大阪堺市出身!国家の安全保障や国益優先の信念を貫く行動派!

日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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西村眞悟の時事通信
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日本が人類史の転換を主導している。 それは、 神武天皇が掲げられた八紘為宇

令和3年4月5日(月)

昨年十一月から本年一月二十日までの
アメリカ大統領選挙における大統領当選者確定までに見えた
得体の知れない巨大な闇(ディープ・ステート)の不正と、
支那の武漢を発源地とする未だ発生と変異のメカニズムが不明のウイルスの世界的蔓延のなかで、
令和三年の春爛漫を迎えている。
厄介なのは、この二つの国、アメリカと支那(中共)だと思いながら。
同時に、
人類の文明史の観点からして、我が日本の存在は、二十世紀に入ってから、
日本人が自覚しようがしまいが、重要な画期的な働きを開始しているのだと実感する。
では、何が「画期」なのか。
それは、明治維新以降の日本の存在と行動が、
西暦三九二年に一神教のキリスト教がローマ帝国の国教となって以来の
文明の転換の起点であるからだ。
これに対し、
アメリカと中共の存在は、その一神教文明の延長線上の行き詰まりというべきだろう。
まず、日本はキリスト教化されなかった唯一の文明国であると自覚しなければならない。
このことが如何に重要なことであるかは、
キリスト教化された国はどうなったのか、その出発点である古代ローマ帝国を観れば分かる。
西暦三九二年、
ローマ帝国のテオドシウス帝がキリスト教を国教にしてから、
首都ローマにあるギリシャ・ローマ文明の文献を収蔵する図書館と神々を祀る神殿が破壊された。
即ち、多神教の痕跡がローマ市内から根絶やしにされた。
そして、翌年の三九三年、
ローマの元老院は神々の祭典であるオリンピアードの開催を中止する。
これを以て、歴史家は、古代ギリシャ・ローマ文明の終焉とした。
以後、このローマ帝国の版図すなわち今のヨーロッパ全土で、
ゲルマンやキルトや他の諸民族の神々の記憶が抹消された。
なお、
このローマ帝国の国教となったキリスト教は、
短い人生を生きたイエス・キリストの説いたキリスト教ではなく、
弟子であるパウロがユダヤ教の選民思想を復活させたキリスト教だ。
イエス・キリストは、ユダヤ教の、「怒れる罰する神」を「愛の神」に転換し、
ユダヤ教の選民思想と律法を否定してユダヤ人に布教してユダヤ人に殺された。
パウロは、当初キリストを迫害する側にいたユダヤ人であるが、
キリストの晩年に弟子になって、
キリストの死後にキリスト教に選民思想を復活させ、布教対象をユダヤ人以外に広げた。
従って、このパウロのキリスト教が、三百年後にローマ帝国の国教になり、
それが内包する選民思想は、今に至る人類の惨害となる。
この「選民思想」を明確に伝えるのは
次の旧約聖書民数記第三一章にあるモーゼが将官たちに異教徒の抹殺を命じる次の言葉だ。
「この子供たちのうちの男の子をみな殺し、また男と寝て、男を知った女をみな殺しなさい。
ただし、まだ男と寝ず、男を知らない娘はすべてあなたがたのために生かしておきなさい。」
これ、現在も各地の紛争地や中共で為される「民族浄化」に他ならない。

この選民思想をもつパウロのキリスト教が、
ローマ帝国が崩壊してもヨーロッパ諸国の宗教として勢力を強めて、
異端や魔女と決めつけた女を公開で火炙りにする暗黒の中世を経て、
十五世紀後半に「大航海時代」を迎える。
その初動に成功したスペインとポルトガルは、
キリスト教の総本山となったローマ教皇の承認を得て
勝手に、地球を二国で二分するトリデシリヤァス条約を結んだ(一四九四年)。
そして、四百年後の十九世紀後半には、欧州を根拠地とするキリスト教諸国が
アジア、アフリカそして南北アメリカを植民地としてそこを一神教で塗りつぶしていた。
このヨーロッパのキリスト教国の植民地拡張とは、
有色人種や異教徒の神話を奪い、彼らを人間と見做さずに家畜として扱い、
兎や狐の猟をするのと同じように殺戮し奴隷にすることが出来た征服であった。
「大航海時代」とは、まことにおぞましい時代である。
コロンブスがアメリカ大陸に到達した一四九二年には
南米大陸に最大推計一億一千万人のインディオがいたが、
百年後のインカ帝国滅亡時には一千万人に激減していたし、
北米大陸には二百万から五百万人いたと推計されるインディアンは
十九世紀には三十五万人に激減していた。
また、アフリカ大陸から南北アメリカ大陸に奴隷として運ばれた黒人は、
十六世紀に九十万人、十七世紀に三百万人、十八世紀に七百万人そして十九世紀になっても四百万人である(平間洋一著「日露戦争が変えた世界史」)。
また、
我が国にフランシスコ・ザビエルが始めて来航した十六世紀中盤から島原の乱までの約八十年間に、
我が国からおよそ五十万人の少女達が
奴隷としてインドやヨーロッパに連れ去られたことを忘れてはならない。
我が国が戦国期にあることにつけ込んで、
スペインやポルトガルの宣教師と奴隷商人と武器商人が、
主に九州のキリシタン大名に一樽の火薬を渡して五十名の少女と交換したのだ。
我が国の少女は、聡明で従順なのでヨーロッパにおいて高値で売れる奴隷であったという。
この戦国期が、我が国にキリスト教が入り込む危機であった。
しかし、豊臣秀吉の慧眼と我が国の軍事力がその危機を跳ね返した。
天正十五年(一五八七年)、北九州のキリシタン大名の領地で
キリシタン宣教師によって神社仏閣が破壊されているのを見た秀吉は、
キリスト教が我が日本の國體に相反すると見抜き「切支丹伴天連追放令」を発した。
その冒頭は
「日本は神国たるべきところ、キリシタンの教えを授け候儀、まことに以てけしからん」
とあり、これは二百六十年前の南朝の北畠親房の書いた「神皇正統記」の冒頭
「大日本は神国也」と同じである。
神国とは
「天照大御神の天壌無窮の神勅による天皇を戴く国であり
海や山々や川や木々や岩という総てのものに神々が宿る八百万の神々の国」
ということだ。

