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日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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西村眞悟の時事通信
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制空

平成24年10月23日(火)

 昨年三月十一日の東日本巨大地震、巨大津波以降、我が国の南西方面における中国空軍機の我が国領空への異常接近と、これに対する我が国航空自衛隊のスクランブル発進は、それまでの三倍の密度に跳ね上がって現在に至っている。

 しかるに、マスコミで報道されるのは、中国の公船の我が国領海への侵犯と中国海軍艦艇群の我が国領海間近の接続水域の航行などの海上のことである。
 そこで言う。二次元で尖閣を捉えるのではなく、三次元で尖閣防衛を考えねばならないと。
 重要なのは、制空である。
 
 敵はこのことを知っているので、海上に於ける領海侵犯以上に空に於ける我が国領空への異常接近を繰り返しているのだ。

 そして、この制空の分野こそ、航空機やミサイルの「性能」が、最も厳然たる差を見せ付ける分野である。
 例えば、零式艦上戦闘機が七十年前の大東亜戦争初期に如何に無敵であっても、現在のジェット戦闘機の前では、赤トンボ並みだろう。
 従って、今まさに予算編成の時期に当たって、政府に求められる問題意識は、我が国の制空権確保に関する予算編成上の決断だ。つまり、航空自衛隊を主として海上自衛隊そして陸上自衛隊の各航空戦力の充実に向けた予算編成こそが今与党に求められる政治決断だと思われる。
 
 しかし、民主党と野田内閣には、この問題意識は全く見られない。
 これに反比例して、国民の中にはこの問題意識が渦巻いている。
 そこで、この亡国政権のもとでも健全である国民の問題意識に応えて、天が明らかに加勢し始めたと感じたことがあるので言っておく。神がかりと思われてもいい。私が感じたことだ。

 十月中旬前から、沖縄近海に居座って北の東から西に流れる偏西風にも乗らずに動かない台風があった。
 その台風をテレビ画面で見たとき、この台風は、尖閣周辺海域に厳しい風と荒れ狂う高波を引き起こしていると思った。
 それゆえこの時期私は、朝の駅前で、今尖閣を護っているのは、我が国政治ではなく、「海上保安庁の現場の諸君と台風だ」と語った。

 十月十九、二十、二十一日、私は富士山東部の山梨県身延に行く予定だった。
 するとこの台風は、その前に沖縄近辺から動き始めて北北東に進み、十八日には近畿に雨を降らせながら東海の方向に進んでいった。私は、この台風の雨風を追いながら山梨に行くことになると覚悟して雨具を用意して十八日未明に東に向けて大阪を出た。
 しかし、十九日の未明、到着した山梨の身延は、台風一過の快晴だった。
 尖閣周辺に数日間にわたって厳しい波浪をもたらしていた台風は、役目を終えたかのように富士山周辺の東海を襲うことなく優しく青空を運んできていて、木々の緑が明るい太陽に照らされていた。
 台風は、尖閣での役割を終えたかのように静岡を避けて太平洋に消えていってくれたのだ。

 この時私は、約八百年前の蒙古襲来の時、蒙古が遭遇した我が国近海の厳しい波浪に思いを致し、あの時も現在も、我が国を襲う賊を等しく波浪が襲うことになるのだと合点がいった。理屈ではなく、私の直感だった。
 鎌倉時代末期に、海上から我が国を侵略する蒙古軍を襲った暴風を神風というが、その神風は、時に臨んで今も脈々とあると思った。
 即ち、空に台風があって、海上に荒れ狂う風雨と波浪をもたらす風土の中に我が国は存在し、この度の台風も明らかに波浪で尖閣を守っていた。

 この台風に教えられるまでもなく、我が国防衛に必要なのは「制空」である。この制空があって海上の防衛が成り立ち陸上の優位が確保される。
 従って、この「制空」の充実のためにも、一刻も速い不作為野田民主党内閣の打倒が必要なのだ。
 今、民主党内閣の延命を望んでいるのは、敵の中国共産党だけだ。

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