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日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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西村眞悟の時事通信
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Mr.Arthur Brownとの朝の懇談会

平成20年9月26日(金)

 二十六日の朝は、元CIA東アジア部長のアーサー・ブラウン氏と朝食をとりながら懇談した。
 この朝食会は、解散風が吹く前に、外交評論家の加瀬英明氏からの提案で企画したもので、東アジアの情報について、アメリカの動向について、切実な関心を持っている議員等に参加を呼びかけた。即ち、北朝鮮による拉致被害者救出に取り組んでいる有志と元CIA東アジア部長との懇談会となった。
 出席者は、拉致議連からは平沼赳夫会長ら六名の衆参議員、拉致被害者家族会からは増元照明氏、救う会からは島田洋一副会長と平田事務局長、特定失踪者問題調査会からは荒木和博代表と八尾市会議員の三宅博専務理事、そして、加瀬英明氏等である。

 アーサー・ブラウン氏は、まず、北朝鮮の核問題よりも日本にとっては拉致問題が重要であるとの認識を示した。何故なら、拉致問題は日本の心に通じる問題だからである、と氏は言った。拉致問題を無視すれば、日本という国家は存在の理念を失うと。
 私は、アメリカ人であるブラウン氏の拉致問題に関するこの認識に感動した。その通り、国民を救うことに無関心な国家は、存在意義を失うのだ。従って、拉致被害者救出問題は、我が日本国家の存立を掛けた課題だ。
 昨日私が、新党「改革クラブ」立ち上げの記者発表で、我が国で始めて拉致問題を真正面から掲げる政党が誕生したと述べた翌朝に、アメリカの元情報官が私に斯く述べたのだ。

 では、北朝鮮の核の問題は如何に位置づけられるのか。ブラウン氏は言った。
 核問題は、優先順位としては拉致より下位である。
 北朝鮮は核を絶対に放棄しない。六カ国協議は失敗する。
北朝鮮にとっては六カ国協議は「話のための話」であって、「核を放棄する振り」をする度に何かをせびられて日米に損害が生じる悪循環にしかすぎない。
 核をもったパキスタンのムシャラク大統領は、ブッシュ大統領のテキサスの別荘で歓迎された。核をもった金正日もそれを望んでいるとしても不思議ではない。

 再び、ブラウン氏は言った。
日本は拉致問題を最優先にしなければならない。これは犯罪なのだから犯罪の始末をつけるのは当たり前でしょう。交渉は、それからだと。
 そして、拉致被害者の五名が解放されて日本に帰った時、我々はびっくりした、何故、日本側は五名を再び北朝鮮に帰そうとしたのか、この時ほど訳が分からん思いをしたことはない、何故、日本は犯罪者から救い出した被害者を再び犯罪者に帰すのだろうか、おかしいではないか、と彼が言ったとき、あの五名の帰国の時、「五名を一週間以内に北朝鮮に帰さねばなりません、北との約束ですから」と我々議連に大まじめに説明した外務省大使某の顔を思い出した。

 さらに彼は、北朝鮮に対して日本は金融の力で締め上げることが出来るではないかと次のように提案してきた。
 アメリカがバンコ・デルタ・アジアと言うマカオの銀行と取引を停止しただけでも北朝鮮が焦った。日本の政財界が協力すれば、もっと北朝鮮を追い詰めることが出来るのではないか。
 つまり彼は、日本に金融オプションを勧めているのだ。
アメリカのもつ軍事オプションについても彼は言ったが、ここでは述べない方がよいと思う。

 また彼は言う。北朝鮮は核の製造を再開している。4~5週間後に我々の大統領選挙に向けて一発か二発打つのではないかと。
そして、アメリカの対北朝鮮交渉の背後にいるのは、二人ほどの野心家だけだ、と彼が言ったとき、国務省の某某の顔が浮かんだ。
 
 またブラウン氏は、我々が拉致を知ってからも、日本から我々に対する拉致に関する情報の照会は極めて少なかった。他のことではいろいろ日本側から問い合わせがあったのに、と言った。

 概略以上。
 アーサー・ブラウン氏との会話は一時間四十五分に及んだ。
まさに日米の同志が集ったような和気藹々とした彼との会話と議論の応酬だった。
 彼と別れるとき、私は我が国の衆議院はもうすぐ選挙だ、選挙をすれば頭は使わなくなり体だけを使うから脳味噌の皺が無くなるんだ、と頭を指さして言った。
 すると彼も頭を指さして、私の頭の皺は既に無くなっていると応えた。一九五一年生まれの彼の頭には毛がなかった。
 そして、大笑いで再会を約して握手した。

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