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日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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西村眞悟の時事通信
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師走の国会周辺とタウンミーティング

平成18年12月18日(月)

 十五日に国会は事実上終了した。
形式的には、さらに四日間会期が延長されたのだが、懸念された事は起こらず、十五日のうちに参議院で教育基本法改正案や防衛省設置法案が可決されたので、あとは会期末に各委員会が何時も行う閉会中審査の決定を2・3分で決議することだけが残されている。
 この閉会中審査とは、国会の各委員会で
「国会閉会中に必要が生じたときには、委員会を開会したり国勢調査を行うについては、委員長に一任願いますか。」、「異議なし。」という通例の取り決めをすることである。
 私は、十五日に国会を後にして、十六日に福島県白河の関の近くの林養魚場に集まった三百名を超える有志の方々に国政報告をして十七日に大阪に戻った。

 そこで本通信では、政策面の報告は控えて、この度の国会周辺の状況に焦点を当てて述べてみたい。
 野党四党は、政府主催のいわゆるタウンミーティングで「やらせ」があったとして、この度内閣不信任案まで提出したのであるが、国会周辺での左翼系主催ミーティングの状況は如何なるものかお伝えしておきたくなった。

 永田町の国会議事堂の裏側は、幅二十メートルほどの道路があって衆議院二と参議院一の三つの議員会館の建物が並んでいる。その議事堂側の歩道には、毎日国会見学の小中学生が議事堂に入る順番を待つ列ができている。
 そして、今回、その向かいの議員会館前の歩道には、毎日様々な赤旗やプラカードを掲げて百メートル時には二百メートルにわたってデモ隊が座り込んでいた。しかも彼らは、黙って座り込んでいるのではなく、四六時中マイクで演説しシュプレヒコールを繰り返していた。
 この様なとき、この歩道は非常に歩きにくくなるので、私を含む議員や秘書そして国会職員は、議員会館と議事堂を結ぶ地下通路を通って委員会や本会議に通っていた。
 もっとも、座り込んでいる組織と繋がりのある議員や支援を受けている議員は、拍手されながら歩道を歩いたり、時にはマイクを持って「共に闘う」という挨拶をしていたようだった。

 この議員会館前を使って座り込みやビラ配りをする人々は、圧倒的に左翼系が多い。しかも、プロの活動家またいわゆる過激派のこともある。
 以前、有事法制の審議が行われていたとき、私が歩道を通ると、「西村、人殺し!」と罵声を浴びせられた。彼らの論理では、有事法制を推進することは「人殺し」であった。倒錯した論理だ。思わずむっとして、その男の顔を見れば、目が鋭くいわゆる「左翼顔」で明らかに過激派の活動家であった。私は、これは名誉毀損もしくは侮辱(刑法二百三十条、二百三十一条)の現行犯だと思った。
 そして、この議員会館前歩道で活動する者は、ほぼ私西村の顔を知っていて私を敵視している組織の者であると分かったので、以後注意して議員会館前を歩くようになった。
(議員会館前は、人民広場か)

 さて、この度の人民広場いや会館前歩道であるが、金髪でミニスカートにヘソから胸までが見える服装の明らかに男と分かる「女性」がプラカードを持ってしゃなりしゃなりと歩いていたり、ギター演奏が流れたり、聞こえてくるシュプレヒコールから朝鮮総連も居るようであった。そこで、秘書の相沢君に、一体何をやっとるのか観てきてくれと頼んだ。自分でそこに行けば百聞は一見に如かずだったが、人民広場で前のように揉めても馬鹿らしいのでやめたのだ。

 十四日夕刻、相沢君によれば、立ててある赤旗などの旗は、
全労連、日教組、全教、自治労、民青、国公労連、新社会党、その下部組織の多くの旗である。
 プラカードは、
教育基本法改悪反対、憲法改悪反対、ファシスト政権打倒、皇民化教育反対、愛国心を押しつけるな、労働者は団結して闘うぞ、共謀罪反対など多数。
 
