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日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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西村眞悟の時事通信
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一度、無効と言えば・・・狸に化かされた戦後

平成24年6月15日(金)

 昨日十四日は、朝から弔旗を門に掲げた。
 謹んで寛仁親王殿下のご冥福を祈り申し上げます。

 十三日夕刻の東京都議会本会議における石原慎太郎東京都知事の、日本国憲法即ち「占領憲法」に関する答弁は、その制定過程を述べた上で、改正とかではなくて、「廃棄すべきもの」、「はやく別れるべきもの」というものであった。
 まことに意義があった。
 要するに、改正とは有効性を前提にしているが、改正ではなく廃棄すべきとは、無効を前提にしている。

 この公の場における「(無効だから)廃棄すべきもの」という占領憲法に対する石原知事発言は、一度為されれば、様相が一変する類の画期的なものである。
 この「無効」だを一回言われれば、それ以降、従来の戦後の憲法論議はできなくなる。つまり、砂上の楼閣か蜃気楼を相手に議論するような状態になる。

 学生時代、京都山科の天智天皇の御陵近くは、夜は真っ暗だった。その近くの赤い提灯が付いた「めしや」に入ると、地元の人が女将にしゃべっている。
「あいつなー、狸に騙されよったんや」
聞き耳を立てていると、近所の男が幾ら待っても家に帰ってこないので、皆で探しに行った。
 すると、その男が、小川の中でリヤカーを引いて川上に向かってえっちらおっちらと歩いている。
「お前、何してるンや」というと、その男、川の中にいることも分からず、人に頼まれてリヤカーで荷物を運んでいるンやと返事した。
「アホか、お前、川の中にいるんやぞ」というと、
その男、回りを見回して、初めて自分が川の中でリヤカーを引いる姿に気付いて驚いた。
 その男も近所の人も、狸に騙されたとしか考えられなかった。
 昭和四十年代の初め、山科の街道から少し外れたところは、こういう話しがよくあったようだ。

 さて、石原知事の、「無効」答弁を聞いて、その効果を考えているとき、学生時代に聞いたこの狸に化かされた男の話を思い出したのだ。この男は、戦後日本だ。
 戦後日本(男)は、憲法(狸)に言われた通り、えっちらおっちら歩いていた。
 しかし、実にアホなところを何故か真剣に歩いていた。つまり、川の中でリヤカーを引いて川上に向かって歩いていた。
 そこで探しに行った近所の人が、「お前、何しとるんや」という。男は「憲法に言われたからここを歩いているンや」と答える。しかし、「お前、川の中におるんやぞ」と言われてやっと己の姿が分かり吃驚する。そして、狸に化かされていたと気付く。

 この度の石原知事の「憲法無効発言」は、
「憲法とは狸やないか」、「お前、狸に化かされてるんや」
と、憲法に言われたとおり歩いてきた戦後日本に言ったということだ。
 従って、化かされてたと分かった以上、従来の憲法論議は、狸に化かされていた時の議論だったのであるから、全て馬鹿馬鹿しく、もはや繰り返すことができなくなる。
 そして、国民が日本国憲法は狸だったと分かった以上、もはや日本は、戦後日本ではなく、狸に化かされることはない。
 当然、石原慎太郎さんや平沼赳夫さんの総理となる内閣は、狸の呪縛から解放された、真の国益を踏まえ、その実現のために、軍隊を保持し国権に基づき運用する政治を実践するものとなる。

 この度の石原答弁は、このような画期的な流れを造ったものである。
 十三日の土屋たかゆき都議の十数分の質問に対するささやかな知事の答弁だったと思ってはならない。
 狸に化かされた男を一挙に正気に戻す力がある。
 土地が海面より低いオランダの巨大な堤防も、子どもの指が入るだけの一つの小さな蟻の穴が開けば崩壊するのである。

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