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日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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西村眞悟の時事通信
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歴史と、知性と本能は、今、斬首作戦を促している

平成29年4月27日(木)

連日、朝鮮半島緊張の報道が続いている。
その報道内容は、例えば本日(27日)の産経新聞朝刊では、
「ソウル9000発被弾」、「日本上空VX爆発」の大見出と
「北と米韓衝突 最悪のシナリオは?」という中見出しの下に、
軍事アナリストによって、北朝鮮の持つ兵器によって、
如何なる被害が韓国や我が国に及ぶのかが具体的に解説されている。
そこで、
現時点での「最悪のシナリオ」だけを想定して、
これを如何にして回避するかに関心を集中するだけではなく、
北朝鮮の独裁者が三代にわたって一貫して目指しているものは何かを確認し、
これを放置すれば、
如何なる
「将来の最悪のシナリオ」
が生まれるのかを見つめねばならない。

振りかえれば
一九九四年(平成六年)の寧辺にある原子炉でのプルトニウム生産の発覚以来、
北朝鮮はアメリカに核開発停止を二度約束しながら、
二度とも約束を無視して核開発を続けてきて、
本年までに五回の核爆発実験をしている。
今まで、北朝鮮に核開発停止の軍事的圧力をかけて
北朝鮮に「核開発停止」を約束されて騙されたアメリカ大統領は、
クリントン氏とブッシュ氏である。
同じく騙されて巨額援助を約束した日本の首相は、
小泉純一郎氏である(平壌宣言)。
つまり、北朝鮮は、
核開発を日本やアメリカに対するオドシとタカリの手段として見せつけ
嘘をついてカネをせしめながら、
一貫して核開発を続けてきた。
この経過を見れば、
この度のクリントン、ブッシュ両大統領に次ぐ
トランプ大統領による三度目の軍事的圧力のなかで、
北朝鮮が核開発停止を約束しても「ウソ」であるのは明らかだ。
従って、過去二回も繰り返したように、
北朝鮮の「ウソ」を引き出す見返りにカネを渡す
「交渉と話し合い」
によって事態を解決することはできない。

それ故、我々は、軍事的緊張下にある「現時点の最悪のシナリオ」だけではなく、
「北朝鮮の最終目的が達成される将来の最悪のシナリオ」
を見つめて、それを阻止するための行動を決断するべきである。

歴史は何を教えているか。
ドイツの独裁者ヒトラーとフランスの例がある。
一九三五年三月、
ベルサイユ条約によって軍備を制限されていたドイツのヒトラーは、
ドイツの再軍備を宣言する。
そして、翌年の一九三六年三月、
ヒトラーは、同じくベルサイユ条約によって非武装地帯をされていたフランスとの国境地帯であるライン川両岸のドイツ領ラインラントに軍隊を進駐させ、
アーヘンとトリアーに兵営を築き軍隊を駐屯させた。
これは、正真正銘の露骨な国際条約違反である。
これに対してフランスは、
「現時点の最悪のシナリオ」であるドイツとの武力衝突を回避するために、
そのヒトラーのラインラント進駐を傍観して阻止しようとしなかった。
しかし、フランスが、このドイツのラインラント進駐を傍観したことが、
ヒトラーの軍備増強に時間を与え拍車をかけて、
二年後一九三八年のオーストリー併合とチェコのズデーデン地方併合要求につながり、
イギリスとフランスがミュンヘンでヒトラーの要求を受け入れたこと(ミュンヘンの宥和)が第二次世界大戦の引き金となった。
この第二次世界大戦の後、捕虜になったドイツ軍将校は、
あのラインラント進駐の時、
フランス軍がそれを阻止する軍事行動に出れば、
ドイツ軍は簡単に粉砕され、ヒトラーは失脚したと語った。

この経緯を振り返り、
その時に、
イギリス政界から戦争屋と呼ばれて敬遠されていたチャーチルは、後に、
独裁者ヒトラーに対する「宥和」が、第二次世界大戦をつくった、
第二次世界大戦は、「平和主義者がつくった戦争」であると回顧した。
また、その時、
傍観するフランスを覚醒させようとして
却ってフランス陸軍から追放されていたド・ゴール将軍は、
指揮官に必要なものは、
アナリスト的な解説能力ではなく
「知性と本能」
であると言った。

この歴史と教訓を基にして、現在の朝鮮半島情勢を眺め、
知性と本能の促すものは何か。

  斬首作戦を、
  やるときは、
  今だ。

今までのように、北朝鮮の核開発を傍観すれば、
つまり、ミュンヘンのように話し合えば、
却って「将来の最悪のシナリオ」を生み出す。

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