大阪堺市出身!国家の安全保障や国益優先の信念を貫く行動派!

日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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日本を守るために落とした命

平成29年6月21日(水)

六月十七日02:25、伊豆町石廊崎南東約20キロの海上で、
フィリピン船籍のコンテナ船(2万9060トン)と
アメリカ第七艦隊のイージス艦フィッツジェラルド(8315トン)が衝突し、
イージス艦の艦長ら三名が負傷し、七名が行方不明になった。
しかし、捜索の結果、
イージス艦の船首艦底は甚だしく損傷しており行方不明になった七人は、
浸水した居室内から脱出できずに居室内で死亡していた。
死亡した七人は、
十九歳の上等水兵そして二十三歳から二十六歳までの若者六人と
最年長三十七歳の一等兵曹の合計七人である。

この事故に関して、菅官房長官は、
犠牲になった七人とその家族に、心からの哀悼の意を表明し、
負傷者を見舞い、回復を願う談話を発表した。
また、我が国の海上保安庁や海上自衛隊の
七名の行方不明者の捜索と救援支援は迅速に行われ、
アメリカ第七艦隊司令官は、「仲間の支援に感謝する」と述べ、
トランプ大統領も「私たちの同盟国日本の支援に感謝」とツイッターに書いた。

このイージス艦フィッツジェラルドの事故の報に接して、
七名の若き水兵達の死亡に悲しみを覚えた。
しかし、反面、我が国政府の菅官房長官談話や
海上保安庁と海上自衛隊の迅速な救援捜索支援にホッとしたのである。

この事故が、反日親中の知事がいて、
全国から反日親中の活動家の蝟集している沖縄近海域で起こらずによかった。
もし、沖縄近海域で起こったならば、
沖縄県知事は、
七名の犠牲者のことなど何の配慮もせず、
反日の地元マスコミ二社と連動してアメリカ軍の危険性を吹聴し、
活動家によって、中共の喜ぶアメリカ軍基地反対運動が起こされたであろう。
そして、この運動は、七人の同胞を失ったアメリカ国民に、
このような、日本を守っていた我らの同胞の死を、
何とも思わない非情な日本を、何故、
守らねばならないのかという反日感情を高める目的で執拗に続けられるであろう。

昨年の十二月十三日21:30、
海上での給油訓練中の事故で基地へ帰ろうとしたアメリカ海兵隊のオスプレイは、
損傷した機体で沖縄の民家の上を飛ぶ危険性を回避するために、
敢えて海上を飛行し続け、
遂に名護市東海岸から一キロの海上に不時着水し大破した。
幸いオスプレイ搭乗員五名全員は救助された。
彼らは、沖縄県民の安全を確保するために、
自らの危険を顧みず、海上を飛び続けたのだ。
従って、彼らは、その勇気と海上に不時着水した措置を讃えられるべきだ。
しかし、沖縄県知事は、地元の反日親中の新聞と共に、
ただオスプレイの危険性のみを言いつのり、用もないのに東京まできた。
知事に来られた日本政府も慌てたのか、
その知事のムードに乗って防衛大臣がさっそく、
事故原因究明とそれまでのオズプレイの飛行中止をアメリカ軍に申し入れた。
そこには、
オスプレイ搭乗員の無事を喜び勇気を讃える姿勢は微塵もなかった。
この姿勢が、
日米の危機をもたらす小さいが重大な蟻の穴であることを気付け、と言いたかった。

先月の五月十五日、
急患を搬送するために千歳を飛び立った陸上自衛隊のLR連絡偵察機が
濃霧のなかで函館近郊の山に激突し、
機長の高宮城効大尉(一等陸尉)ら搭乗員四人が死亡した。
その時に来日していたハリー・ハリスアメリカ太平洋軍司令官は、
五月十七日に都内で講演し
四人のLR連絡偵察機搭乗員の殉職に触れて次のように話を締めくくった。

 この事故で思い起こさねばならないのは、
 若い隊員達が、我々の為に日々命をかけてくれているということだ。
 日本を守るために落とした命であったことを、
 皆さん、覚えておいて欲しい。

我が国周辺の海上には、
BMD(弾道ミサイル防衛)対処能力を持つ、
アメリカ第七艦隊のイージス艦七隻と
海上自衛隊のイージス艦四隻の合計十一隻が遊弋して
北朝鮮のミサイルからの防衛体制を構築している。
その貴重な一隻が、
この度の事故で船首艦底が壊れたイージス艦フィッツジェラルドである。
そして、伊豆沖で死亡したアメリカ海軍の七名は、
そのイージス艦フィッツジェラルドに乗り込んで
五月一杯は、日本海に展開したドナルド・レーガン空母打撃群の一員として行動し、
空母ドナルド・レーガンが日本海から離脱するに際して、
我が国のイージス艦と合同演習を繰り返して日本海から太平洋に出て
その事故の時に伊豆沖を航行していたのだ。
従って、我々が、
「この事故で思い起こさねばならない」のは何か!
それは、彼ら七名こそ、
「我々の為に日々命をかけてくれているということだ」
「日本を守るために落とした命であった」ということだ!

ハリー・ハリス太平洋軍司令官が五月十七日に
急患を救うために北海道で殉職した四名について言った言葉は
我々日本人が、
正真正銘、日本を守る任務のなかで、
伊豆沖で命を落とした、彼ら七名の為に言うべき言葉である。

防衛大臣始め我が国政府の者、
また自衛官の将官や士官は、
アメリカ国民や、アメリカ軍の将官や士官に会う度に、
彼ら七名のことを忘れないと言うべきだ。
日米の絆は、
この情感の共有のなかで鞏固となり、
この情感の欠落のなかで崩壊する。

アメリカ海軍は以下の通り殉職した彼ら七名の若者の名を公表した。
次の名は、「日本を守るために落とした命の名」だ。

 ダコタ・カイル・リグズビー(19歳)
 シンゴ・アレクサンダー・ダグラス(25歳)
 ゴック・T・トルオン・ヒュン(25歳)
 ノエ・ヘルナンデス(26歳)
 カルロス・ビクター・ガンソン・シバヤン(23歳)
 サビエー・アレック・マーティン(24歳)
 ギャリー・リオ・レム・ジュニア(37歳)

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