仲良く社会党で実に気心の知れた挙党体制にあることを何よりも雄弁に示しているのである。

 以上の通り、田母神航空幕僚長更迭劇と国籍法改正は、現在の政界が演出されているような与野党対決状況などではなく、思考停止の社会党的翼賛体制の閉塞状況にあることを示している。
日本再興の為に、真の保守勢力が姿を現すべき秋(とき)である。

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