大阪堺市出身!国家の安全保障や国益優先の信念を貫く行動派!

日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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西村眞悟の時事通信
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国民の可処分所得の重要性を理解していた西郷隆盛

平成23年9月29日(木)

 昨日、新幹線で東京に向かっていたとき、野田内閣がよたよたと増税に踏み出したことが車内の電光掲示板に流れた。
 
 よたよたと踏み出した、と書いた理由は、民主党と内閣との間で、増税幅が一致しているのかいないのか分からないからだ。
 従って、こいつら、国民を馬鹿にしているのか、と思う。大学のサークルのようなつもりで「内閣をしている」のではないか。
 とは言え、野田内閣と与党は、幅では一致していないが増税では一致しているようである。その増税の理由は、東日本大震災の復興財源がないから増税により財源を得なければならないということだ。
 
 財源がないのは分かった。
 しかし、野田総理と内閣は、次の二つについて検討して、その結果を国民に説明したうえで、財源を得るために増税の道を選んだと公表しなければならない。
 検討と説明を要する第一の点は、政府が財源を得るためには、増税の他に、国債を発行すること(つまり借金をすること)と、通貨発行特権を行使することの二つの手段がある。何故、この二つの手段を執らずに増税をするのか、現下の経済情勢を前提にして説明する必要がある。
 そこで、この現下の経済情勢のもとで、増税すればどうなるのか、これが検討と説明を要する第二の点である。
 現在は巨大なデフレだ。そして、経験したことのない円高だ。この状況から脱却するには内需拡大策を決断して実施することに尽きるのである。
 しかしながら、増税はこの内需拡大策に死活的に必要な国民の可処分所得を奪うことである。
 今国民の可処分所得を奪えば、デフレはますます激しくなり、円高の打撃も大きくなる。こうなれば、国内の工場閉鎖は相次ぎ失業者が増大する。つまり、今我が国国民の可処分所得を増税で奪うということは、即ち、我が国の国力を奪うことである。
 
 このように考えてくれば、現時点での増税は、鳩山から菅と続いてきた民主党内閣の主要方針、即ち、日本弱体化の一環として顕れていると理解し位置づけざるをえない。
 即ち、左翼政党である民主党のコミンテルン日本支部としての方針が、災害復興という御旗を掲げてカモフラージュした増税という日本弱体化策となってきたといえる。
 まことに、左翼らしくしつこい。外国人参政権あり、人権擁護法あり、そして増税ありの、あの手、この手である。

 東日本大震災からの復興は、日本経済という巨大な有機体が全体として活力を取り戻すなかでこそ達成できる。
 人体にたとえれば、体の一部に受けた大きな傷を治すためには、体全体の体力をつけなければならないのであって、傷の部分だけに膏薬を幾十にも貼るだけではだめだ。体の一部といえども血管と神経によって体全体に通じているのだ。災害復興も、これと同じである。日本経済全体の活力回復こそが、東日本被災地の復興に通じる。
 野田総理は、今、増税によって日本経済全体の活力を削ごうとしている。従って、この増税は、民主党による日本弱体化というコミンテルン戦略の推進として位置づけられるだけである。

 さて、昨日、「西郷南洲遺訓」を持って新幹線に乗っていた。そして、野田内閣増税に向かうという電光掲示板を見て次の西郷さんの言葉を読んだ。如何に適切な指摘か説明の必要もない。
 西郷さん曰く、
「租税を薄くして民を豊かにするは、即ち、国力を養成するなり、故に、国家多端にして財用の足らざるを苦しむとも、租税の定例を確守し、上を損して下を虐げぬものなり。
 よく古今の事跡を見よ。道の明らかざる世にして財用の不足を苦しむ時は、必ず曲知小慧の俗吏を用い、巧みに収斂して一時の欠乏を給するを理財に長ぜる良臣となし、手段を以て過酷に民を虐げる故、人民は苦悩に堪えかね・・・」
 何と、今の事態に適切な言葉ではないか。
 西郷さんは、国民の可処分所得を増やすことが経済を活性化させ国力を養成することになることを見抜いていたのだ。
 野田君と曲知小慧の俗吏、一体貴公らは、○○政経塾いや○○出世塾とやらで何を学んだのか。

 この度の増税発表のなかで、「曲知小慧の俗吏」が工夫したことは、煙草の増税だろう。俗吏は、煙草に関する「健康のため吸い過ぎに注意しましょう」の標語を利用して「取りやすいところ」から取ろうとしている。そして、二兆二千億円ほどの可処分所得を庶民から吸い上げようとしている。
 これを認めれば、飲み過ぎて体に悪いのは煙草だけではない酒もそうだ、ということで酒の増税につながる。夜更かしは体に悪いし不良の温床にもなるから午前零時以降の「夜更かし税」の開設もあり得る。
 要するに、国家が国民の嗜好と自由な生活に関して過度に干渉することを許す共産主義税制に道を開くことになる。

 この他、東京までの間、西郷さんの遺訓を見ていると、如何にも適切な箇所がある。その一部をご紹介したい。

「小人ほど、才芸あり用便なれば、用いざればならぬものなり。さりとて、長官に据え重職を授くれば、必ず邦家を覆す」
 これ、鳩山、菅そして野田と彼らの内閣のことではないか。

「人を籠絡して陰に事を謀る者は、よしその事を成し得ても、慧眼よりこれを見れば、醜状著しきものぞ」
 これ、小沢一郎という人のことではないか。

 最後に、西郷さんの次の言葉、
「政の大体は、文を興し、武を振い、農を励ますの三つに在り」
「文」とは我が国の歴史と伝統に基づく文化と教育である。これを興すことが、政の第一義である。
 その為に、武と農を振い励まさねばならない。
「武」とは武士道に基づく国防であり、
「農」とは農林水産を含む産業全体である。

 野田内閣という日教組の組織内議員が閣僚を選んだ正真正銘の左翼内閣が、増税に流れ出したということは、野田内閣は、政の大体である、文を興すことにも武を振うことにも農を励ますことにも背を向けた文字通りの背信、亡国内閣だということになる。

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