大阪堺市出身!国家の安全保障や国益優先の信念を貫く行動派!

日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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西村眞悟の時事通信
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覚醒剤の値段と、日々思ったこと気付いたこと

平成18年11月29日(水)

 今、大阪においては、覚醒剤の末端価格は、十倍になっているという。この価格が、上がり始めたと聞いたのは本年の夏であったから、それから急上昇してきたのであろう。
 もっとも、覚醒剤は禁制品で、所持はもちろん使用や販売も、重い刑罰が科される。従って、この価格が上昇したからと言って、一般の生活に影響が出るということはない。違法な覚醒剤常用者と覚醒剤販売によって巨額の金を集めている闇のアウトローの組織に影響が出るだけである。そして、北朝鮮の国家収入にも!

 そこで私は、例の、北朝鮮の貨客船万景峰号(対日工作母船)の日本入港を政府が禁じた夏から、覚醒剤の末端価格に注目してきた。そして、時々、その価格を知りうる立場の人から聞いていた。
(もちろん、捕まえる立場の人から聞くのであって、捕まる立場の人から聞いているのではない。)
 価格は、案の定、上昇し始め、今は十倍になっている。これが何を意味するのか、明らかであろう。
北朝鮮は主に船で、我が国に覚醒剤という禁制品を持ち込んでいたのである。その価格の上昇は、何より雄弁にそれを証明している。これも、北朝鮮という国家の犯罪である。捜査当局は、明らかになりつつある北朝鮮の覚醒剤取締法違反を立件しなければならない。
 万景峰号をはじめとする北朝鮮船の入港禁止は、覚醒剤に汚染されつつあった我が国社会を救出する措置でもあったのだ。
 以後、禁断症状による犯罪に厳重な注意を要する。

 それにしても、今まで万景峰号を始めとする北朝鮮の船から、覚醒剤や偽札や他の禁制品が見つかったということを聞いたことはなかった。
 しかし、万景峰号入港反対運動が起きてから、入国管理当局や税関などの機関は、着岸してすぐに大勢で船に乗り込んで厳重な検査をしていると説明してきたのである。
 
 このことに関連して思い出すのは、万景峰号入港反対運動が起こる前に、新潟港に着岸したこの船で何が行われていたかである。それは、年に数回の船上パーティーである。そこには、新潟在の国の組織や県組織の幹部や政財界また労働組合幹部が、日朝友好のもとに招待され乗り込んでいた。
 以前は、このパーティー招待者・出席者リストが手に入ったので、それを見たことがある。
また、この船に、民族衣装を着た美女集団が乗船しており、一斉に手を振りながら着岸してきた。パーティー会場にもなるこの船には、こういう集団も乗っているのかと岸壁から見上げた。その時、岸壁に出迎える朝鮮総連関係者への我が方の不思議な優遇措置等も総合して、此処には、我が国機関が、この船を厳重に検査し難い事なかれの癒着の関係が存在すると直感したものである。
まさに、この船は、対日本工作母船であった。

 さて、覚醒剤での捜索はなかったが、点滴薬を万景峰号で持ち出そうとした件で、朝鮮総連東京本部が家宅捜索を受けた。
 捜査当局は、単発に終わらず、この家宅捜索を突破口として北朝鮮が我が国に持ち込んでいたものと持ち出していたものの全容把握に突き進んで欲しい。
 今こそ、個々の捜査官の士気においても、北朝鮮に対して「断固とした日本」を示す必要がある。

