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日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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西村眞悟の時事通信
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広島にて

平成28年4月25日(月)

 四月二十四日は、朝から広島に入り、
 広島の同志、前衆議院議員の中丸ひろむさんと呉市会議員の沖田さんと合流し、
 県の東端の福山から祭りの最中の尾道を経て
 さらに西に街宣活動を続けて、
 呉の「戦艦大和ミュージアム」の前で街頭演説を終えて広島西区民会館に入り、
 午後六時から、九十分間、大和魂をもつ約四百名の人々に
 「憲法と国体」
 について話をした。

 国家の根本規範即ち憲法は、
 「不文の憲法」と
  紙に書いた「成文の憲法」として存在している。
 「成文の憲法」は、「不文の憲法」を法的に表現したものである。

 では、「不文の憲法」は何処にあるのか。
 それは、国家と民族の「歴史と伝統」のなかに存在している。
 従って、我々は祖国の歴史と伝統のなかから根本規範を取り出さねばならない。
 それは、
 我が国の仏師とミケランジェロが期せずして言っているのと同じ作業である。
 仏師は、大木を見て、
 「私が仏像を造るのではなく、この木のなかにある仏を取り出すのだ」と言い、
 ミケランジェロは、大理石を見て、
 「私が女神像を造るのではなく、この石のなかから女神を取り出すのだ」と言った。

 従って、広島西区民会館で、
 「憲法」を語る為に
 我が国の「歴史と伝統」を語った。
 
 そのうえで、
 「成文の憲法」である日本国憲法第一条、
 「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、
  この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく。」
 を示して、
 「これはウソである」
 と断言した。

 天皇は、天照大神の天壌無窮の神勅に基づいて天皇なのである。

 日本の天皇は、魂のごとく現存している。
 根源の時と、歴史の有為転変とを貫いて、
 国民に恒久不滅を印づける存在なのだ。
           (元駐日フランス大使ポール・クローデル)

 我々西洋人にとっては、歴史と神話の間に、ぽっかりと深淵が開いている。 
 日本の最大の魅力の一つは、これとは反対に、
 誰もが歴史とも神話とも密接な絆を結んでいられるという点にある。
              (社会人類学者クロード・レブィストロース)

 では、このウソを書いた者は誰か、日本人か外国人か。
 「日本国憲法」は、
 三十九歳のチャールズ・ケーディス大佐をリーダとする連合軍総司令部(GHQ)民政局所属の
 日本の歴史と伝統を知らない二十五人のアメリカ人が、
 昭和二十一年二月四日から十二日までの九日間で書いた。

 そのケーディスは言った。
 「憲法九条の目的は、日本を永久に武装解除したままにおくことです」と。
 
 しかし何故、
 GHQは日本の永久の武装解除という九条を必要としたのか。
 それは、彼らが九条を書く五か月前に取り交わされた「降伏文書」を読めば分かる。
 
 降伏文書を見れば、
 連合国の最大の関心が八百万の日本軍の武装解除であったことが分かる。
 後にアメリカ軍の准将ボナ・フェラーズは、この八百万の
 「精神的にも肉体的にも強靱な日本軍が武器を置いて太平洋全域から帰国の途についた」ことを、
 「歴史上前例のない降伏」と表現して常識ではあり得ないこととしている。
 
 即ち、憲法起案時点においても、
 五か月前まで死を怖れない徹底的な抗戦を続けていた
 八百万の日本陸海軍(最大の脅威)の武装解除がなるかならないかが、
 日本軍の強靱さを身にしみて知っているGHQの大きな関心事であった。
 従って、ケーディスが言ったとおり、
 彼らは日本軍という最大の脅威を除去するために
 念には念を入れて九条を書いた。

 講演の最後に私は言った。
 「成文の憲法」に限らず、およそ成文法は、二つの次元で点検しなければならない。
 一つは、成立に瑕疵がないか否か。
 瑕疵があれば法は無効である。
 野党が昨年言っていた、「安保法制の強行採決無効」と。これだ。
 そこで、「日本国憲法」の成立に瑕疵があるのかないのか。
 あれば無効である。
 
 次ぎに内容に不適切なものがないか否か。
 あれば改正しなければならない。

 我らは、誰が何時書いたのかなどの、成立過程の事実と
 我が国の歴史と伝統に基づいて、
 「日本国憲法」をこの二つの次元で点検しなければならない。

 
 講演を終えて食事に向かうとき、
 暗がりに立つ原爆ドームを見た。
 そして、
 昭和天皇が、終戦の詔書において、
 原爆使用の本質を「人類の文明を破却するもの」と指摘され、
 「是れ朕が帝国政府をして、
 共同宣言(ポツダム宣言)に応うぜしめるに至る所以なり」
 とされていることを思った。
 
 天皇の終戦の御聖断は、
 人類の文明を破却から護るためでもあったのである。

 あの時、アメリカの原子爆弾の使用を
 「人類の文明を破却するもの」と認識した元首は、
 世界で、天皇ただお一人だった。
 
 よって我らは、
 英邁なる天皇の御聖断に深く感謝し、
 胸を張って我が国のポツダム宣言受諾は、
 悪魔の野蛮かつ暴虐なる破壊から、
 人類の文明を護る為であった、
 と公言してよいのである。

 広島で子どもの頃に、原爆投下のピカドンを見た人が私に言った。
 来月のサミットで、オバマ大統領は広島に来るだろうか。
 私は言った。
 彼がヒロシマに参れば、
 それが彼の、唯一の功績、となり歴史に残るだろう。

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