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日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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西村眞悟の時事通信
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十月にはいって・・・鹿児島そして国会の質疑に関して

平成18年10月6日(金)

 十月一日(日曜日)は、鹿児島で拉致被害者救出集会があり、出席させていただいた。
玄関に小松帯刀の銅像がある県文化センターは、西郷隆盛の巨大な銅像から見て左二百メートルほどの所にある。私は、鹿児島に入れば何時もするように、先ず南洲墓地を訪れた。それから、南洲終焉の地に頭をたれ、県文化センターに入った。
 
 控え室に入ると、既に横田ご夫妻をはじめ鹿児島県人である市川さん増元さん松木さんのご家族がおられ、特定失踪者のご家族も到着しておられた。また、旧知の、熊本や茨城や宮城や北海道の救出運動の主宰者の皆さんも多くおられた。
 さらに開場後に演壇から場内を眺めると、二千名以上の方が集まっておられ、満席で通路に立っている人座っている人がいる。全国の救出の熱意が鹿児島に集まってきたように思えた。
 
 拉致問題の本質は、北朝鮮独裁政権による我が国の国家主権の侵害、つまり、「戦争」である。戦争であるからには、決して負けられない、目標は金正日独裁体制の破壊である。
 この目標に進まなければ、被害者は救出できない。しかし、そもそも、被害者は何百人なのか、政府は今まで把握しようとしてこなかった。本質を把握していなかった小泉内閣の最大の怠慢であった。直ちに被害者総数把握に着手すべきだ。
 しかし、北朝鮮は核兵器をもっている。核を持つ相手からの恫喝に屈することのない体制、核を抑止できる体制、を如何に造るかが、安倍内閣の課題である。・・・と、私は語った。
 
 この拉致問題の本質から見るならば、七月のミサイル発射を契機として政府が実施した「制裁」は甘すぎる。政府は万景峰号の入港禁止を打ち出したが、在日朝鮮人の北朝鮮への修学旅行生を入国させる為に接岸させている。これで相手は、我が国を見くびった。断じて接岸させてはならなかったのだ。彼らは、朝鮮に戻り万景峰号をおりて北京経由で帰るなら帰るべきであった。
 そもそも日本人を帰さない国の工作母船に乗って、特権者のように平然と日朝を行き来できると思っていたのが間違いだったのだ(万景峰号が入港するときの異様さと彼らの特権顔を何度も新潟の埠頭で体験しているので特にそう思う)。
  日本人拉致被害者や日本人妻は平壌で「ここはよいとこ、天国です。お父さんお母さんこそここに来てください」と言わされていた。ましてをや朝鮮人なら、平壌から「お父さんお母さんこそ、日本みたいな所に住まずに、私たちの素晴らしい祖国に帰って来てください、待っています」とのテープを在日の両親に送ってくるのが筋である。
 その時はじめて、朝鮮を祖国とする人もしない人も、等しく北朝鮮を統治する金正日独裁権力体制の異様さを身にしみて知るであろう。そして、国籍を問はず、人間の幸せのために金体制を倒さねばならないと得心するはずだ。
 
 また、私は、相手が核を持っていると鹿児島でも申した。
周辺諸国は皆核兵器を持っていると言うことを我が国国民が徹底して知らねばならないと思うからだ。
 我が国戦後政治の特性である「見て見ぬ振り」が近い将来の惨害を国民にもたらす。拉致問題も二十年間以上、政治は「見て見ぬ振り」だったではないか。

 ところで、鹿児島の私学校跡の石垣には、百三十年前の西南戦争の激しさを伝える銃弾の痕がおびただしく残っている。この西南戦争の淵源は、朝鮮問題への対処を巡る政府内の対立だった(西郷は敗者となったから、勝者によって好戦論者の如く伝えられているが決してそうではない)。
 従ってこの朝鮮問題の因縁の地、鹿児島で北朝鮮問題と拉致被害者救出集会が斯くも盛大に行われたことに感慨を禁じ得ない。
 同時に、この集会を企画し実行された皆さんと、集まられた鹿児島県人の皆さんに、心からご苦労様、ありがとうございますと申し上げたい。そして、集会の最後にみんなで叫んだ
「ガンバロー!」、「ガンバロー!」、「ガンバロー!」だ!

 さて、鹿児島集会の翌日である十月二日と三日は、衆議院本会議場における質疑であった。この質疑の模様は細かく報道されているから、概略の感想を述べたい。
 古典に「はじめ処女の如く、あと脱兎の如し」というのか反対の「はじめ脱兎の如く、あと処女の如し」というのかがあったように思う。
 安倍総理の手法は、はじめはおとなしく始めたなあ、という感想であった。問題は、これからどうなるかである。おとなしいままなのか、脱兎になるのか。それが、今は分からない。ところが、八日からの中国と韓国訪問でほぼ分かるということになった。

 私としては、安倍総理が、国家謝罪の村山談話や従軍慰安婦強制連行の河野官房長官談話を継承すると思える答弁をしたことが無念である(質問するほうも質問するほうなのだが)。
しかし、安倍総理は、村山談話を「閣議で決定した歴史的な談話」と述べた。この「歴史的」という言葉に注目すれば、現在の内閣の談話ではないと答弁したことになるから、うまく言ったなーとも思った。
 いずれにしても、近いうちに安倍総理が、昨年ブッシュ大統領がヤルタ協定を「欺瞞に満ちた間違った協定」と述べてルーズベルト大統領の判断を否定したように、村山談話や河野談話を
「間違った談話で、現在の内閣の認識ではない」と述べることを切に望む。
 
 我が国の政治風土には、「地球が丸い」といえば今更のように驚く奇妙な現象がある。この現象が一旦起こればマスコミは国内外で狂想曲を鳴らし続ける。五月蠅いと言っても鳴りやまない。だから、内閣船出に当たり、大騒ぎする必要はないとの判断にも合理性がある。
 ただ、政治手法として、私は「地球は丸い」と始めに言うほうである。大騒ぎが収まったら、憑いていた狐が何処かに行ったように、何故大騒ぎしたのか誰も説明できないのだから。狐に配慮して何時までも遠慮することはない。国益にかかわることは一刻も早く改めるべきだ。
 
 さて、先の時事通信で、中国と韓国には緊急の訪問要件はないので、先ずアメリカのブッシュ大統領とじっくり会って欲しいと書いた。昨日、北朝鮮が「核実験宣言」をしたので、なおさら先ずブッシュ大統領と会うべきだと思う。
 しかし、現実には、例の「アジア外交」なる言葉の行き交うなかで、中国と韓国の訪問となった。中華と小中華の首脳は、国内に言い訳ができるので喜んでいると思う。彼らの方こそ、緊急に日本を必要としていたのだ。
 従って、彼の国は今回の安倍訪問を日本からの朝貢という雰囲気にもっていきたいのだろう。外務省と安倍総理の随員は、最深の注意を払って向こうの儀礼に現れた意図を見抜き、決して小泉総理の第二回の平壌訪問のような無礼なことを許してはならない。
 但し、安倍総理が、一旦「村山談話」のようなことを言えば、随員が如何に努力しても、向こうの掌中に入る。

 一つだけ指摘しておきたいことがある。何故なら、北朝鮮が核実験宣言をしているからだ。それは次のこと。
 北京で、安倍さんは毛沢東主席を大いに讃え持ち上げておく。できれば、毛沢東全集から彼らがうなる「名言」を少々憶えておいてちりばめる。そして、言うのである。
「毛沢東主席が、核保有を決断した状況といきさつを我が国も十分学習したい、もっと教えて欲しい」と。
 この一発、是非言ってきて欲しい。

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