大阪堺市出身!国家の安全保障や国益優先の信念を貫く行動派!

日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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宮内庁のこと

平成16年5月28日(金)

 皇太子殿下のご発言を契機として、宮内庁のことに関心が集まり始めた。
 宮内庁は、「殿下のご発言の真意を確かめる」、と言っているが、その前に、宮内庁とは何だ、どういう組織か、ということに関して、小職の経験した出来事を述べておきたい。
 そして、その上で、これからあるだろう宮内庁の記者会見における発言の意味を判断していただきたい。

 私の体験した宮内庁との出来事

1、皇太子殿下は、日本山岳会会員で山の自然を愛されている。私も、同じ日本山岳会会員。そして、皇太子殿下もご出席の日本山岳会のパーティーの時、雑談の時間になったので私は席を離れて、皇太子殿下のテーブル(橋本元総理も座る)の近くを通ろうとした。
 そうすると、殿下を先導してきた男が、汚らわしいものを払うようなしぐさをして、「きりがないので、近づいていただいては困る」と言った。人に屈辱感を与える技術とマインドをもった人たちであった。
 山を愛する者達とは全く場違いな役人が傲然と殿下を取り囲んでいた。

2、大阪国体に天皇陛下と皇后陛下が来られた際、ロイヤルホテルで各都道府県の国体参加者が出席してパーティーが開かれた。参加者は、ほとんどトレーニングパンツにシャツのいでたちで、ビールやウイスキーを飲んでざわついていた。
 そこに、天皇皇后両陛下が入ってこられた。
 参加者の多くは、アルコールが入っていて1メートルくらいの至近距離で両陛下をパチパチとカメラで写してお迎えしていた。
 なんと無礼なことだと思ってしばらくいると、今度は場内マイクで、両陛下が各テーブルを回られますのでよろしくお願いしますとの放送があった。
 ここにいたって私は、衆議院の委員会で、各地方を回られる天皇陛下を酒席を回るタレント並みに扱っているこの現状に義憤を感じて問題を提起しようと決めたのだ。
 そして、宮内庁に質問通告をすると、早速職員数名が部屋にやってきて、「そのような、天皇陛下に各テーブルを回っていただくようなことは絶対にやっていません」と粘り強く繰り返し始めた。
「いや、君達は大阪に行っていないではないか。僕はまさに大阪で天皇陛下がテーブルを回られるのを見たのだ」と言っても、
「そんなことは、ありません。どうか、質問しないでください」の一点張りであった。
 翌日の質問日当日は朝から5名ほどの宮内庁職員が私を取り囲み、自室から質問する委員会室まで,国会の廊下で団子になってついて来て
「そんなことはありません。そんなことはありえません。陛下の随行者は県警本部長出身です。彼を信じてください。質問しないでください」と繰り返すのである。
 この目で見たという私の言うことを、その場にいない者が、ひたすら否定する。平気で、白を黒と言い換える異様な人間の集団だと思った。

3、一昨年の秋、皇后陛下が北朝鮮による日本人拉致問題に関して、「なぜ、この人たちの不在に長年気付かなかったのか」との痛切な思いを語られ、無念といわれた。
 私は、天皇陛下も皇后と同じといわれる、その思いを、この時事通信で「おおみごころ」と述べた。
 数日後、宮内庁高官が私の事務所に現れ、
「『おおみごころ』とは天皇陛下について言う言葉であり、皇后陛下の発言について言う言葉ではない。
 議員が、そのように皇后陛下の発言を引用するのは、政治家による皇室の政治利用につながるから、以後なさらぬように」と言いにきた。
 私は、これが宮内庁の官僚というものかとあきれて彼の顔を眺めていた。

4、昨年初め、物納されて国有財産(財務省管理)になった皇后陛下のご生家であるあの懐かしい正田邸が取り壊されることになった。
 付近住民は、正田邸の保存運動を起こし、数日で10万を超える保存を願う国民の署名を集めながら、解体業者の正田邸侵入を阻止してマスコミでも大きく取り上げられた。
 そのとき、保存運動のリーダーであった正田邸の近所の人に、宮内庁高官(私に、「おおみごころ」という言葉を使うなと言いにきた男)が電話をかけてきて、
「皇后陛下は、保存を望まれていないから保存運動をやめろ」と高圧的に言い放った。
 この宮内庁高官の、電話は、皇后陛下の名を語って国有財産処分という政治的措置(国会での審議事項)に影響を与えようとする行為であり、それこそまさしく皇后陛下の政治利用である。
 私は、宮内庁に抗議した。
「皇后陛下のご意向を国有財産を解体する根拠にすれば、そのご意向が果たして本当かどうか、衆議院予算委員会に皇后陛下を参考人としてお呼びするということに行き着いてしまう。
 皇后陛下の名を出して正田邸を解体の正当理由にするとは何事か、二度とするな、皇室の政治利用であり責任の重大さを自覚しろ」
 これに対し、宮内庁は、電話をしたのは認めたが、まず高圧的に電話したのではない、やさしく言ったと弁解し、
「皇后陛下が正田邸の保存を望んでおられないという『事実』を伝えただけであり、決して皇室の政治利用ではない」という詭弁を弄してきたのだ。
 「馬鹿言え、そのような理屈なら、例えば皇后陛下は小泉総理は内閣総理大臣にふさわしくないと思っておられるという『事実』も選挙前に宮内庁が公表できることになるではないか」と反論しても、彼等は全く聞く耳を持たず、自分の理屈が一番正しいとカルトのように妄信していた。

 以上が、小職が体験した宮内庁。普通に生活する人が想像もできない特殊なマインドである(もっとも、宮内庁だけに限られないかもしれないが)。
 あの宮内庁の世界では、もっとも慇懃な者がもっとも無礼なのだ。ご皇室に対する国民の崇敬の念に胡坐をかいて、やんごとなき優越的な立場にいるかのように錯覚している者がいる。きわめて特殊な「空気」といえる。
 したがって、このことを頭に入れて、今後発表される宮内庁の見解なるものを解釈していただきたい。
 
 そもそも、皇太子殿下も妃殿下も、聡明な方なのだ。
 その皇太子殿下ご自身が、妃殿下の人格が「否定されることがあった」とおっしゃった以上、まさに、それが、あったのだ。
 それを、宮内庁ではご帰国を待って真意を確かめるという、何たる傲慢か。
 ご皇室を禁治産者扱いしているのではないだろうかと怒りたくなるほどの傲慢さだ。
 彼等は、皇太子殿下がなんと言われようと、「いえ、そんなことはありません、そんなことはありえません」と執拗に抵抗すれば、それが「真実」になる、つまり、白が黒になると確信しているのか。
 
 宮内庁は、あらためて、皇太子殿下のご発言を契機に、宮内庁存在の根本に還れ。
 普通ではない者を罷免し、人心を一新しろ。
 そうでなければ、従来の、宮内庁に取り囲まれているご皇室ご一家がお気の毒でならない。そしてまさに、国家のあり方に影響がでかねない。
 
 我々国民は、ご皇室の幸せとご繁栄を願い、皇太子殿下と妃殿下ご一家の幸せを切に念じたい。

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