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日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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西村眞悟の時事通信
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本年のご懇情を深謝申し上げます

平成21年12月31日(木)

 いよいよ大晦日です。本年戴いたご懇情に深謝申し上げます。
 併せて、
 良き新年をお元気に迎えられますようお祈り申し上げます。
 
 今朝の産経新聞に、尊敬している石黒大圓さんの実践活動が紹介されていた。石黒さんは、いつも今頃の寒い季節、大阪の街角で路上に寝ている人々に新しい寝袋を配り、大阪駅で暖かいお粥を配っておられる。
 本年の十月、中川昭一さんが亡くなったとき、石黒さんは、
悲しむことはない、中川さんは「光り輝く死の世界」から、日本を守られる、そのような魂なのだ、と書かれた。
 それを拝読したとき、涙がでた。そして、その石黒さんの一文を中川さんの奥さんにお送りした。何もかも亡くなったのではなく、光り輝くところ、そこで、ともにおられると思っていただきたかったからだ。
 
 石黒さんは、平成の初め、息子さんと奥さんを相次いで亡くされた。その悲しさ寂しさの底で、毎年大阪で百名の人々が路上で寝ていて死んでいると聞く。その時、妻子を救えなかった分、恵まれない境遇の路上の野宿者を救おうと思い立った。以後、毎年寝袋を配り炊き出しをされている。
 その活動は、石黒さんだけがしているのではない。光り輝くところにいる息子さんと奥さんが、ともにされている。
 石黒さんの今朝の新聞でのコメントによると、
「こんな豊かな国で路上で死なせることは、大阪、日本の恥だと思って。私にとっては、背中に日の丸を背負った活動でもある」と。

 ここが、左翼の奉仕活動と違うところだ。
 左翼活動の特徴は、政治の無策、体制の矛盾をアピールする。むしろ、政治攻撃の手段として奉仕があるのではないかと思える。そう、国民の困窮を、自分たちの政治的利益、勢力拡張のダシ・道具に使うのが、左翼の伝統的活動である。
 つまり、昨年の今頃の「日比谷派遣村」の演出が、左翼的奉仕活動である。政治的目的が主であった。失業者をダシに使った。
 その証拠に、昨年より更に深刻になった本年、日比谷に派遣村がない。
 何故か。日比谷に昨年派遣村を演出した興行師がいないからである。仮に本年も日比谷に派遣村を造って厚生労働省の前で座り込むとしよう。その時、主張する政治の無策とは何になるのか。
 それこそ、正真正銘、「民主党政権の無策」。
 だから、本年、日比谷で派遣村の興行ができない。
 これが典型的な左翼の奉仕活動である。
 もっとも、このことは、既に二十世紀の共産主義国家において共産党が政権を取る前のプロパガンダと、政権を取ってからの社会の悲惨な実態で、証明済みのことである。
 大阪においても、テレビなどで報道される街中の奉仕活動は、左翼の活動が多い。左翼は、マスコミへのアピールがうまい。
 
 以前大阪で、数坪の建物に、千名を超える人々の住民票があって、その人達が生活保護を受けていた。そして、毎月支給される千名を越える「住民」の生活保護費を一括して主宰者が受け取りピンハネしているというカラクリが明らかになった。
 これでは、奉仕を食い物にした利権だ。
 しかし、このけしからん生活保護費詐取のカラクリも、自分たちで作り出した日比谷の派遣村をダシに使って食い物にし、「政権」にありついた輩と比べればまだ情状の余地がある。
 何故なら、生活保護費に目を付けた彼らは、困窮者を食い物にしたが困窮者を作り出してはいないからである。
 これに対して、政治の無策を煽って政権を詐取した民主党政権の、この秋以降の補正予算執行停止と仕分け作業と称する無責任なはしゃぎぶりは、確実にマネーフローを止めてこの年末の困窮者を大量に生み出している。

 私も実感しているが、この暮れ、困窮者が増えている。
 一昨日二十九日にも、西成の三角公園や四角公園に行き、付近で行われる炊きだしの材料を届けた。
 天候の予想は、年始にかけて寒さが厳しくなるという。
 この年末年始、食なく職なく家なく路上で寝なければならない人々の苦しさ、如何ばかりかと思う。
 政治への不満を煽れば、福祉が充実するのではない。それは、本年の政権交代の結果が証明している。かえって悪くなった。
 今こそ、日本人と日本社会が昔からもっていた相互扶助、「助け合い」の心を呼び起こし、石黒大圓さんの思いを思いとして身近な何気ない思いやりを行動にうつすことが大切だ。

 とは言え、私はえらそうなことを書いている。
 今朝は、大晦日に、政治経済そして国際情勢のことを総括しておこうと思ってキーボードを叩き始めたが、石黒さんの実践が報道され、二十九日の三角公園の情景が思い出されて、書く資格のないことを書いてきた。
 よって、本文を締めくくるにあたり、私が印象深く読んだ聖書の一節をご紹介したい。福祉というものの原点ではないかと。
しかも、不思議に日本の昔話にも同じ物語があるのだ。
 そして、これを読む度に、私は深い自責の念に囚われることを告白しなければならない。
 私は、自分は十分にしてもらっているのに、かけがえのない肉親である亡き母、兄、息子に何もしてやれなかったからだ。

 「私の父に祝福された人達よ、さあ、世の初めからあなた方のために用意されている御国を受けつぎなさい。 
 あなた方は、私が空腹の時食べさせ、乾いているときに飲ませ、旅人であったときに宿を貸し、裸であったときに着せ、病気の時に見舞い、獄にいたときに尋ねてくれたからである。」
 その時、正しい者達は答えて言うであろう。
 「主よ、いつ、私たちはあなたが空腹であるのを見て食物をめぐみ、渇いているのを見て飲ませましたか。
 何時あなたが旅人であるのを見て宿を貸し、裸なのを見て着せましたか。また、何時あなたが病気をし、獄にいるのを見て、あなたのところに参りましたか。」
 すると、王は答えて言うであろう。
 「あなた方によく言っておく。
私の兄弟であるこれらのもっとも小さい者のひとりにしたのは、すなわち、私にしたのである。」(マタイによる福音書)

 さあ、明日来る新年を、日本の心の復活と、誇りある日本の再興の年とするために、英霊と今は亡き仲間そして同胞へ感謝し、ともに明るく元気に歩みましょう。
 来年もよろしくお願い申し上げます。
 本年のご懇情を深謝し、
 貴家、諸兄姉のご多幸を祈り申し上げます。

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