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日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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西村眞悟の時事通信
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首相官邸

平成20年12月17日(水)

 十七日には、「改革クラブ」として官邸に赴き、麻生首相を激励するとともに緊急に政策提言を行った。
 提言の経済面における骨子は、総需要を喚起する為に思いきった財政出動を促すものである。
 日本経済を支えているのは内需であり、輸出ではない。輸出はGDPにおいて十六パーセント余の割合を占めているに過ぎない。我が国は巨大な輸出額を誇るが、実はそれはGDPの十六パーセント余に過ぎないのだ。これが我が国経済の姿である。まず大きな割合を占める内需を拡大れば、我が国経済が拡大するのである。
 今、円高と国際的な金融危機で輸出が減少傾向にある。これは買い手つまり我が国から輸入する方の問題であるから如何ともしがたい。
 したがって、我が国が経済活性化の為にできることに注目してそれを断行することが今政府に求められている。それが、内需拡大の為の財政出動である。これは結局、小泉時代の財政均衡を掲げて縮んでいく路線からの脱却を促すものである。
 要するに、財政の均衡が目的ではなく、経済の活性化が目的なのだ。そして、麻生内閣が、この方向に進むことによって、欧米諸国のように国をあげてマネーゲームに嵌り込んで、にっちもさっちもいかなくなっている世界が日本に感謝するであろう。
 つまり、来年は日本が世界経済を牽引することになる。
 麻生総理も、就任以来、経済金融危機克服に関する大きな国際会議に出席して、我が国からIMFへの十兆円拠出などの提言をしたが、改めて、日本経済の巨大さを感じたと我々に語った。
 また経済以外の提言は、拉致被害者救出である。その為の対北朝鮮制裁の全面的強化を強く麻生総理に促した。
 二人並んだ麻生総理と官房長官は、ともに胸に拉致被害者救出のシンボルバッジであるブルーリボンをつけていた。

 マスコミは、経済においても麻生内閣に関しても、悲観的なことばかりを報道しており、そのマスコミに煽られて、内部の不平を言うことによってマスコミに登場する議員が出てきている。相変わらずの現象である。
 そして、このような現象を生み出す政治風土のなかで、一年ちょっとで、二人の総理が政権を投げ出しているのも我が国の現状である。
 しかし、この先これを繰り返すことは、我が国家の為に断じて許されない。我が国を取り巻く国際情勢は、経済的にも軍事的にも、厳しさを増しているからである。
 そこで、昨日安心したことがある。近くで会った麻生総理は、血色もよく、ユーモアにとみ、活発で元気だった。
 生まれは良いが育ちが悪いと総理本人が言っているようだが、しぶとく我が国の難局を乗り切る気力が感じられた。
 私は、アメリカ大統領だったニクソンの故事を総理に語った。
「ニクソンが大統領選に出馬するとき、まず、数ヶ月間政策の勉強をした。しかし、対立候補はその間選挙運動を続けていた。見かねた仲間が、早く選挙運動に入ろうとニクソンに催促したが、ニクソンは勉強を続けた。そして、ニクソンは、回顧する。
『私は、他の競争相手が、如何にして大統領になろうかと考えている時に、大統領として何を為すべきかを考えていた。これが、私の政治生活の中で一番重要な政治的決断であった』
 今、解散風が煽られているが、今こそ、如何にして選挙をするかではなく、総理大臣として何をするかに取り組んでいただきたい。」
 このニクソンの自伝にある回顧は、十月の解散がなくなった時に浜寺公園駅の前で朝の挨拶(朝立ち)をしていて思い浮かんだものであった。言いなりになって解散をする総理は、解散権を奪われた総理であり、実は総理ではない。
 総理とは、まず総理大臣として何を為すべきかに取り組まねばならない。これは当然のことではないか。
 麻生さんはいい決断をしたとその時に思った。

 それにしても、来るたびに思う。首相官邸は何故ガラスばりなのか。ここでロボットが働いている訳ではない。生身の人間が働いている。
 それも、国家の為に判断を誤ってはならない人間がいるところだ。
その為に、リラックスして気分転換して緊張を取る空間もなければならない。それが、外から見事に見える四方総ガラス張りなのが新しい首相官邸だ。私のように、リラックスする為には、時に猿股姿になり伸びをしたい者には住めないところだ。
 生まれは良いが育ちは悪いと自分で言う麻生総理も不自由しているのではないか。しかし、マスコミは、ホテルのバーに行き過ぎると批判する。
 もっとも、総ガラス張りにも、次の利点があるか。
 先ほど、十八日の朝にアメリカに帰る元CIA東アジア部長のアーサー・ブラウンさんと話していた。そしてガラス張りの首相官邸とホワイトハウスの話になった。
 ホワイトハウスの中でクリントン大統領とモニカ・ルインスキー嬢の関係が生まれ、アメリカ国民としては気の滅入るスキャンダルとなった。
 しかし、我が国ではその心配はない。何故なら総ガラス張りだから。

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