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日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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西村眞悟の時事通信
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いよいよ北朝鮮の核だ

平成14年10月18日(金)

 ついに表にでてきた「核」

 日本では、目をつぶれば「核」は無いと思っている。しかし、ついに出た。日本の総理大臣の自己陶酔から「核を持つ北朝鮮」にカネを渡されたらかなわない。こう判断したのはアメリカだ。

 そもそも、核を前提にしなければ北朝鮮問題は解けないのだ。注視すべきは、アメリカは北朝鮮が核開発を続けていたと公表しただけということ。ジュネーブの米朝合意以前に核を北朝鮮が保有していたかどうかは、アメリカは何も触れていない。

 では、ジュネーブ米朝合意以前に北朝鮮は核を完成させていたのか。
1994年3月、ペリー国防長官は「北朝鮮は2,3発の原子爆弾を完成している」と断定した。
 ということは、今回のアメリカ発表は、北朝鮮は従来の2,3発の原子爆弾に加えてさらに保有数増大のために核開発を続けていたことになる。その間、一発も完成していないということは無いだろう(この間、日本からコメ百万トン以上、金大中から8億ドルを北朝鮮はせしめている)。

  小泉外交の線香花火のような破綻

 北の核開発の発表でアメリカは、小泉外交を破綻させた。つまり、小泉外交では、北朝鮮に核を廃棄させる前に、カネを与えてしまうとアメリカは見切ったのだ。
 また、金正日も小泉をメッセンジャーボーイとする戦術を放棄して、8年前の米朝直接交渉に戻ると思われる。
 もともと、小泉は、自分がメッセンジャーボーイの役目を負わされたことを自白している(9月22日、報道2001に出演して、「核のことをブッシュ大統領に説明してくれと金正日にたのまれた」と発言。たとえそう言われたとしても、なんと愚かにも、それを平気で公表するのか)。

  五人を北朝鮮に戻すな

 以上を総合すれば、アメリカのブッシュも、北朝鮮の金正日も、小泉を介して交渉することに見きりをつけて直接交渉にはいる。日本を無視してもジュネーブ合意やKEDOの枠組みで、日本から米朝の合意だけでカネを出させた経緯がある。
 北朝鮮にとっては、人質は多いほど良い。日本の意向を無視すれば無視するほど、日本が言うことを聞いて有利になるならば、そのために、北に戻った五人を返さない。

  自分のことをあまり言いたくないが

 私は、一貫して北朝鮮が核を既に保有していることを前提にして議論してきた。数日前のフジテレビでもそうだった。
 日朝友好路線歓迎ムードに、核を持つ独裁者にカネを出して日本が「テロ支援国家」になっても良いのかと発言してきた。
 その時、タカハでどうしようもないという扱いをしようとしていた出演者達は、今、どう思っているのだろう。放送後に、私に非難の電話をかけてきた人達は納得しただろうか。
 小泉路線で良いとまだ思っているのだろうか。
 小泉をほっておけば本当に危険なことになったのだ。日本に核攻撃の可能性が増大することを日本のカネでしようとしていたのだ。さらに、日本に限らず、中東・東アジアを含む世界の平和にとって、脅威になることを日本のカネが実現しつつあったのだ。

  その危険性を察知したのはアメリカだった。

 アメリカは、アフガンでアルカイーダの残した膨大な資料からオサマビンラディンや国際的テロ組織に北朝鮮がミサイルや武器を売却している証拠を握った。
 偵察衛星で、北朝鮮が核開発を続けていることや生物化学兵器の大規模な生産貯蔵施設を保有していることを察知していた。
 アメリカはピョンヤン会談の直前に訪米した小泉総理にこれらの情報を提供しようとした。しかし、小泉総理と田中アジア局長は、これらの情報をピョンヤンで全く生かせなかった。そして、国内の軽薄な成功ムードに身を委ねようとした。
 それで、この度の発表となったわけだ。
 このうえは、日本政府の仕事は、五人の送還拒否と家族子供たちの日本帰還を実現することである。

 それにしても、やはり国家はそれなりの情報収集能力をもたねばならない。特に独裁政権相手では、今の貧弱な能力ではだめだ。すべて筒抜けで外交などできるか。
 この度の様に、国際的な恥さらしになるのが落ちだ。

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