大阪堺市出身!国家の安全保障や国益優先の信念を貫く行動派!

日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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西村眞悟の時事通信
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シャーマンは甦る

平成21年9月16日(水)

 ウラル、アルタイの地域に生活する部族にシャーマンと呼ばれる人達がいる。
 宗教学者のミリチア・エリアーデは、シャーマンについて次のように言った、と、かつて二十歳代後半の日、早稲田大学教授の山縣三千雄氏に教えられた。森信三先生主催の青山高原における実践人夏期研修会においてであった。
「シャーマンには、全コサックの力を以てしても、全ロシアの力を以てしても如何ともしがたい力が内面にはたらいている」
 またミリチア・エリアーデは、「真に神聖なものは、各々形を変えて全ての民族に現れている」と述べた宗教学者である。
 この言葉に接したとき、私は、「真に神聖なもの」が現れているであろう我が国の自然、風土、そしてそこにある物語(歴史)と民族の意識に無限の愛着を感じた。

 九月一日の書き込み以来、本日まで本欄は空白だった。
 しかしながら、この間、来月号の月刊日本と月刊誌「正論」へ二編の原稿を寄稿した。これから発行される両月刊誌を御一瞥いただければ幸甚です。
 またこの間、鹿児島と志摩の二カ所の葬儀に参列させていただいた。志摩は伊勢神宮の奥に位置し、私と同志の毎年の伊勢神宮参拝に際し、各段のご配慮をいただいている地で、当地の盟主南英雄氏の御令弟の葬儀に参列させていただいた。
 そして、鹿児島であるが、若干二十一歳で亡くなった山下貞一君の葬儀だった。
 彼は鹿児島神社宮司の御長男で、平成二十年三月、郷里鹿児島の高校を卒業して東京の大東塾に入って東京海洋大学に学び、この度の選挙において、西村眞悟の街宣活動に参加してくれた。
 候補者である私は、堺にとどまっていたが、山下貞一君は、同志と共に大阪、京都、滋賀などで改革クラブと私の街宣活動に専心してくれた。
 私は、街宣部隊リーダーの盟友相沢さんを通じて、街宣部隊は今日は堺泊まり、明日は滋賀の長浜泊まり、また明日は大阪泊まりと聞いてはいたが、若き山下貞一君と「ありがとう、ありがとう」と握手したのは、八月中旬の難波での街頭活動の時のみだった。慌ただしい選挙戦の中で、候補者である私と街宣部隊が交差して私が彼を含む街宣部隊の仲間と握手できたのは、人と車で混雑する難波の街頭だけだったのだ。
 その時、彼は感激して、ほんとうにまじめな姿勢で、私の握手に応えてくれた。彼の如き若きひたむきな瞳をもつ若者が私の支援にわざわざ東京から来てくれていることに心にしみるありがたさを感じた。そして、日本は大丈夫だ、すばらしい若者が育っている、と実感したのだった。
 その彼が、選挙が終わった九月六日に、青森県八甲田山付近において交通事故により亡くなった。享年二十一歳。
 葬儀は九月十日、鹿児島の西郷墓地近くの斎場で行われた。此処は彼の母校のすぐ近くでもあった。
 葬儀に参列していて、悲しくて仕方がなく、先に逝った林太郎のことがこみ上げてきた。
 その葬儀の前、山下貞一君のお導きと思い、彼もよく訪れたであろう西郷隆盛の墓地を訪れた。そして靴を脱ぎ、地面に正座して西郷隆盛の霊に頭を垂れた。この西郷墓地にも、十代で戦死した西南の役の勇者達がいる。
 葬儀後堺に戻り、山下貞一君と同年の二十一歳で、堺の石津川において戦死した南北朝時代の武将である北畠顕家の奮戦の地の写真葉書を貞一君の御父君にお送りした。

 さて、シャーマンのことであるが、先日大先輩の道友から、五木寛之の対談集「気の発見」という本を送っていただいた。その中にある五木の次の発言から強い印象を受けた。
「何が私に書かせているかというと、読者の気持ちというか、目に見えないパワーのようなものなんです。・・・その声なき声が私の体のなかにテレパシーのように伝わってきて、お前書けと。自分は書かされているんだと考えているんです。つまり作家シャーマン説なんです。」

 この一文を読んで、私は、今までの政治的行動も、自分がこの度の選挙において各所で言ってきたことも、実は日本と無量の国民から、お前言えと、言わされてきたことだと得心できた。
 このことが、この度の選挙において全く悔いのない根本の理由だと思う。仮に私が、「生活第一」に迎合して、給付金はいくら払います、などと叫んでいれば悔いが残った。
 しかし、私は、給付金を払う主体である「国家の存亡という課題」を掲げ、拉致された日本人の救出を忘れて我が国の未来はないと訴え続けた。これは五木氏の言うように「お前言え」と言わされたものだと思う。従って、充実感があり、悔いは全く残らない。
 五木寛之氏が「作家シャーマン説」を言うならば、吾こそは、「政治家シャーマン説」だ。
 ウラル・アルタイは、我が日本民族と先祖を一つにし、そのシャーマンには、全コサックの力を以てしても、全ロシアの力を以てしても、いかんともし難い力が内面にはたらいているとするならば、同様に、我が日本にも「戦後体制」のあらゆる力を以てしても如何ともしがたい力がはたらいている。私は、この日本の力を信じている。

 昨日、国を改め回復るにあたっては、まず、北陸道一宮の氣比神宮に参拝すべしと東京で教えられた。
 此処は応神天皇の父母である仲哀天皇と神功皇后の御親拝された社であるという。応神天皇は、堺に御稜のある仁徳天皇の父君である。私は、仁徳天皇陵の近くで育った。強い縁を感じた。
 そこで本日早朝、東京より大阪に帰り、予定を確認し、直ちに福井県敦賀市にある氣比神宮を訪れ参拝させていただいた。
 祈願は「御皇室の彌栄と国家安泰」。すっきりと心洗はれた思いがした。
 そして、本日、鳩山内閣発足。
 氣比神宮参拝後に敦賀にてこの組閣のニュースを聞くに、我が提示し続けた国防・外交という「お国について」の課題は封印されたまま。
 この真夏の選挙に続く組閣という「宴のあと」、我が国は如何なる状態で荒い千尋の海を航行することになるのかを思い、シャーマンとしての役割が今こそ求められていることを自覚した。

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