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日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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西村眞悟の時事通信
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二十五年目ぶりの朝、総選挙を斬る

平成29年10月11日(水)

まず、本日の感慨を述べさせていただきたい。

衆議院総選挙公示日に立候補せずに朝を迎えたのは、
この二十五年間で初めてだ。
「利」を求めて走るネズミの群れを眺めてから迎えるこの朝、
仁徳天皇御陵に参って、
皇国の弥栄と天皇皇后両陛下の弥栄を祈り、
まことに、爽快な感がする。

何故なら、不肖西村が、
今、与えられたこの場所で果たすべき「公」とは、
今が天下の運命を決する秋と思い決し、
ジタバタ立候補せずに、
安倍内閣を支える為に力を注ぐことである。

それ故、今朝の思いは、
「吾、公を果たしつつあり」
というところだ。
このこと、既に、本時事通信で公言した。
そして、本日の朝を迎えた。

そこでまた言っておく。
この、今、この場所での「公」とは何かを思い決したのは、
熟慮した末ではない。
与えられた「本能」によって一瞬に決めたのだ。
軍事行動も登山も、
前進することだけが求められるのではない。
この尾根で、「吾、野営せんとす」、
と立ち止まることも求められる。
そして、このとき、如何なる行動をするかを決するものは何か。
軍人にしてフランスの大統領となったドゴールは、
指揮官の「本能」だと言った。
不肖西村も、「本能」によって、この度立候補せずと決めた。

これから、「四耐四不」だ。
冷に耐え、苦に耐え、煩に耐え、閑に耐え
激せず、躁がず、競わず、随はず、
以て大事を為すべし
  耐冷、耐苦、耐煩、耐閑、不激、不躁、不競、不随、可以為大事

一日も思わない日がない西郷南洲が、
沖永良部に幽閉されていた時に読んだ漢詩「獄中有感」に、

若し運を開くこと無くとも意は誠を推さむ
洛陽の知己皆鬼と為り、
南嶼の俘囚独り生を盗む
生死何ぞ疑わむ天の付与なるを、
願わくは魂魄を留めて皇城を護らむ
   若無開運意推誠、
   洛陽知己皆為鬼、
   南嶼俘囚独盗生、
   生死何疑天附与、
   願留魂魄護皇城

とある。
南洲の気持ちがよく分かる。
また再び、近いうちに、沖永良部を訪れるつもりだ。
さらに、
明治六年の政変から郷里薩摩に帰って農耕に従事した南洲が掲げた
 
  一世之知勇ヲ推倒シ、
  万古之心胸ヲ開拓ス

という心境に、
たとえ、一歩でも近づきたい。
私のこの度の不出馬は、
日本の政治家として、
一世の知勇を推倒する、一つの「挑戦」だと心得ている。

以上の通り、本日の感慨を述べた。
これを閉じるに当たって、
二人の引退される方を讃えて、
これからのご健勝を願い、
そして、一人を偲ばせていただきたい。

平沼赳夫先生と亀井静香さんが引退される。

平沼赳夫先生には大恩がある。
私が、この人こそ、総理に、と思った唯一の方だ。
平沼先生が拉致議連会長で、私が幹事長としてお仕えした。
士は己を知る者の為に死す、
という言葉がある。
私が苦しかった時、
先生から戴いた私へのご懇情に対して、
先生に私は、この言葉を先生に捧げる、と言った。
即ち、平沼先生のために死ねると言ったのだ。