この日本と一神教に統一された西洋とを対比して見事に両者の差違を指摘した
フランスの社会人類学者のクロード・レブィ=ストロース(1908~2009)は、
日本に対して次の通り言う。
「かくかくの影響を(外部から)受ける前から、
あなた方は一個の文明を持っておられた。即ち、縄文文明を。
それを他の何に比較しようとしても出来るものではない。
ここから私はこう言いたい。
日本的特殊性なるものがあり、それは根源からしてあったのだ。
そして、それが外部からの諸要素を精錬して、
つねに独創的な何物かを創りあげてきたのだ、と。
われわれ西洋人にとっては、神話と歴史の間に、ポッカリと深淵が開いている。
日本の最大の魅力の一つは、これとは反対に、
そこでは誰もが歴史とも神話とも密接な絆を結んでいられるという点にあるのだ。」
そこで日本人である私は言う。
クロード・レビィ=ストロースが言う「根源からあった日本的特殊性」とは
「根源からあった日本的普遍性」なのだと。
何故なら、数十万年に及ぶ人類史においては、
「歴史とも神話とも密接な絆を結んでいる」のが普遍的で、
西暦三九二年のローマ帝国のキリスト教国教化以来、
「神話と歴史の間にポッカリと深淵が開いている」のが
「一神教的特殊性」であるからだ。
そして、この特殊な一神教世界に、
十九世紀になって「神の無い一神教」である共産主義が生まれ、
かつてのキリスト教と同様の諸国家・民族を否定したインターナショナリズムという
革命と称する殺戮運動を起こした。
しかしソビエト崩壊によってインターナショナリズムが終焉を迎えると、
今度はカネを得るために国境を否定して拡大するグローバリゼーションの世界となった。
従って、インターナショナリズムとグローバリゼーションは同根である。
そして現在の中共は、
グローバリゼーションで世界のカネを吸い上げながら、
インターナショナリズムと中華主義によって拡張しようとするグロテスクな混合物だ。
そして、アメリカは、
かつてマニフェスト・デスティニー(神の明白な意思)を掲げてインディアンを掃討し、
今は昨年の大統領選挙で明らかなようにディープ・ステートが動かす一神教帝国である。
従って、現在、この二国は
一つのビン(一神教)に入った二匹のサソリのようになっている。
しかし、
我が国は一神教に征服されない唯一の国として明治維新によって近代化を遂げ、
二十世紀初頭に自存自衛の為に帝政ロシアと戦い、
その三十五年後に
マニフェスト・デスティニーに取り憑かれて、日本をインディアンの如く抹殺しようとして、
前任者のフーバー大統領から「戦争を欲する狂人」と言われた
F・D・ルーズベルト大統領のアメリカと戦うことになった。
この時、我が国が掲げた戦争目的は、
自存自衛とともにキリスト教国による人種差別撤廃とアジアの植民地解放である。
これが大東亜戦争だ。
そして、我が国は、戦闘では負けたが、戦争では勝った。
即ち、アジア、アフリカの植民地は独立し、
人種差別は無くなってアメリカに黒人の大統領が誕生した。
だが、戦後七十六年を閲した今も、
我が国は、「日本国憲法」という一神教特有の偽善の枠組みのなかで、
この大東亜戦争の大義を見つめていない。
そこで、今、為すべきことを提起する。
それは、戦後の出発点において、昭和天皇が発せられた
「大東亜戦争終結の詔書」と「年頭、國運振興の詔書」を確認することだ。
GHQの検閲下であるから明確なお言葉はない。
しかし、昭和天皇の大御心は明白である。
それは、
茲に國體が護持され、我が国民が、誓って國體の精華を発揚すれば、
世界人類の為に、
神武天皇御創業の精神である
地球を一つの家族とする「八紘為宇」を実現できる、
というまことに尊いものである。

(以上、月刊日本誌への原稿に加筆したもの)

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