大阪堺市出身!国家の安全保障や国益優先の信念を貫く行動派!

日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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仁徳天皇御陵を発掘を口実とする破壊から守れ

令和1年7月25日(木)

七月、四世紀から五世紀後半までに大阪の南の丘陵に築かれた
四十九基の古墳群が、
百舌鳥・古市古墳群としてユネスコの世界文化遺産に登録された。
この登録の中には、
世界最大の前方後円墳である第十六代天皇である仁徳天皇御陵や
仁徳天皇御陵を上回る巨大な墳丘容積をもつ第十五代応神天皇御陵はじめとする
二十九基の天皇や皇族の御陵が含まれている。
従って、百舌鳥・古市の丘陵に
一千六百年前後に造られた四十九基の古墳群は、
我が国家黎明期の風土を、今に伝える、
尊い土と石材と埴輪による構築物であることは確かだ。
 
とはいえ、この世界文化遺産登録から一週間後に郵便局で会った
仁徳天皇御陵近くに住む奥さんは、
「朝から晩まで天皇陵の上空を飛ぶヘリコプターの騒音がうるさくてたまりません」
と言っていた。
また、七月二十五日の産経新聞朝刊には、
堺の新市長の「単独インタビュー」が掲載されていたが、
そこで市長は、
百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産登録を活用した
観光振興策について
「上空から眺めるためのあらゆる方策を検討する」と言っている。
いやはや、
御陵の静謐は破られ、
近所に住む奥さん方の騒音被害もこれからますます大きくなるようだ。
もっとも、この市長は、
かつて仁徳天皇陵を、
ネオンで飾りそこにビアーガーデンを造り観光客を呼び込むと言っていた大阪府知事と同じ政党だから仕方が無い。
大阪で初めてのユネスコによる世界文化遺産登録の影響は、かくの如き低次元にある。
とはいえ、国連教育・科学・文化機関ユネスコの世界遺産委員会というのも、
何処の国からどの程度の者が集まってやっているのか分からん組織で、
まゆつばものだから、
こちらの、「上空から眺めるためのあらゆる方策を検討する」という次元で釣り合いがとれている。

しかし、これとは、別に、
反日的次元からの警戒すべき動き(策動)が顕在化してきたが、
これは末尾に触れる。
 
そこで、
この百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産登録よりも二ヶ月前の五月一日、
上皇陛下の御譲位により、皇太子徳仁(なるひと)親王が、
万世一系の皇祚(こうそ)を践まれて我が国の第百二十六代天皇になられ、
この践祚(せんそ)と同時に、新元号が「令和」となったことを確認したい。
そして今一度、
この我が国でしか起こりえない皇位継承の神秘性に思いを致しながら、
太古から今にある天皇の御陵について深思することが大切であると指摘したい。

天皇の御陵は、
エジプトのピラミッドと同じ世界「文化遺産」ではなく、
現在に血縁(皇胤)で繋がる「万世一系の天皇」のお墓であるからだ。
それ故、数年前に、皇居の勤労奉仕に伺って
天皇皇后両陛下の御会釈を頂いた時、
「仁徳天皇御陵の清掃をしています」
と申し上げた奉仕団に対して、
両陛下は、
我々が自分の親や先祖の墓を掃除してくれる人にするのと同じような親しみの表情を浮かべられ、感謝の意を表されたのだ。
 
さて、我が国は、現在、「元号」をもつ世界で唯一の国である。
元号は、古代中国の皇帝制度と共に生まれたもので、
この元号を維持している国は、今や我が国だけで、
これは、我が国が、
中華(支那)とは別個で対等な文明を維持してきた国であることを示すことだ。
即ち、元号を維持するということは、
民族独自の時間の観念をもつということであり、独自の文明をもつことである。
我が国において、この元号は、天皇の御代とともにある。
従って、我が国は、「天皇のしらす国」なのだ。

