大阪堺市出身!国家の安全保障や国益優先の信念を貫く行動派!

日本のこころを大切にする党 西村眞悟

  • 西村眞悟 Facebook
  • 西村眞悟 twitter
  • 西村眞悟 RSS
西村眞悟の時事通信
  • HOME
  • 西村眞悟の時事通信

皇后陛下のお言葉通り、謹んで承れ

平成28年10月21日(金)

 十月二十日は、美智子皇后陛下のお誕生日である。
 天は長く地は久し、即ち、天は永遠で地は久遠(老子)。
 よって、
 天皇陛下のお誕生日を天長節といい、
 皇后陛下のお誕生日を地久節という。

 美智子皇后陛下は、
 天皇の最も身近におられながら、
 天皇の神秘と伝統を体現された触れることのできない至高の権威を、
 最も深く実感されているかたである。
 それは、皇后陛下の御歌に現れている。
 
    浩宮誕生
   あづかれる宝にも似てあるときは吾子(あこ)ながらかひな畏れつつ抱く
   
   ことなべて御身ひとつに負ひ給ひうらら陽(ひ)のなか何思すらむ
   遠白(とほしろ)き神代の時に入るごとく伊勢参道を君とゆきし日
   幸くませ真幸くませと人びとの声渡りゆく御幸の町に
  
 従って、この度の八月八日の天皇陛下のお言葉を、
 皇后陛下は、謹んで承られた。
 そのうえで、皇后陛下は、地久節において、
 天皇陛下のお言葉と、その報道に関して、重要なことを述べられた。
 次の通りである。

 私は以前より、皇室の重大な決断が行われる場合、
 これに関わられるのは皇位の継承に連なる方々であり、
 その配偶者や親族であってはならないとの思いをずっと持ち続けておりましたので、
 皇太子や秋篠宮ともよく御相談の上でなされたこの度の陛下の御表明も、
 謹んでこれを承りました。

 ただ、新聞の一面に「生前退位」
 という大きな活字を見た時の衝撃は大きなものでした。 
 それまで私は、歴史の書物のなかでも
 こうした表現に接したことが一度もなかったので、 
 一瞬驚きと共に痛みを覚えたのかもしれません。
 私の感じ過ぎであったかもしれません。

 ここにおいて、
 皇后陛下が述べられていることを、
 畏れ多いことながら私なりに確認したい。
(1)御聖断は下っている
 天皇陛下は、既に、「皇室の重大な決断」を下しておられる。
 この決断に連なったのは、皇位継承に連なる皇太子と秋篠宮だけであった。
 皇后である私や親族も、これに関わってはならない。
 もちろん、「有識者」も。
 何故なら、天皇は神秘を体現した至高の権威であるからである。
(2)妻としての痛み
 天皇がなされたこの「皇室の重大な決断」を、
 世俗の個人的理由による退職や人事異動のように「生前退位」と報道する新聞を見て、
 皇后陛下は、まさしく天皇の妻として、
 我が国の歴史にないこの表現に驚きまた悲しくなり、
 我が君の「重大な決断」がこのように受け取られたことを大変気の毒に思い、
 衝撃を受け痛みを感じられた。

 天皇陛下のお言葉にある「全身全霊をもって象徴の務めを果たして」こられた
 そのお務めの主要なものは、
 国家と民の安泰を祈ることであり、
 それは次の通り行われる(「侍従長の回想」藤田尚徳著より)
 「ただお一人で、皇祖相伝の四方拝の儀式をなさるのだが、
 この儀式は侍従すら誰もみたことはなかった。
 一子相伝というか、陛下だけのものである」
 つまり、天皇の行われる祭祀は、
 神武天皇が奈良の橿原で即位されて以来、
 歴代天皇に受け継がれてきた天皇から皇太子に伝えられる一子相伝のものであり、
 配偶者や親族も見ることはないし関与できない。

 さて、「皇室の重大な決断」は、
 既に下されたのである。
 従って、内閣も有識者会議も、
 つべこべ法律の条文を解説することをやめて、
 このご決断に沿い奉るように早急に「工夫」することこそが任務なのだ。
 以上、
 地久節の十月二十日から二十一日に感じたことを記した。
 
 しかるに、二十一日の産経新聞の「正論」に、
 その「有識者」の一人である東京大学名誉教授の山内昌之氏の正論が載っていた。
 その見出しは
 「象徴天皇の在り方虚心に議論を」
 である。
 何だこの見出しは。
 「象徴天皇」とは何だ!
 とってつけたように、意味不明のGHQ・マッカーサー憲法の用語を使うな。
 無礼な!
 
 天皇は、
 天照大神の天壌無窮の神勅どおりに、天皇となり、現在も天皇であり、
 これからも天皇である。
 これが万世一系なのだ。
 従って、最近生まれた有識者やニュースキャスターや街のおっさんが
 雁首並べて「虚心に議論」して変わろうはずがなかろう。
 
 皇后陛下がなさったように、
 謹んで承れ。
 
 これが日本人の、天皇に対する伝統的姿勢であり、
 これが日本ではないか。

新着記事

  • 平成30年12月17日(月)
    我が国を取り巻く国際情勢のなかで、平成三十年の後半から顕著になってきたのは、アメリカと中共の確執だ。この米中確執は、最初は貿易経済面の利害対立のように見えていたが、外交安全保障問題に特化したボルトン大…
  • 平成30年12月8日(土)
    本日十二月八日、第二次世界大戦の、偽善と大義を記しておきたい。偽善とは、我が国の中学校の教科書で教えられた一九四一年(昭和十六年)八月十二日、アメリカのF・ルーズベルト大統領とイギリスのウィンストン・…
  • 平成30年12月7日(金)
    大東亜戦争の開戦日を明日に控えた本日、特に二つのことを指摘しておきたい。この二つのことは、戦後体制、即ち、正当な言論を封殺することによって有利な地位を得ようとする者達の体制つまり、GHQの対日プレスコ…
  • 平成30年11月24日(土)
    先の「プーチンのレッテルの詐欺」に続いて、さらに日露関係について記した。重複もあるがご一読いただきたい。歴史を見つめ、腹の底に憤怒の思いを持つことも「礼服を着た戦闘」ともいわれる外交には必要だ。 平成…
  • 平成30年11月15日(木)
    十一月十二日、遙か朝鮮半島南端の山々を望める対馬の上見坂の高台から、眼下の小雨にけぶる浅茅湾と芋崎の方向を見つめ、遙か北方の樺太を思った。そして、同行の仲間に言った。十九世紀半ばに一貫したユーラシア東…

アーカイブ