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日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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西村眞悟の時事通信
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WGIPを排して本土決戦の決意に敬礼しよう!

平成29年8月2日(水)

本土決戦とは何か。
WGIPで作られた自虐史観では、その真実が見えない。
次の一文を読まれたい。

  この長い歴史を持つ私たちの島の歴史が、
  遂に途絶えるのなら、
  それは、われわれ一人ひとりが、
  自らの流す血で喉を詰まらせながら
  地に倒れ伏すまで戦ってからのことである。

これが本土決戦である。

この言葉は、
イギリス首相チャーチルが議会で訴えた演説だ。
このとき、昭和十五年(一九四〇年)六月、
イギリス軍およびフランス軍三十五万は、
ドイツ軍機械化部隊の前に崩壊して
ドーバー海峡に面したダンケルクに追い詰められ包囲されていた。
イギリス沿岸からは、チャーチルの命令で、
軍の艦船のみならず住民が総出で貨物船はもちろん漁船やボートやヨットを繰り出して
ダンケルク沖に向かいイギリス軍兵士を救出しようとしていた。
泳いで渡れるドーバー海峡の向こうに
連戦連勝のドイツ軍機械化部隊の大軍が迫っていた。
しかし、この時、
ドイツ軍が、たとえドーバー海峡を渡って上陸してきても、
イギリスは断固として戦う!
とチャーチルは言い切ったのだ。
そして、この同じ決意を
昭和二十年の我々日本人も抱いていた。
これが本土決戦であった。
従って、その決意を、平和なときに振り返って、
狂気であり、無謀なこと、笑うべきこと、
であるとしたり顔に言うべきではない。
それは、その時、その状況のなかで、
誇りある祖国をもつ者の当然の決意であった。
そこで、WGIPによる自虐史観を排し、
我が国の本土決戦と八月十四日と十五日を振り返る。

八月十五日に、何故、戦を止めるに至ったのか。
戦後の通史とそれを映画化した映画「日本の一番長い日」は、
徹底抗戦を主張する狂信的な軍部特に陸軍の方針を
天皇陛下が止められて停戦の御聖断をくだされたとしている。
従って、この通史は、終戦の詔書(玉音放送)における
冒頭の「ポツダム宣言受諾」
のところだけを放送して、
詔書の根幹、即ち、停戦は、
「人類の文明」
を敵の原子爆弾による破却から救うことだという大義を明言し、
さらに、
日本の民族生命即ち「國體」を護持するためであると明言していることを没却している。
詔書の核心は次の箇所である。
  
  朕は茲に國體を護持しえて、
  忠良なる爾臣民の赤誠に信倚し、  
  常に爾臣民と共に在り

  確く神州の不滅を信じ、
  任重くして道遠きを念ひ、
  総力を将来の建設に傾け、
  道義を篤くし志操を鞏くし、
  誓って國體の精華を発揚し、
  世界の進運に後れさらむことを期すへし
 
この終戦の御聖断が下された
昭和二十年八月十四日午前十時四十五分に開会された御前会議を閉じるに当たり、
陛下に取りすがるように慟哭した阿南惟幾陸軍大臣に対し、
陛下は優しく次のように言われた(藤田尚徳著「侍従長の回想」)。
「阿南、阿南、お前の気持ちはよく分かっている。
しかし、私には國體を守れる確信がある」。
そして、陛下はその日の深夜にその確信通り上記の詔書を録音され、
同じ頃、阿南陸軍大臣は陸軍大臣公邸で自刃した。
さて、ここで、
この阿南陸軍大臣は何を目的としていたのかを深思しなければならない。
通説のごとく、
彼は、あくまで徹底抗戦を目的として停戦を阻止しようとしていたのか。
もしそうなら、
彼は陸軍大臣を辞任して鈴木内閣を瓦解せしめて停戦を阻止することができた。
しかし、彼は陸軍大臣を辞任せず、停戦の御聖断を仰いだ。
また、陛下が最後にやさしく彼に伝えたのは、
「國體を守る確信」である。
即ち、陛下も阿南も、目的は一つ、
それは、日本の歴史と伝統、「國體の護持」であった。
その陛下を信じその目的を達するために、
御聖断を受けた阿南陸軍大臣は、
承詔必謹、
つまり全軍が、陛下の御聖断に従って速やかに戦闘を停止するために腹を切ったのだ。
ここにおいて、
我が軍部内に、本土決戦の目的に関して、
全く相反する二つの決戦目的の相克があったことに気付かなければならない。
その一つは、
今まで見事に没却されてきたレーニンの「敗戦革命路線」である。
これは、本土決戦の中から日本の共産革命を実現するというものであり、
具体的には、
信州の松代に皇居と大本営と政府機関を移し、
中部山岳地帯に敵を導き入れて迎撃し、
住民を巻き込んだ徹底的な山岳戦およびゲリラ戦を展開して全土を焦土と化して、
そのなかから共産革命に至るという
軍部内の軍服を着た親ソ派(共産主義者)を主流とした
徹底抗戦=國體破壊=共産革命路線である。
もう一つは、
戦闘は軍隊だけでやり、決して住民を戦闘に巻き込まず、
敵が上陸してくる水際で、敵を撃滅し、全軍玉砕してでも
「民族再興の要である天皇と国民」
を守り抜くという阿南らの國體護持の目的である。
これは冒頭に記したチャーチルに通ずる本土決戦思想である。