 政府は今月、昭和五十二年十月に松本京子さん(当時二十九歳)が、北朝鮮に拉致されたと「認定」した。見ていると、マスコミの前でする「認定書授与式」のようだった。
 この松本さんは、荒木和博氏等の特定失踪者調査会の人々が、努力して調査を尽くし拉致された可能性が極めて濃厚としてリストに載せて公表した一人である。
 彼らの調査によると、拉致された可能性のある失踪者は四百六十名にのぼるが、政府は、まずこのリストに載った他の三十数名をまず鋭意調査して結果を発表するべきである。
 その情報収集の為に特別法が必要なら、それを国会に提出して、全拉致被害者の徹底的解明に進むべきである。
 そうでなければ、政府の「拉致認定」は、仰々しいのがかえって、拉致被害者本人と家族から見れば、また、犯人の北朝鮮から見て、我が国の捜査能力と情報収集能力の、「無能の証明」になってしまうではないか。例えば、犯人は、こう思うだろう。
「日本は、何も知らない、やはりスパイ天国だ、これからも安心して働ける」

 とはいえ、政府の十七人目の拉致認定が、いささか官僚的であたかも大きな前進であるかのように報道されたので、一つ押さえておきたい。
 拉致認定が目的ではない、目的は同胞全員救出である、
 如何にして救出するのか、その方策を練っているのか、
 救出を実行する実戦部隊を育成しているのか、と。

 現在、在米カナダ人夫妻が監督したドキュメンタリー映画
「めぐみー引き裂かれた家族の三十年」が我が国各地で上映されている。是非、ご覧いただきたい。

 ところで彼らは、平成十四年の小泉総理訪朝で拉致問題を知って取材を始めた。そして、映像を撮り始めた。
 しかし言うまでもなく、拉致問題は、平成十四年の小泉訪朝から始まったのではない。小泉訪朝で、拉致問題を多くの国民が知って、マスコミにも取り上げられるようになった。
 
 では、多くの国民が知らなかった時、また、拉致はでっち上げだと国内の北朝鮮シンパが家族を非難していた時の、即ち、小泉訪朝以前の拉致被害者家族はどうしていたのか。さらに、その家族の訴えに対する国民の反応は、どうだったのか。
 この時の、孤独な寄る辺なき家族の活動を映像に記録し続けた人がいる。それが、稲川和男さんである。
 この度の、ドキュメンタリー映画に収録されている、拉致が知られないときの家族の貴重な映像は、この稲川和男さんが撮影した。また、撮影場所には、堺の堺東駅前や泉ヶ丘駅前がある、つまり私の郷里だ。

 この稲川さんは、監督のカナダ人夫妻に頼まれて、あっさり自分の映像を彼らに提供したという。彼は、映像の保持者としての権利を主張するよりも、日本とアメリカに拉致問題と横田さんら被害者家族の戦いへの共感が広がることを願ったのだ。この意味で、彼はプロカメラマンという立場を超えて拉致被害者救出運動の同志であり運動家なのだ。

 稲川さんと私は、平成九年五月、ともに漁船で東シナ海を渡って尖閣諸島魚釣島に上陸した。稲川さんは、荒波にもまれながら、海上に三百メートル以上も突き出た岩の断崖をもつ魚釣島の全容をカメラにおさめていた。私は、隣にいても声がかき消される風波のなかで、懸命に島に向かってボートを漕いでいた。
 また、彼は、同年に発覚した横田めぐみさんの拉致に関する映像を撮り続けて今日に至った。この春、横田早紀江さんが、ホワイトハウスでブッシュ大統領と会ったときにも、ワシントンに同行してカメラを回していた。
 彼は、表には出ずに、拉致被害者救出運動というこの「国直し」の運動の貴重な映像を撮り続けてきたのである。彼の映像がなければ、この問題のドキュメンタリーは作れない。稲川さんは、地上の星だ。

 なお、稲川さんは、独自に三十七分間の
「命を奪うな!自由を返せ!」
という拉致被害者救出運動のためのビデオを既に制作しており、この度のカナダ人夫妻監督のドキュメンタリー映画にもこのビデオの映像が多く使われている。
 以下に、稲川さんの了解のもとに彼の連絡先を記しておくのでこのビデオを観たい方は、ご連絡されたし。
  映像教育研究会 稲川和男
  03-3553-9181(TEL)
  03-3553-9182(FAX)

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