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日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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日本のこころ

平成28年3月7日(月)

  明治天皇の御製
    しきしまの大和心のをゝしさはことあるときそあらはれにける
  本居宣長の歌
    しきしまの大和心を人問はば朝日にゝおふ山桜花

 この和歌に詠われている「大和心」が「日本のこころ」である。
 「大和こころ」、「日本のこころ」とは
 日本人の情感、
 日本人の素直な思ひ
 そのものである。
 
 そして、昨日の滋賀県近江八幡市における講演で、
 私が最後に申し上げたのも、
 「日本のこころ」
 であった。
 事前に予定して申し上げたのではなく、自然にそうなったのである。
 ここに近江八幡で述べたことの概略を記しておきたい。

 我が国の歴史教育(主に義務教育)において、
 例えばイギリスの歴史やフランスそしてアメリカの歴史を教えるに際して、
 イギリスにおいてはマグナカルタ、フランスやアメリカは人権宣言や独立宣言という文書を必ず教える。
 何故なら、これらの文書はそれぞれの国における大切な理念や国の志を明らかにしているからである。
 もっとも、イギリスやフランスやアメリカ、つまり欧米諸国は、その理念や志を掲げながら、
 他方、アジアやアフリカで平気で有色人種を差別して植民地支配を行い、
 また自国内において、奴隷制度を維持していたのである。
 従って、二十世紀において、
 彼ら欧米の人種差別とアジア植民地支配と戦った我ら日本人からすれば、
 彼らの理念や志は「偽善」である。
 とはいえ、我が国の歴史教育においては、これらの文書を「偽善文書」とは教えず、
 彼らのすばらしい「理念と志」として教える。
 
 では、我が国の歴史教育において、
 我が日本自身の理念や志を述べた文書を教えているのであろうか。
 
 明治維新以来の天皇の宸翰(国民に対する手紙)や詔書は、
 まさに我が国の理念や志を述べたものであるが、
 それを我が国の歴史教育において教えているのであろうか。
 明治維新において、
 五箇条の御誓文と同時に発せられた
 天皇の「国威宣布の宸翰」や「開戦の詔書」は教えられたことはなく、
 「終戦の詔書」(玉音放送)と四か月後の「新日本建設の詔書」は
 重要部分を隠している。
 
 「戦後」とは、天皇の詔書を隠蔽する時代である。

 「終戦の詔書」は、
 毎年八月十五日が近づくと冒頭の二行だけがマスコミで流される。
 
 しかし大切なのは後段にこそある。
 すなわち、天皇は、
 終戦の詔書において、敵の原子爆弾使用に触れられて、
 その本質が、「人類の文明を破却すへし」ものと指摘され、
 この人類の文明を守るために停戦する決断をしたと述べられているのだ。
 この時、戦艦オーガスタの上で原爆使用の報告に接して
 小躍りして喜んでいたアメリカ大統領トルーマンを例に出すまでもなく、
 当時、世界の指導者の中で、原爆使用が人類の文明を破却するものと見抜いた元首は
 天皇だけであった。
 次ぎに、天皇は、詔書を締めくくるにあたって、
 國體を護持し得たことを国民に宣言され、
 国民に「挙国一家、子孫相伝え、確く神州の不滅を信じ、総力を将来の建設に傾け、
 道義を篤くし志操を鞏くし、誓って國體の精華を発揚し、
 世界の進運に後れざらむこと」
 を国民に呼びかけられている。

 これら二つの本質的な要点は、戦後封印されている。

 さらに終戦の詔書の四か月後の昭和二十一年一月一日の
 「新日本建設の詔書」に至っては、
 表題まで「人間宣言」と偽装され隠蔽されている。
  
 敗戦後に初めて迎える新年にあたり、
 天皇はこの詔書において、まず明治天皇が明治の初めに下された
 「五箇条の御誓文」を掲げられ、
 「叡旨公明正大、又何をか加へん。朕はここに誓いを新たにして国運を開かんとす。」
 と述べられ、国民を励ましておられる。
 すなわち、
 天皇は、昭和二十一年の正月元旦に、国民に対して、
 明治維新の志を我が志として敗戦の傷手から立ち上がろうと呼びかけられたのだ。
 しかし、戦後教育は、この詔書に「人間宣言」というレッテルを貼って、
 天皇の深いご心情に蓋をして封印している。

 ここにおいて、戦後体制からの脱却のために、
 我らが大切にしなければならない「日本のこころ」が明らかになった。
 それは、戦後、封印されてきた
 「天皇の大御心」
 である。
 封印された詔書に記された
 「天皇の大御心」こそ
 我らが大切にしなければならない「日本のこころ」である。

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