昨日(5月21日)の政治倫理審査会
昨日、衆議院の政治倫理審査会が開会され、松浪議員の暴力団関係者から秘書給与を受け取っていた、という疑惑に対する松波君の弁明と、質疑があった。
私は、政治倫理審査会の幹事であるので、松浪君の弁明を審査する役目を負っていた。
その審査の結果、松波君の為に惜しむのは、彼が、疑惑を晴らすために、自ら政治倫理審査を申し立てて弁明したにもかかわらず、自らその弁明の「信用力」を毀損したことである。
彼の弁明に登場する人物は、彼の実兄を除き、全てAさん、Bさん、Cさん等という匿名であった。つまり、実在しているのかしていないのか、不明の人物だった。
暴力団関係者から秘書給与を提供されることを松浪本人に代わって承諾したという人物、つまり、松浪君の政治生命に関わることを承諾したと彼が言う人物も、「私の関係者」と表現するのみであった。
これでは、彼の弁明が真実なのか虚偽なのか、確かめる術がない。
従って、彼の弁明には信用力がない。
この信用力を無くしたのは、彼自身であった。
よって、彼の「事実を一つ一つ明らかにして疑惑をはらす」という政治倫理審査会への審査申し立ての志に反し、事実は何一つ明らかにならず、弁明は疑惑を晴らさなかったのだった。
これ、かつて同じ党にいた好漢、松波君を惜しむ所以である。
さはさりながら、ここは政治の世界である。
法廷の世界ではない。
彼の弁明がかえって疑惑を増幅させても、それが、判決と言う結果を生む世界ではない。
後に残るのは、彼の議員としての「生き方」である。
世間、この無量の眼(まなこ)の半分は、眼を見開いて事態を見ている。
また、天は全てを見ている。
以上、松浪君を惜しみながら、我もまた、全てを見ている天の下で、
身を引き締める。
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