 また、朝鮮総連青年部を掲げる集団もいて、
「人道の船、万景峰号の入港を即時開始せよ」
「朝鮮学校の生徒に対する不当な嫌がらせをやめろ」
「警察当局の不当な捜査に抗議する」
とのスローガンを掲げて大声を上げていた。
(これをどさくさに紛れるという)
 その近くに、全学連や革マルがおり、
「教育基本法改悪反対」、「北朝鮮の核実験弾劾」
「日米の対北朝鮮強硬姿勢反対」、「憲法改悪反対」
のスローガンを叫んでいた。
 そして、黄色い僧衣を着て大声でお経を上げて太鼓を連打する反戦坊主の集団とギターを連打する集団、それらの前をしゃなりしゃなりと歩く女装の御仁、
しめて総勢五百人が居たという。
 そして、これらの群衆が車道に出て事故が起こらないように、警察官が大勢で警備していた。彼らは、暗くなって我々が国会をでるときにも手を広げてスペースを確保してくれた。
 
 しかし、そもそも、日比谷公園ならともかく、議事堂と議員会館の間の狭い道路で、連日この様な無秩序かつ放埒な示威運動を放置していていいのであろうか。議員は会館の前を歩けず、マイクの音は、四六時中委員会室や会館内に入ってくるのである。
しかも、彼らは反政府というより、反日組織といってもいいのだ。如何にスパイ防止法がないたがが外れた国といえどもひど過ぎはしないだろうか。一種の威力業務妨害を通り越して、国政に対する不当な圧力ではないか。

 ところで、この歩道前のスローガンでも明らかなように、この国会周辺の無秩序な示威運動は教育基本法改正反対の野党を後押ししている。その野党が、いわゆるタウンミーティングの「やらせ」を口実にして内閣不信任案を提出した。つまりこの不信任案は、国会裏の街頭左翼の勢いを自らの勢いにせんとした社民共産が推進したといってもよい。

 そして私は、この不信任案を審議する議場に於いて、大学紛争中の状況特に京大の全学集会の状況を思い出していた。何故なら、大学紛争中の状況は、この度の議事堂と議員会館の間の「人民広場」の状況と似ていたからである。

 では、大学紛争中の全学集会つまりミーティングの状況はどうであったか。皆が自由に発言できたのか。違う。私が観た現実は、次々と手を挙げて指名され発言するのは、民青だった。巧妙に仕組まれた彼ら民青の発言のたらい回しだった。
 つまり、全学集会とかのキャッチフレーズをもつ如何にも民主主義的な集会を現実に牛耳るのは何時も「運動のプロ」なのだ。

 従って、仮にタウンミーティングを政府が主催して、発言者が次々と自由に出てきて活発なミーティングが終了すると考えていたとしたら、その担当者は現実を知らない馬鹿である。
 従って仮にそう考えていれば、現実のタウンミーティングは、国会裏広場にいたプロ達によって牛耳られたであろう。そして、これは目指したタウンミーティングではなく、彼ら左翼プロによって偽装された国民集会となる。
 従って、政府のミーティングの担当者が、左翼プロに牛耳られる前に、まんべんなく発言者が確保できるように根回ししたのは我が国の現状に鑑みれば無理もない措置であった。
 つまり、「やらせ」の巧い左翼プロからタウンミーティングをまもる為の「やらせ」は必要であったのだ。

 もっとも私は、タウンミーティングの手法に賛同はしない。従って私にとっては、
「小泉内閣は、自らが存在する代議制民主主義の価値と重要性に対する自覚を十分に持たずに、安易にタウンミーティングという直接民主制を擬したパフォーマンスもしくは茶番劇で国民を誤魔化そうとしたことはけしからん、よって、その内閣の官房長官だった安倍総理は信任しない」、と言う理由による不信任案の方がよっぽど説得力があった。
 つまり、この度の内閣不信任案は、院外で何億円もの動員費をかけて人を集めて人民集会の「やらせ」をしている組織に支えられた勢力が、タウンミーティングの「やらせ」を理由に院内で内閣を非難したということになる。当たり前の事ながら、国会内も、国会裏の人民広場も同じレベルだったということである。

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