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日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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西村眞悟の時事通信
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吉水神社秋季例大祭

平成24年9月29日(土)

 九月二十七日、吉水神社の秋季例大祭に参列させていただき、大切なことを感じさせていただいたので記しておきたい。

 吉水神社には、後醍醐天皇の御座所となった書院がありそこに玉座がある。さらに、その南朝から二百年前、兄頼朝の追っ手から吉野に逃れた源義経と静そして弁慶が数日滞在した部屋もそこにある。

 例大祭は、佐藤素心宮司のもと、東の方皇居礼拝と国旗掲揚を以て始められた。
 そして、その中に、一貫して低く高く響きわたる音(おん)があった。その音は、次の三人の方が響かせていた。
 雲龍さんは、石笛と横笛、それも千数百年前の古墳から出土した笛と同じ笛だ。
 のぶ(KNOB)さんは、オーストラリア原住民が使うシロアリが中を空洞にした長さ一メートル直径二十センチほどの木の幹の笛。 大小田さくら子さんは、古事記のやまと語り。その語りは、聴いたこともないが、千三百年前、太安万侶が稗田阿礼から聴いたのはこのような語りなのかと思われる音であった。
 雲龍さんの笛は、天空高く響きわたり、
 KNOBさんのアボリジニの笛は、低く地底からの地鳴りのような天から下る遠雷のような響きであり耳から聴いているのではなく腹に伝わってくる音である。
 
 この三つの音の響く中で、例大祭が、素朴に行われた。
 そして、感じた。宗教の根源的なものは、文字で伝わるのではなく音(おん)で響いて伝わるのだと。

 文字を紙に書き石に刻んで教典を伝える民族がある。
 そして、我々のように、文字ではなく音の響き、伝承によって伝える民族もある。
 ヨーロッパがキリスト教に覆われる前に生きていたケルトの人々は、大切なものは文字ではなく伝承によって伝えていたと聞いた。我々日本人もそうである。さらに、このような地鳴遠雷のような笛を持つアボリジニも台湾の山に住む高砂族もアメリカインディアンも同じではないか。
 教義教典(文字)は、二千年の歴史しかないが、伝承(音)の歴史は、それ以前の数十万年にわたるだろう。
 従って、吉水神社に響いた音は、宗教の根源的な響きだと思う。
 そして、この教義教典の遙か前の根源的な信仰を現在も血肉のように内に秘めながら、近代国家としての統一を保っている日本は、確かに、地球の中で独自な文明世界を維持している国であり民族である。
 この民族の一人として生まれたことを、天にそして父母に感謝する。

 以上、吉水神社秋季例大祭において、幽遠の音を伝え根源的な宗教の伝承を教えてくれた三人の方々と、その響きの場を与えてくれた吉水神社宮司、佐藤素心大兄に心から感謝し、
 あわせて、
 南朝、後醍醐天皇そして万世一系の国體を護らんとして七たび生まれて国に報いると誓った楠公楠木正成の霊に深く頭を垂れ、我もまた国體を護らんと心に誓って山を下りた。
 佐藤宮司、ありがとうございました。

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