大阪堺市出身!国家の安全保障や国益優先の信念を貫く行動派!

日本のこころを大切にする党 西村眞悟

  • 西村眞悟 Facebook
  • 西村眞悟 twitter
  • 西村眞悟 RSS
西村眞悟の時事通信
  • HOME
  • 西村眞悟の時事通信

保守救国連合内閣樹立からみた安倍総裁の意義

平成24年9月28日(金)

 表題の、「保守救国連合内閣樹立の観点」から
 安倍自民党総裁は如何に評価すべきか。
 それは、明らかに、我が国にとって、マイナスである。

 まず第一に、戦後体制の中で肥え太った自民党では、我が国を取り巻く内外の厳しい情勢に対処できないから、現在の惨状に陥ったのではないのか。
 長期政権の中での自民党の機能不全。これが混迷の出発点だ。
 そして国民は、自民党のだらしなさにあきれかえり、辟易して、「すこしましか、一度、させてみたら」という諦めの思いで売国の民主党が、甘く掲げる生活第一に騙されて、三年前の夏、誘蛾灯に吸い寄せられるように、また魔が差したように「自民党以外」を支持してしまった。
 そして、天に唾する如く裏切られた。
 よって、この自民から民主への不毛のサイクル実験で明らかになっていることは、もはや、自民も民主も、つまり戦後体制的徒党では、今我が国に迫る課題を克服できないという貴重な学習なのだ。

 しかるに、自民党の安倍総裁は、再び、その自民党に政権を担わせる為に「総裁」になったのだ。
 これはつまり、時計の針を逆に回すために総裁になったということではないか。安倍氏は、この三年間の不毛のサイクルが教えている貴重な教訓から何も学ばない愚行の為に総裁になったということだ。
 
 百五十年前は、旧来の幕藩体制では、欧米列強の前で我が日本は存続できないと学習したが故に、国家の存続のために幕府を倒し明治維新を断行した。
 しかし、百五十年後の今は、旧来の自民・民主体制(幕藩体制)では、我が国は厳しい内外の情勢の中で衰退を止めることができないと学習したにもかかわらず、国家の存続よりも、自民党(幕藩体制)の復活を謀っている。
 従って、この旧来の体制維持のために自民党総裁になった安倍氏は、我が国にとって、明らかにマイナスである。
 我が国は、自民党の為にあるわけではないのだから。

 以上の通り、位置づけざるをえないのは、安倍氏が育ちがよく、特に拉致被害者救出に取り組み、国民的人気があり、自民党への支持を集める存在であるからだ。
 安倍氏が自民党の総裁になるということは、彼が、名前に一字もらっている長州の同郷の英雄、高杉晋作が国家存亡の境目であった幕末に、徳川幕府再登場推進徒党の頭目になるようなものではないか(ちょっと、大げさだが)。

 私は、人気のある安倍さんが、故中川昭一さんの思いを甦らせ、旧体制をもはや眼中に入れずに、自民党総裁という泥船の船長はおたく的口芸達者に任せて、
 平沼赳夫たちあがれ日本代表らと志を一にして保守救国連合樹立に向かう「野生」を発揮してくれよと期待していた。
 名前の一字をもらったのだから、晋三は晋作の爪のアカでも飲めと思っていた。

 今まで言わなかったが、安倍氏が自民党にいながら人気があることが如何なる結果を招くか、彼の人気の前提となった拉致被害者救出問題に関して述べておきたい。
 安倍氏を総理大臣にしたのは、国民的人気であり、その人気は拉致被害者救出への国民的期待から生まれた。
 安倍総理は、拉致被害者救出国民運動から生まれたのだ。

 では、安倍総理のもとで、拉致被害者救出は、どうなった。
 何も進展しなかった。
 進展したのは官僚組織のなかだけ。
 つまり、拉致問題が官僚のルーティーンワークになっただけ。
 
 そもそも拉致被害者救出は、武を背景に持して、いざとなったら使う体制を整えた上で、経済的圧力をかけ続けて「進展」させる、国民の命がかかった決死の覚悟が必要な問題のなだ。
 即ち、拉致問題は、戦後体制から脱却を促す問題だ。
 これは、我が国の主権を無視した国民の拉致の本質が、仕掛けられた戦争なのだから当然であろう。
 従って、戦後体制そのものの自民党の総裁安倍氏が総理になっても進展しなかった。これは、当然だ。
 しかし、ここから現状維持ではなく、マイナス面が顕在化した。
 つまり、安倍氏に対する期待が大きかったので、拉致被害者救出の原動力である国民運動のエネルギーが弱体化していったのだ。拉致問題は、官僚の業務となり、それと反比例して国民運動の盛り上がりは、下降した。
 確かに、政府内に本部がつくられ、本部長には総理大臣そして担当大臣がおかれ、救出国民集会には、総理以下大臣が主席して「挨拶」し、定期的に家族を集めたレセプションも官僚業務として開かれるようになった。
 そして、今までの日本政府は拉致被害者救出に積極的に取り組まなかった、従って、被害者を助けるためには、我々が頑張らなければならないと思っていた国民有志は、政府への突き上げを控えて、安倍内閣が取り組んでくれると喜び、安倍内閣を頼りにした。
 そして、どうなったのか。
 何も進展しなかった。国民運動のエネルギー衰退だけが残った。
 これが、拉致問題に対する安倍総理出現の効果だった。

 今度は、成り行き次第では、安倍総裁によって、拉致問題を含む大きなエネルギー、即ち、「国家再興のエネルギー」が衰退する事態になりかねない。
 安倍晋三さん、
 血筋のいい君には分かりにくいのだが、戦後からの脱却とは、君を名門故に優遇してきた自民党を潰すことなんだ。
 つらく思う必要なはい。自民党はかつての自民党ではない。
 いつでもあの民主党と同じことができる村山富市談話信奉党だ。
 どうか、高杉晋作と名前の一字を伴にする縁を噛みしめ、
 故中川昭一さんを思い起こし、
 足下から、戦後からの脱却の一歩を示していただきたい。

新着記事

  • 平成30年11月7日(水)
    今まで、時々断片的に、明治百五十年に関して私の中に浮かぶ思いを書いてきた。その一環として、日本と西洋、どちらが文明でどちらが野蛮か、西郷隆盛とその同時代人の論議に触発された思いを記しておきたい。「月刊…
  • 平成30年10月29日(月)
    明治天皇のお誕生日、十一月三日の天長節、即ち「明治の日」が迫る本日十月二十九日、高円宮絢子さまご婚礼が明治神宮で行われた。まことに、おめでとうございます。絢子さまは、明治天皇の孫で昭和天皇の弟である三…
  • 平成30年10月25日(木)
    先の十月十一日の韓国済州島における韓国主催の国際観艦式の実施に際し、韓国政府が、参加各国に対して、参加する軍艦には、「自国国旗と韓国国旗だけをマストに掲揚することが原則」だと通告した。つまり韓国は、我…
  • 平成30年10月24日(水)
    明日の二十五日、安倍総理が中国を訪問する。別に、今、北京に行かなくともいいのだがなあ、と思うが、行くということになっているのだから、仕方がない。そこで、この訪中の背景を造ったのは誰かと指摘しておきたい…
  • 平成30年10月23日(火)
    十月二十一日の夜、私の地域の祭りの終了にあたり、ふとん太鼓を担ぐ、五十名の青年団の若者と、ふとん太鼓に乗り込んで太鼓をたたく、十人ほどの小学生とふとん太鼓を担う若者の側で、大きな団扇で扇いで励ます、十…

アーカイブ