この相反する二つの本土決戦目的の中にあって、
天皇陛下は、
完成した松代の地下壕に皇居と共に移っていただきたいとの軍部革命派の要請を
東京大空襲後も断固拒絶され東京の皇居から離れられることはなかった。
即ち、天皇は、共産革命に至る徹底抗戦路線に入ることを拒否されていた。
その時、大本営は、
第八方面軍司令官今村均大将の指揮の下で水際でラバウルを守り抜いていた
第八方面軍参謀原四郎中佐を東京に帰還させて
大本営陸軍部作戦課の本土決戦作戦主任とした。
原中佐は、
戦闘は軍隊だけでやるとして、
国民を竹槍武装させて戦わせるなど全く考えていなかった。
さらに、大本営は、
敵を内陸に入れて住民を巻き込んで戦っていた沖縄から
二人の将校を小舟で脱出させてその沖縄戦の実態と教訓を聴取し、
昭和二十年六月に原中佐の起案による
「本土決戦根本義の徹底に関する件」
という参謀次長通達を発して、
水際で敵の喉元に食らいついて敵を撃滅し、
決して敵を内陸に入れないという
本土決戦作戦の根本方針を全軍に徹底した。

その通達のなかに、
決戦方面における沿岸配備兵団等にして、
いやしくも戦況が苦難であることを理由にして当面の決戦を避け、
後退により持久を策するというような観念は、
本土決戦の真義に反するものである、
すなわち本土決戦における帝国陸軍は、
軍を挙げて敵の撃滅にばく進するという一途あるのみ、
とあり、
明確に共産革命に至る徹底抗戦路線を否定している。
 
このギリギリの状況において、
天皇陛下は、國體護持の確信のもとに、
御聖断によって兵の玉砕必至の本土決戦を回避された。
阿南陸相も、天皇の國體護持の確信を知ったうえで自決した。
従って、
八月十四日深夜から十五日未明にかけての、
近衛師団長を殺害して皇居を占拠し
玉音放送を阻止しようとした軍部内の一部将校の反乱は、
もう一つの本土決戦路線=國體破壊=共産革命路線側からの最後の反撃であった。
このように、昭和二十年八月十四日と十五日は、
「日本の維持」か「共産化」かの、運命を分けた分岐点であったのだ。

以上、前に紹介した必読書
「大東亜戦争と本土決戦の真実」、
家村和幸著、並木書房、による。
著者は、陸上自衛隊幹部学校の元戦術教官。

平成二十九年六月十三日、
七十二年前のこの日、沖縄の海軍壕のなかで自決した
海軍沖縄根拠地隊司令官大田實海軍中将の慰霊祭が
千葉県茂原の大田中将生家横の慰霊碑の前で行われた。
その慰霊祭に出席した翌日、
茂原から外房の太平洋に抜けて
延々と続く七十二年前のアメリカ軍の上陸適地を見渡した。
まさに上陸適地であった。
必ず、ここに来襲したはずだ。
この海岸で、
「本土決戦根本義の徹底に関する件」通達通りの
全軍敵の喉元に食らいつく水際撃滅作戦が展開される事態を想起すると、
東京オリンピックのサーフィン会場となる海岸を吹く浜風も
鬼がうなっているような音に聞こえ、
目には鬼気迫る風景が展開されているように見えた。

世界が、チャーチルの本土決戦の決意に感銘を受けるのならば、
我らは、
昭和天皇の神のごとき偉大さを仰ぎ、
我が国の本土決戦の決意に敬意を表するべきである。
そして、天皇の決意を知って自決した
阿南惟幾陸軍大臣を讃えるべきである。

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