平沼先生は、小泉郵政民営化路線に反対し、
十数名の自民党議員とともに自民党を離れた。
その後、先生は、その十数名を自民党に復党させ、自らは復党されなかった。
即ち、「武士の一分」を貫かれたのだ。
その後、先生は脳梗塞の発作に襲われた。
しかし、強靱な精神力でリハビリを続けて後遺障害を克服され活動力を回復された。
その時私は、先生こそ自民党に戻られるべきだと申し上げた。
何故なら、小泉チルドレン現象に見られるように、
先生御一人が戻らなければ、
自民党に保守政党としての重厚さが戻らないからだ。
政権与党が軽量ならば国家が危うい。
先生は自民党に復帰された。
しかし、その後の二度目の脳梗塞が、
先生の活動力を奪いこの度の引退につながった。
平沼赳夫先生の、
尊皇の志は、深く気高く、
先生は、一貫して自主憲法制定による日本の正気の回復を掲げられた。
驚くべきことであるが、自民党自身が自主憲法制定を掲げなくなってきていたのだ。
従って、平沼赳夫先生の存在自体が、
我が国政界の至宝である。
現在、安倍内閣は、憲法改正を掲げているが、
これは平沼先生御一人の一貫した自主憲法制定を目指す「至誠」のお陰である。
この度の政界引退は残念であるが、
平沼先生は、何処におられても日本の至宝である。
これからのご健勝を切に祈り申し上げる。

次に、亀井静香さんが政界を引退される。
平沼先生が静かに深く高い方だとすれば、
亀井静香さんは名前に反して怒濤のようにうるさい方だと思われている。
しかし、一夜静かに会して語ってみれば、
髪の毛ボサボサの外見とは異なり、
知性の人であり愛すべき人である。
亀井さんは自分の先祖は、尼子の係累だと言っておられた。
亀井静香さんの存在感は、
ここ二十年の小選挙区時代に当選してきたいわゆるイケメン達の及ぶところではない。
イケメン達は、いわゆる聡明才弁の第三級の人物の群れに過ぎず、
亀井静香さんは重厚な第一級の人物である。
従って、亀井静香さんは政界にいてほしい貴重な存在である。
ここ二年ばかりお会いしていなかったが、
ニューヨークで会社を経営している同志が
東京で定宿にしているホテルが亀井静香さんの利用しているホテルで、
この前にニューヨークの同志に会ったときに、
亀井静香さんが腹にバスタオルを巻いただけの裸姿でホテルの廊下を歩いていてサウナに来ると言っていた。
亀井さんらしいなあと思っていたところ、
この度、引退の報に接した。
どうか亀井静香さんらしさを維持されてすごされんことを、
広島の山中でお会いできたら嬉しい限りだ。
これからのご健勝を切に祈る。

最後に、一人の方を偲びたい。
今まで接した方で、一番、素直で純な方だ。
橋本龍太郎さんだ。
橋本さんが総理大臣の時、
私は、総理に北朝鮮に拉致された横田めぐみさんのことを質問し(平成九年)、
その三個月後に、尖閣諸島に上陸し、
次に、総理が北京を訪問している時を狙って尖閣の方向の海に乗り出した。
第一回目は、尖閣に上陸する為、
第二回目は、北京の総理に強烈な圧力をかける為だ。
両陛下がイギリスを訪問される際(平成十年五月)、
イギリスの日本軍の捕虜になった元兵士達が
日本政府に旧日本軍の捕虜虐待の謝罪を求めたのに対して、
橋本総理はイギリスの大衆紙サンに「謝罪文」を投稿した。
この大衆紙サンを入手した私は、
総理に、イギリス軍による日本軍捕虜虐待・虐殺の事例を挙げて
「何故、謝罪したのか」と迫った。
また、私は、橋本総理が交際していた中国人女性が、
中国共産党のスパイであると総理を追及した。
その時、総理が脂汗をにじませているのを確認した。
その後、総理を辞められた橋本さんとしばらく会ったことはなかった。
そして、かなりの年月が経ってから
天皇陛下のご臨席を仰いで行われる国会の開会式で、
私は、偶然に、橋本元総理と隣同士の席に座った。
すると、私を見た橋本総理が、右手を差し出して、
「もう堪忍してくださいね」
と言ったのだ。
それは、何のわだかまりもない、ほんとうに素直な一言だった。
その時、元総理の、その一言と表情の中に、
ご臨席される天皇陛下のもとでの
尊皇の同志であるという一体の情がにじみ出ていた。
その素直さに感銘を受けた私は、
元総理に手紙を書いた。
すると返事が来て、
一度、食事を一緒にしようという提案が書かれてあった。
しかし、病魔は既に元総理を冒しており、
会食の日程を調節している間に元総理の容体が悪化し、
ついに、ともに食事をすることがないまま、
橋本龍太郎さんは亡くなられた。
あの、元総理大臣の表情に表れた素直さ、
廊下ですれ違ったとき、
箸で食べる仕草をして、一緒に食事をしようと誘われたときの人なつっこい笑顔、
橋本龍太郎さんは、忘れることのできない方だ。

