大阪堺市出身!国家の安全保障や国益優先の信念を貫く行動派!

日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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西村眞悟の時事通信
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新たなる出発のための再確認

平成16年6月9日(水)

 北朝鮮の一貫した言い分

 平成十四年九月十七日の日朝首脳会談で、北朝鮮は、「日本人拉致被害者は全員で十三名」であるとした。
 そして、その十三名のうち五名生存,八名死亡と金正日は小泉総理に言ったのである。
 以後しばらく,小泉総理はこの金正日の言い分を信じていた(ひょっとして,今も信じているかもしれない)。
 そしてこのたびの五月二十二日の二回目の会談では、先に死亡したと言った八名の「再調査」をすると,同じ金正日が言ったに過ぎない。
 
 以上のとおり、金正日は、日本人拉致被害者は十三名で全てと言う点で一貫しているのである。
 この度の二回目の会談でも本質部分は些かも変化していない。

 日本政府の態度と会談の成果

 この度の首脳会談においても、小泉総理は拉致被害者十三名で全てと言う北朝鮮の本質的な前提に攻撃を加えていない。
 総理は、そこには全く触れずに受け入れた上で(つまり、四百人にのぼる特定失踪者には触れず)、帰国した五名の親たちの子供ら八名の帰国を求めて五名の子供を連れ帰り、死亡したとされる八名のことに触れて「再調査」をするという金正日の言質をえた。
 
 この五名の子供達の帰国と「再調査」がこの度の成果である。
 
 曽我ひとみさんの夫であるジエンキンスさんと二人の娘については、「日本に行くかどうか意思確認してくれ」と言われ、総理自身が一時間以上意思確認したが、断られた(これは当たり前で,北朝鮮内では日本に行くとは言えない)。

 成果に対する対価

①二十五万トンの米と千万ドル相当の医薬品の支援
②経済制裁はしないという約束
③在日朝鮮人への友好的対応という約束

 北朝鮮の思惑

1、小泉総理と約束した「再調査」の結果、「やはり全員死んでいました」とタイミングを計って発表して日本人に諦めさせること。
 
 (そのために,日本人の口を借りて、事前に絶え間なく「死亡情報」を流しつづける。
 既に,昨年来北朝鮮と接触した国会議員の口から「松木さんは,処刑されて死んでいる」との発言があったが、この度の第二回会談以後は、官邸から盛んに「死亡情報」が流されているという識者もいる。
 この「あきらめさせる」という目的の為に北朝鮮は、日本国民の拉致問題への関心を、直接拉致された横田めぐみら救出から、帰国した五名の子供達の帰国へ集中させていった昨年以来の情報操作手法を駆使するであろう。)

2、曽我ひとみさん一家は、未だ北朝鮮の完全な管理下にある。
 日本に返せば、小泉総理に貸しをつりながら、ジェンキンスを核として日米離反の種を撒くことができる。
 日本に返さなくとも、ジエンキンスに日本に行くのが嫌だと言わせている以上、北朝鮮に非難は向かない。日本側にジェンキンス等の意思確認の機会を与えたことだけが評価される。

(北朝鮮は、曽我さんがジェンキンスらと北京で会えば、そのまま一家四人揃ってピョンヤンに来ることになると見通していた。
 何故なら,北京は北朝鮮の友好国内であり、一対三では,曽我さんは必ず娘達に説得されてピョンヤンに引きずられる。
 北朝鮮に長年住んだ曽我さんが北京は怖いと言った理由、また、共に北朝鮮にいた他の四名も北京を回避すべきとした理由もここにある)

 以上を踏まえた上での日本人救出運動のありかた

 第一に,北朝鮮の「うそ」にだまされないことである。
 その最大の「うそ」は、「拉致被害者は十三名で全て」ということと「横田めぐみさんら八名は死亡し、久米さんら二名は入国の事実無し」ということである。

 よって、まず北朝鮮の拉致の可能性がある特定失踪者は四百名以上で、確実に拉致されたと思われる失踪者が百名もいることを周知徹底しなければならない。
 同時に、横田めぐみさん等は生きている。
したがって,北朝鮮が「死亡した」と言ったり「再調査する」と言うのは,「時間稼ぎ」であり,これ以上の「うそ」を断じて許してはならない。
そのために、全被害者救出のための経済制裁を発動すべきことを政府に要求し続けなければならない。

 幸い,参議院選挙が迫っているので、各候補者に,「経済制裁をするか否か」決意表明を迫り、「経済制裁派」の候補者に投票しようと言う国民運動を起こすべきだ(口コミででもやろう)。

  最後に,増元照明君のこと

 先ほど、拉致被害者増元るみこさんの弟の増元照明君(被害者家族会事務局次長)が、事務所に来られた。
 この度の参議院選挙に東京選挙区から無所属で立候補する決意を固めたという。決意が固いので,立候補して闘うことになるだろう。
 彼が,引っさげて訴える主張は、拉致被害者の救出に尽きる。
 拉致は我が国家主権の侵害であり、国政選挙にふさわしい課題である。

 実は,私は意見を訊かれれば,増元君の立候補には反対したであろう。しかし,本人が決意を固めたなら、もはや,意見は言わない。

 考えれば,我が国の参議院は、テレビで知名度がある漫才師などのタレントや運動家が,東京や大阪で「福祉,福祉」や「平和,平和」と訴えて当選してきた。そして,何をやってきたのか。
 彼らの立候補は、福祉や平和の美名を隠れ蓑にして私を追及する「営業」であったのか。
 この嘆かわしい風潮のなかでは、増元君の立候補はタレントのそれと比べれば、限りなく国家的意味がある。特色のある候補者であり貴重である。
 
 拉致被害者救出は,「福祉」と「平和」実現の具体的姿ではないか。

 私は,彼の郷里薩摩出身の偉人の小冊子「西郷南洲遺訓」を彼に手渡した。
そして言った。
「この南洲遺訓は,今も教訓に満ちている。ピョンヤンに行く前の小泉にこれを読ませたかったなー」

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