大阪堺市出身!国家の安全保障や国益優先の信念を貫く行動派!

日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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西村眞悟の時事通信
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九月を終えて、情に目覚める秋

平成19年9月30日(日)

 色々なことがあった九月が、本日で終わる。
 
 そこで周辺の情勢は、韓国大統領選挙と台湾総統選挙はいよいよ秒読み段階に入る。
 我が国のエネルギー源である中東の情勢は、どうなるか極めて不透明であるが、各国の武力行使の可能性は拡大しつつある。
 我が国のエネルギーと物資を運ぶシーレーンは、中国の年々増強される海軍空軍力によって制圧されつつある。
 さらに、中国は一貫して台湾を武力で侵略するための核ミサイルを含む軍備増強を続けている。
 ミャンマー中部の中心都市であるマンダレーからイラワジ川に軍艦を浮かべて乗り出せば、中国はインド洋に抜ける通路を手に入れる。この戦略的要衝であるミャンマーにおいて僧侶と市民のデモがあり、草履を履いた軍隊が銃を水平に構えて民衆に向けて実弾を発射している。この軍隊は旧首都ヤンゴンの部隊ではなく、辺境の密林で少数民族とゲリラ戦をしている荒々しい部隊であると聞く。このやり口は、天安門事件と同じだ。
 我が国シーレーンの東の端である東シナ海と、西の端であるインド洋に中国が南下してきている。

 そして、今朝、テレビのスイッチを入れれば、政治討論の主題は相変わらず「政治と金」で、あの政治資金団体の領収書はおかしいと共産党員が得意顔にやっていて、司会者は大まじめで各党皆うなずいて聞いている。
 つまり、「うんざりする残暑」が終わっていくのは季節だけで、政治はこの夏の「うんざりする問題」を今日もこれからもこねくり回していくようだ。
 そして、この「うんざりする」問題の取り上げ方も、うんざりさせられるほどヘンだ。記憶に新しい、後援会事務所の「光熱費」のレベルなのだ。
 国家的観点から見れば、外国筋、特に北朝鮮筋から我が国の国会議員に向けた資金の流れこそ解明されるべきである。しかし、この分野には封印されたようにマスコミは関心を示さない。
 かつてソビエト共産党から我が国の政党への資金援助をクレムリン文書から解明した名越氏の力作「クレムリン秘密文書は語る」(中公新書)でも明らかなように、スパイ防止法のない我が国に対する金を使った工作活動は今も深刻な問題であるのに。
 
 この我が国周辺の深刻な情勢と我が国の国内政治状況を観るとき、この落差は不自然すぎる、これは何かの謀略に引っかかっているのかと考えるのが世界では常識ではなかろうか。
 では、この状況は何処から生まれるのであろうか。この状況つまり謀略を生み出すものこそ敗戦体制つまり「戦後レジーム」そのものである。これは、我が国内と一部周辺国の意識的共同謀議から生み出される。さらに、国内外の無意識的共同謀議つまり「空気」として我々を包み込み常識を奪う。
 安倍前総理は、「戦後レジーム」からの脱却を目指していたが、何時の段階で皮肉にも自らが脱却すべき「戦後レジーム」という謀略と空気に包囲されているのを感じたのであろうか。

 さて、秋は、古来、もののあはれ、なつかしさ を感じさせてくれる季節である。
 日本人は秋の虫の鳴き声を聞き分けることができるという。しかし、欧米人また他のアジア人は虫の鳴き声を雑音と感じるだけで聞き分けることはないらしい。
 つまり、我々は、虫の鳴き声を聞き分ける「情緒」をもっていることになる。
 そこで、この色々な意味で暑い夏としつこい残暑を過ごしてきて、あらためて「情緒」というものを思い起こしてみたくなった。数学者の岡潔先生のことだ。

 私は岡潔先生がいわれる難しいことは分からないが、岡潔先生が「日本人は情の人である」といったことが忘れられない。岡先生によると数学も情緒を数式にしたものに過ぎない。
 情が中心にあって理や知はその次ということになる。例えば野に咲くスミレの花があるとする。それを、人は、紫の花だととらえたり、何科の花と分類したりする。しかし、中心に、きれいだ、好きだ、いいなー、という情があるかないか、これが決定的に大切なこととなる。こういう情がない人と散歩をともにしてもつまらない。

 と、岡先生の言われたことを思い出して、この夏の政治情勢のみならず小泉改革以来の政治の世界を振り返ると、私が勝手に感じていた違和感の正体が分かり始めたように思うのである。
 つまり、情がないのだ。
 ここ数年、構造改革だという、郵政民営化をいう、またこの夏年金の行方不明糾弾を叫ぶ、それは分かった。
 理知的説明があり感覚的説明もあった。一部への憎悪の感情も国民に巻き起こった。
 しかし、結局、政治家として、日本が好きなのか、いいなーと思っているのか、なつかしいのか、その情があるのかないのか。これがどうも分からなかった。つまり、政界において、虫の鳴き声を雑音としか感じられない人々と季節を過ごしているような違和感を私は感じていたのではなかったか。

 そして、私は今まで通り、あくまで、情を大切にしたい。
 日本を信じる、好きだ、なつかしい、無限のやすらぎを感じる。
 結局、日本が世界に誇れるのは、岡潔先生が言われるように
「日本人は情の人」というこの民族の本質だと思う。

 以上、朝のTV政治討論番組を消してから、九月を終えるに当たって感じたことを書き連ねた次第。

 最後に蛇足。
 数日前、友人と食事をしていた。蕎麦と豆腐を食べた。もちろん酒もついている。蕎麦と豆腐がしみじみおいしかった。
 その時、誰ともなく、蕎麦の味と豆腐の味が分かるのは日本人だけちゃうか、という話になった。
外国で日本食ブームというが、あれはダイエットにええというレベルで、豆腐や蕎麦がおいしいから西洋人が食べているとは思えんなーという友人もいた。そもそも、そんな舌ではない。
 そこで、結論。
「豆腐の味も蕎麦の味も、秋の虫の鳴き声も、わからんやつらに戦に負けて、憲法を変えられて、今また構造改革の見本にしとるとは、情けないなー」

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