大阪堺市出身!国家の安全保障や国益優先の信念を貫く行動派!

日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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西村眞悟の時事通信
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天皇の国

平成21年11月18日(水)

 確かフランス人記者であったか、昭和十一年二月二十六日の226事件勃発当日の東京霞ヶ関に駆けつけ、そこでの見聞を書いた次のような記事を見たことがある。
 
 何事が起こったのかと霞ヶ関官庁街に駆けつけた。道路に人が集まっていたので近づき、「クーデターか」と尋ねた。
 すると、一人の紳士が振り返り、
「天皇の国にクーデターはない」と答えた。

 本日早朝、JR津久野駅前に立っているとき、昨夜のありがたい情景を思い描いていた。すると、ふとこの外国の記者が書いたエピソードが思い出され、
「天皇の国」という言葉がみずみずしく甦った。

 昨夜十七日、天皇皇后両陛下は、大阪中之島のロイヤルホテルにご宿泊された。
 ロイヤルホテルは、旧淀川の左岸にそって建てられたホテルで、右岸に立つと川の向こうにホテルの全貌が眺められる。
 そこで、天皇陛下御即位二十年奉祝大阪実行委員会が組織され、西梅田の公園に集まりご宿泊のロイヤルホテルを南に臨む旧淀川右岸まで提灯行列をすることになった。
 昨日、公園に集まった人々は約三千名で、午後六時前に二千五百名以上が手に手に「奉祝」、「祝御即位二十年」と書いた提灯を持って、小雨の中を歩き始めた。
 そして、午後六時十分頃、提灯行列の先頭がホテルを臨む右岸に着き、約二千五百名が順次到着して右岸に並んでホテルに向けて提灯を振った。行列の先頭は、籠池さんの幼稚園の園児とお母さんだった。提灯行列に参加した幼稚園児は六百名だと聞いた。
 
 六時五十分、今まで煌々と明かりが灯っていたホテル最上階の明かりが消え、また点灯され、そしてすぐ消えた。
 すると、暗くなったホテルの部屋に二つの灯りが顕れ右岸に向かって静に揺れている。
 両陛下が暗くした部屋の窓辺から、我々に向かって提灯を振られているのである。右岸に打ち振られる二千五百の提灯に、両陛下も提灯を振って応えられていた。
 川岸の各所から、「天皇陛下、万歳」と叫ぶ声がこだましている。私の前の幼稚園児が、驚くほど大きな声で
「天皇陛下、ばんざーい」と叫ぶと、皆が唱和した。
 岸に並ぶ二千五百の提灯の灯りは、両陛下と今この時空をともにできている喜びと家族の暖かさを黒い川面一面に漂わせていた。
「天皇の国」は、かけがえのない、ありがたい、みんな家族のような国だ。

 両陛下は、十分近く提灯を振って我々に応えられた。
 午後七時前に、両陛下が窓から奥に離れられて部屋に再び明かりが灯された。岸辺の人々は、思い思いに帰路につきはじめた。その時、既に小雨が止んでいるのに気がついた。

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