親王殿下ご誕生おめでとうございます
平成18年9月6日(水)
本日朝(発表8時27分)、秋篠宮紀子様は、男子をご出産された。
まことに、まことに、おめでとうございます。
心にしみて、ありがたく、おめでたいこの朝です。
昨夜、無事にご出産をと祈った。
今朝、6時過ぎに起きていつものように空を仰いだ。
7時過ぎに、秋篠宮が病院に入られたとの報に接し、ご出産間近と分かった。
そして、9時前に、男子ご出産との報道に接した。
9時16分、北海道旭川の、熱血の宮司鎌田告人さんから
「よかったー、神風のようだ」と涙声の電話があった。
札幌におられる天皇皇后両陛下の、本当ににこやかな笑顔をテレビ画面で拝見した。
それから午前中、日本列島の北から南までの街頭で、人々の
「よかったー、おめでとうございます」という多くのインタビューが放映された。
明るくなりました。理屈なく、嬉しいですね。
何に嬉しいかって?もちろん親王殿下ご誕生に、それとともに、日本人に生まれたことに、日本人であることに。
さらに、この嬉しさのなかで、朝から多くの人々の喜びの表情を見て声を聞いていて、これが我が国の伝統を源とする
「国のかたち」だと思って、不思議なそしてありがたい感じがした。
そして、門に日の丸を掲げた。
考えてみれば、万世一系といわれる皇位とは、過去幾世代にわたって、このようなご出産によって受け継がれてきたのだった。 これは当たり前のことだ。従って当然、過去幾多のご先祖も、我々と同じ文句なしに嬉しいという思いで皇位継承者である親王殿下の誕生の報に接してきたのだった。
そうであれば、我々は、今を生きる同世代と嬉しさを共有しているばかりではなく、過去幾世代にわたるご先祖とも同じ嬉しさを共有していることになる。
そして、ここに、一億二千万の国民を擁する我が国が、一君万民といわれる一つの家族の思いを有している由縁があるのだろう。
日本人が一つの家族の思いを有しているとは、即ち日本人の情緒の根底に、天皇と皇室に対して、自分の家族のようにその慶事を喜ぶ心があり、さらに、苦楽をともにしている思いがあるということである。従って、天皇と皇室を中心として日本人が同じ思いで家族になっている。
よって、親王殿下のご誕生によって万民の表情が明るく一変した本朝の我が国を見つめたとき、次の、ことが腑に落ちた。
国民の統合が政治(まつりごと)の枢要のつとめならば、我が国に於いて政治(まつりごと)の主宰者は紛れもなく、天皇陛下である。
親王殿下ご誕生、おめでとうございます。