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日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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日本保守主義の黎明

平成15年10月3日(金)

中西輝政教授に敬礼する

「諸君」11月号(ただいま発売中)に、京都大学の中西輝政教授が、「『延命装置』小泉純一郎の罪」という論文を発表されている。
 歴史家にして、はじめて書き得る透徹した論考である。
 この論考に接し、改めて、歴史家の役割とは、現在に位置付けを与え、現在の現象を把握する尺度を提示し、「明日の歴史となる現在」に生きる者に方向感覚を甦らせることであると感じるのだ。
 この方向感覚とは実践者の方向感覚であり、即ち、「歴史的使命感」である。

 さて、この論考の最終章に、中西教授は、「日本保守主義の黎明」と題して、「『この国の主人公』たる真正の保守が意識的に構築される必要が、どうしてもある。そのためにいま、日本は本来の保守政治家の結集に向かわねばならない」と書かれた後で、その担い手として、「奇しくもその名のなかに、同じ『シン』という音を持つ、石原慎太郎、西村眞悟、安倍晋三である」と明記された。

 私は、「歴史的使命感」を明記していただいたのだ。
 よって、任務を明記された兵士が、戦場に赴く前にするように私は、中西教授に、敬礼するのだ。

 真正の保守は「荒野」にいる。
 先に私は、この時事通信で、「私は荒野にいる」、と書いた。
 それは、聖書のなかに、「荒野で呼ばわる者の声がする」と預言者のことが書かれているからだった。その預言者は、荒野で「道筋を真っ直ぐにせよ」と叫んでいたのだ。

 そして、日本の真正の保守も、荒野にいる。
 真の保守は、この戦後の占領下に作られた憲法のもとでは、常に日陰者扱いをされ、自らの信念の片鱗だに見せれば、あらゆる罵詈讒謗を甘受しなければならなかった。

 同盟国や他の自由の価値観のもとに国を運営する国々の政治家が、当然とする考えを表明すれば、日本の真正の保守は、その政治生命を絶たれる危機を覚悟しなければならなかった。

 日本の社会の総体を見よ。
 巨大なマスコミ、教育など、あらゆるものが、戦後の桎梏のなかに安住し、その快適な空間で「体制」に生きるありがたさを謳歌してきた。
 よって、占領憲法が、体制なのだ。
 そうであるならば、実は社会党が体制である。
 自民党は狡賢く社会党と社会党的なものをお守りしながら、権力の蜜を吸っていただけだ。
 つまり、村山富市総理大臣を擁する社会党・自民党の連立政権は、変則ではなく、実は戦後の「本流」の姿であったのだ!

 このホームページの掲示板にも、自民党の小泉さんが、民主党の管さんより、保守だという前提で意見が出る。
 曰く、靖国神社に参拝しないという管のところに、何故、西村はいるのかと。
(私は、体制の中におらずに荒野にいるのだから、管さんのところにいる、という前提はおかしいのだが)

 しかし、ここで考えよう。
 靖国神社に参拝してから、社会党の総理大臣の「村山談話」以上の自虐的談話を発表し、「口は一つだが、耳は二つだ」と言い訳して、あそこまで「八月十五日に何が何でも参拝する」と断定した前言を翻す総理大臣が、・・・保守なのか?
 靖国を政治利用し、英霊を蔑ろにする、最も卑しい所業ではないか。

 参拝して自虐談話を発表するくらいなら、はじめから参拝しないというほうがまだ正直で「まし」ではないか。
 少なくとも、いかがわしい食わせ者が、下心を隠して靖国に参拝するという非礼は回避される。
 総理大臣が、発表する自虐談話とは、つまり、国際的に、「日本は悪い国でした」と公言することなんだから。こんな参拝は、靖国の英霊を最大限侮辱するものなのだ。日本民族に対する侮辱、名誉毀損だ。
 個人に対する名誉毀損でも、三年以下の懲役か禁固つまり豚箱入りなんだよ(刑法二百三十条)!

 つまり、再び言うが、真の保守は、今荒野にいるのだ。
 小泉さんのところでゴマをすれば、保守になるのではない。よって、中西教授が書かれるように、今こそ「保守政治家の結集に向かわねばならない」。

 民主党と自由党が、合併したことを薩長連合にたとえる意見があったが、これは次元が違う。

 真の維新回天の薩長連合とは、党派を超えて今は荒野にいる真正の保守が、国家の危機に際して、志において連合することである。

 そして、そのために、私は、生きている。

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