以上で、本日の感慨を閉じ、
これから総選挙を斬る。

党首討論におけるNHKの司会者はけしからんと思う。
何故、けしからんのか。
それは、解散総選挙の意義を語る機会を
解散権者から奪っているからである。
司会者が質問して、その質問に答える形式の討論会において、
NHKの司会者は、その質問を封印したように回避しているのだ。
従って、未だに、カケ(加計)とかモリ(森友)の疑惑隠し解散だという野党の論調がまことしやかに各家庭に流れている。

馬鹿馬鹿しい。
解散などは、理由が無くともできるのだ。
「馬鹿野郎解散」(昭和二十八年三月十四日)を見よ。
総選挙があってから八ヶ月しか経っていないのに、
総理大臣が予算委員会で質問者(小生の父)に「馬鹿野郎」とつい口走った。
それで、吉田総理は解散だ、
つまり「馬鹿野郎解散」
解散とはこういうもんだ。

NHKには外信部がある。
従って、NHKは、
我が国を取り巻く情勢を討論の場に引っ張り出して俎上にあげねばならない。
十月五日、トランプ大統領が、軍部高官達と会食の時、
記者団に「嵐の前の静けさだ」とつぶやき、
これから何があるのか、と記者に問われると、
「そのうち、分かる」と応じた。
トランプ大統領は、
何もしなかったオバマ大統領との違いを強調して大統領になった男だ。
従って、
トランプ大統領のアジア各国訪問後に何かが起こるとみられる。
何が起こると思うか、
その何かが起こったらどう対処するのか。
これを、NHKの記者は、何故、各党党首に問わないのか。

数十万人の朝鮮半島からの難民を如何にするのか、
何故、NHKは触れず、各党党首は言わないのか。

北朝鮮が核ミサイルを東京に狙いを定めて発射準備を開始したらどうするのか、
我が国の基地からアメリカ軍のステルス爆撃機群と戦闘機群が連日飛び始めたらどうするのか、

九月十九日と二十日の日米両首脳の国連での演説は、
日米双方が北朝鮮に対する対話よりも圧力を選択することで合意した演説であり、
アメリカの武力行使を日本が一貫して支持する表明である。
このことの意義を何故、NHK司会者は各党党首に質問しないのか。

また、国連演説で、日米双方は、北朝鮮の核ミサイルからの防衛とともに、
日米一致して横田めぐみさんを例に出して
北朝鮮の人権抑圧から人々の命を救うと宣言している。
従って、各党党首は、
如何にして北朝鮮により拉致された被害者を救出するのかを語らねばならない。

その観点から、
「国民ファースト」とは一体何か。
その「国民」の中に、
横田めぐみさんや有本恵子さんは、入っているのか。
入っているなら、どうして救出するのか。
これが選挙における有権者を代表したNHKの質問でなければならない。

小池百合子氏は、立候補しなかった。
無責任ではないか。
選挙が終わってから、
私、小池百合子が、
誰に首班指名投票をするか決めます、
ということでいいのか。

このままでは、衆愚選挙になる。
これが内なる国難だ。
外なる国難は、北朝鮮と東アジアの動乱だ。

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