そして、この「令和」とは、我が国最古の歌集である万葉集にある、
天平二年(七三〇年)正月十三日に
太宰府の大伴旅人の邸宅の梅の花の下で行われた宴を歌った
「初春の令月(れいげつ)にして気淑(よ)く風和(やはら)ぎ・・・」
から命名された。
このように、我が国が、
「文明の衝突」を著したアメリカの国際政治学者であるハンチントンが言う
「一国にして一つの文明」を維持してきた所以を明確に言えば、
我が国は、
天照大御神の「天壌無窮の神勅」による万世一系の天皇を戴いて
現在に至っている国だからである。
それ故、上皇陛下は、本年四月、
天照大御神を祀る伊勢神宮と、その天照大御神の「天壌無窮の神勅」によって
初代天皇となった神武天皇御陵に参拝されてから、
四月三十日の譲位に臨まれたのだ。
この神武天皇から、
天皇が万世一系現在に至るということは、
初代が承けた天照大御神の「天壌無窮の神勅」を、
連綿、百二十六代の現在に至るまで受け継いできているということに他ならない。
従って、その間の歴代天皇の御陵も、
単なる「古墳」ではなく
天照大御神を祀る伊勢神宮と同じ神聖な場所である。
それ故、三島由紀夫が
「日本には命に代えて守らねばならないものが二つある。
それは天壌無窮の神勅と三種の神器だ」
と断言したわけだ。
 
此の上で、先ほど指摘した警戒すべき動きを指摘する。
まず、二十世紀の国際共産主義運動(コミンテルン)の対日方針は、
我が国が日本であるところの中枢、
即ち「万世一系の天皇」を除去して我が国の本質を奪い共産化することであった。
現在、このコミンテルン運動は国際的には下火だが、
我が日本においては、
執拗に天皇を否定する勢力として存続していることは、
あの政党この政党の面々を思い浮かべれば明らかであろう。
そして、この我が国特有の「日本死ね」という左翼運動が、
この度の世界文化遺産登録を切っ掛けとして
考古学調査の名目で、
仁徳天皇御陵の発掘を実施しようと動き出している。
七月二十三日に報道された「考古学者達」の
仁徳天皇御陵発掘の必要性を主張する記者会見において、
彼らは、仁徳天皇御陵を天皇陵とは言わず、
被葬者が分からないとして「大仙古墳」と呼ぶ。
その上で、
さも専門家然として「大仙古墳」の発掘調査の必要性を述べていた。
世界遺産登録当初から違和感を感じていたことであるが、
NHKも仁徳天皇御陵のことを、
「仁徳天皇陵として宮内庁が管理している大仙古墳」と呼んでいた。
今となって分かった。
NHKも彼らと連動している。

我らの父母そして先祖の墓を、
赤の他人に、被葬者が分からないからと勝手に発掘されたらどうする。
皇室も我々国民も、
数百年にわたって仁徳天皇の御陵として扱っていた御陵を、
被葬者が分からないとは何事か。
皇室を蔑(ないがしろ)にすること甚だしい。
そもそも、被葬者が分からないという考古学者自身の、
生年月日も先祖の死んだ場所も墓も総て父や母からの伝承ではないか。
自分の生年月日それ自体、
両親がそう言って市役所に届け出て戸籍に記載されているからそう思っているだけであって、それを伝えた両親が真実を伝えたのか、戸籍係が間違えなかったのかを証明できるはずがない。
しかし、考古学者達は、
何が何でも発掘するために、
天皇陵に限って、その証明を要求し、
数百年以上の伝承を否定して
被葬者は分からないと言う。
NHKもそれに同調する。

天皇陵だから発掘したいというなら、
無礼だがまだ分かる。
しかし、彼らは天皇陵を
被葬者が分からないから発掘すると言っているのだ。
即ち、彼らは、考古学を隠れ蓑にして、
日本から天皇の痕跡を消し去ろうとしているのだ。
この天皇陵を狙った執拗な反日左翼の動きは、
まさに「日本死ね」の動きであり、
最も警戒すべきである。
天皇陵が、一度、多国籍の彼らの掌中に入って
中国や朝鮮や世界からの「考古学者」や「副葬品泥棒」が押しかけて、
掘り返されれば取り返しがつかない。
中国は、
昨日葬られた金持ちの副葬品が、
今日は市場で売られていると中国人自身が言っていた国である。

諸兄姉!
我らは、国民による数百年の伝承によってささえられてきた
天皇陵がたたえる
日本の証(あかし)と本質を日本人として死守しなければならない。

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