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今朝も東が少しあかね色になった薄暗い空のしたを歩いて、 第十六代、仁徳天皇の御陵に参拝した。 御陵は、南を向いた前方後円墳で、 南の前方部には東西に六百メートルほど一直線の周濠があり、 そこに多くの鴨が黒い固まりになって眠ったように浮かんでいる。 その周濠の西の端から東を眺めれば、 一直線の周…
本年に入り、この時事通信で連続して国防について記した。 国防こそ、これからの我が国家の興廃をかけた課題だからである。 そこで、国家が精強なる国軍を保持するためには何が必要か、 精強なる国軍は、 国家と国民の如何なる基盤の上に存在するのか、 を抽象的にではなく 具体的に記しておきたい。 何故なら…
先に記したように、ロシアのプーチン大統領が、旧臘十二月十五日と十六日の日本滞在中に、我が国が配備を検討するアメリカのロッキード・マーチン社製高々度防衛ミサイルTHAADに対する懸念を表明た。 すると、我が國の外務省か防衛省かは知らないが、 プーチンさんの御懸念ごもっともと、我が国防衛大臣が、今…
西郷隆盛・南洲は、政の大体は、 文(教育)を興し、武を振るい、農(産業)を励ますの三つだとし、 租税を薄くして民を裕にすることが、国力を養成することだ、とした。 同時期の備中松山藩の山田方谷は、藩の逼迫した財政を立て直すには、 ただ「財政問題」の中に閉じこもるのではなく、 まず文(教育)を興し…
新年、おめでとうございます。 この年頭に、 天皇皇后両陛下のご健勝を切に祈念申し上げ、 皆様の平素のご懇情を深謝し、 貴家のご清栄を祈り申し上げます。 いよいよ激動の年、 平成二十九年、皇紀二千六百七十七年の幕開けです。 今、表に出て、空を見あげて両手を天空に挙…