思い当たる類似性
No.200 平成17年7月8日金曜日
先にこの時事通信で、靖国参拝反対派と親北朝鮮派は一致していると記したことがある。
このたびは、河野洋平衆議院議長が、元総理たちを集めて靖国参拝反対の言質を取りつけて小泉総理に参拝中止を呼びかけたのをはじめ、
政界の幹部あるいは一応名の通った人士達が、様々な場で靖国参拝自粛を説いている。特に、北京に招かれてから参拝自粛を唱えている幹部もいるが、これらなどは、種の開いた手品を真剣に演じているような憐れさがある。
参拝反対の理由は、対中宥和のため、また、アジアの人々の感情に配慮するというものである。即ち、総理大臣が靖国に参拝しなければ、中国と仲良くやれる、アジアの人々と仲良くやれる、そして、これは日本の国益に適うというのだ。
そこで、この人達の理屈が具体的な事例で通用したのかどうか、点検してみよう。
河野衆議院議長は、北朝鮮に米五十万トンを贈ったときの外務大臣である。この多量の米贈与は、自民党幹事長の主導で実施されようとしていた。
拉致被害者の家族は、外交の責任者である河野外務大臣に、
「米を贈る前に娘と息子を還すように北朝鮮に要求して欲しい」
と要請した。
それに対して、外務大臣は、
「まず米を贈れば、相手は軟化して話し合いができるようになる」と、米を贈る効用を説き、まず米を贈ることが被害者の救出につながると説明したのである。
しからば、その贈与の結果、北朝鮮は軟化したのか。
いや却って、日本は見下され、日本が償いの印のために受け取ってくれというから受け取ってやっただけだと放言されたのである。しかし、この拉致被害者を裏切った結果に対して、米を贈った者は、外務大臣、幹事長をはじめだれも知らぬ顔で過ごしていたのだ。
そこで、北朝鮮に米を贈る理屈に賛同して米を贈り続けた政治家と、このたび、総理は靖国神社に参拝すべきでないという政治家は、ほぼ一致していることに気付いたということは、、結果も同じようになるだろうと確信をもって言えるということだ。
要するに、この政治家達は、まず相手に迎合し、それゆえ相手に取り込まれ、結果に対しては責任をとらないのである。相手が北朝鮮から中国に変わり、課題が米から靖国神社に変わっても、このパターンは変わらないということだ。
数度にわたる米支援のときには、拉致被害者家族も私達も、歯軋りし、悔しい思いをこらえた。
よって、このたびこそは、断じて国内の彼等(中国ではない)の言い分に従ってはいけない。
総理大臣は、堂々と八月十五日に靖国神社に参拝すれば一件は落着する。
仮に参拝しなければ、北朝鮮に米を贈った後のようになる。
即ち、見下され、馬鹿にされ、属国といわれながら、日中の友好関係などとは程遠い結果になるであろう。
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