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日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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北朝鮮空爆の引き金

平成29年2月24日(金)

朝鮮半島は「近代」ではなく「古代」であるとして、
問題は、
次に何が起こるか、
それに如何に対処するか、
である。

連日続いている、クアラルンプール空港における金正男殺害テロの「手口」の報道を見て、
ただ、思うのは、
何故、北朝鮮のプロのテロリストたちが、
素人くさい女を使って防犯カメラの前でテロを行ったのか、ということだ。
北朝鮮国内に、
暴走する金正恩を止めるため、正恩を国際的に窮地に陥れる動きがあるのか。

このクアラルンプール発の報道のおかげで、
我が国周辺の軍事情勢とアメリカと中共の動静が伝えられることが少なくなっている。
しかし、我が国周辺の軍事情勢は、じわり、じわりと増悪しつつある。

そして、三月、何が起こるか。

まず、北のロシアから、
安倍総理と個人的信頼関係で結ばれた、と、日本のマスコミだけが言う
プーチンのロシアは、
我が国の国土である国後と択捉に軍事基地を建設し、
最新の地対艦ミサイルを配備した。
次に、朝鮮半島は、
南は大統領職務停止中で、
北は核実験を強行しミサイルをやたらぶっ放している。
そして、中共は、
尖閣を奪う為、我が国領海周辺に配備している公船を四隻体制に増強した。
西太平洋の海洋の覇権を確立するために軍備を絶え間なく増強して艦隊を遊弋させ、
南シナ海に海空軍の基地を建設している。
航空自衛隊機の那覇空港からの対中スクランブル発進数は増加している。
中朝国境地帯の地上兵力を増強している。

その上で注目すべきは、
次のアメリカの動向である。
即ち、第一は、
二月二日、三日のジョージ・マティス国防長官の韓国訪問。

これは誕生したトランプ政権首脳の、初めての海外訪問である。
その初めての訪問先に、
大統領職務停止中の韓国を選んだということは、
何を意味するか。
その鍵は、一九五〇年一月のディーン・アチソン国務長官の演説だ。
国務長官に就任したアチソンは、
共産主義を封じ込めるために「不後退防衛」を実施すると演説し、
その防衛ラインを
「日本、沖縄、フィリピン、アリューシャン」のラインだと言った。
その防衛ラインの中に朝鮮半島が入っていないと見て取ったソビエトと金日成は、
南の韓国に武力侵攻する決意を固め、
朝鮮戦争が勃発する。

最初の訪問地を韓国としたマティス国防長官の脳裏には、
この朝鮮戦争勃発の経緯(引き金)の教訓が焼き付いていたと思われる。
マティス国防長官最初の訪問地が韓国と知った時、
アチソン演説を思い起こし、
なるほどなあ!と思った。
と、言うことは、
アメリカの新政権は、
金正恩を放置しておけば、
いずれ、朝鮮戦争が勃発する!
という危機感をもっているということだ。

大統領の職務が停止しているということは、
首脳会談が行えないということだ。
従って、普通なら、アメリカ首脳は、そこを訪問地とはしない。
しかし、逆に、
アメリカのトランプ政権が、
そこを最初の訪問地としたということは、
もしも、朝鮮半島南部にちょっかいを出せば、
アメリカは、徹底的に反撃するという
中共と北朝鮮に対する強烈な警告が発せられたということである。
即ち、トランプは、オバマとは違うぞという警告である。

マティス国防長官は、韓国に到着してから、
在韓米軍司令部に直行し、
次に韓国の大統領権限代行首相および国防相と会談し、
米韓同盟の確認とTHAAD(高々度ミサイル防衛)の念を押して任務を果たした。
そのマティス国防長官の韓国訪問に対して、
中共は過剰に反発した。
つまり図星だと白状した訳だ。

第二は、アメリカ訪問中の安倍総理の二月十二日の
北朝鮮ミサイル発射に対する抗議声明にトランプ大統領が同席したこと。

北朝鮮が、安倍総理の訪米中にミサイルを発射したことを軽視してはならない。
これは、北朝鮮の三代目が、トランプ政権に重大な刺激を与えた、
つまり、トラの尾を踏んだのだ。
従って、安倍総理のミサイル非難の会見に、
トランプ大統領が同席したことは、
北朝鮮に対して、
アメリカは断じて、アメリカに届くミサイルを保有させないという警告である。

そこで、三月、何があるか。
それは、恒例の米韓合同軍事演習である。
この演習にアメリカは、
空母レーガンおよび空母カールビンソン打撃群そして原子力潜水艦
およびステルス戦闘機F22とF35Bさらにステルス爆撃機B2を送り込む。
それらは、既に嘉手納に集結中だ。

そして、やるだろう。
何をやるのか。
それは、ステルス戦闘機と爆撃機の平壌および北朝鮮上空の飛行である。

次に、
金正恩の居場所と
ミサイル発射基地および格納施設と核開発場所の爆撃である!
その爆撃には、地下五十メートルで爆発するバンカーバスターが使われると思う。

この爆撃は、十分に現実性があると見るべきだ。

口で、北朝鮮の核開発とミサイル開発が止められたのか。
ブッシュ(父)、クリントン、ブッシュ(息子)そしてオバマと、
過去総てのアメリカ大統領が北朝鮮に騙されて核とミサイルの開発を許してきた。
そして、今や北朝鮮はSLBMを開発中で、
三代目の若造が
核実験をして、ミサイル発射を日米会談中に見せつけた。
さらに放置すれば、
何れアメリカ本土が北朝鮮の核弾道ミサイルの直接攻撃圏に入る。
この三代目は、
法も正義も倫理もなく兄をクアラルンプールで殺す人間性のないテロリストである。
この三代目に、
断じてアメリカに届くミサイルを持たせてはならない。
之を阻止する為には
北朝鮮爆撃と金正恩抹殺しかない!
あのオバマでさえ、オサマ・ビン・ラディンを殺したのだ。
俺は、やる!

二月の初めに、
マティス国防長官と共に一九五〇年のアチソン国務長官を思い出していた
尾を踏まれたトラ、いや、トランプは、
いまは、
尊敬するロナルド・レーガン大統領を思い起こしているはずだ。
一九八六年(昭和六十一年)四月十四日、
レーガン大統領は、
反米でテロを行って暴れていたリビアのカダフィー大佐の殺害を決意して
リビア爆撃を命じた。
そして、翌十五日、
地中海の空母から飛び立ったアメリカ軍機がリビア爆撃を行った。

 以上の通り、
二月の金正恩によるミサイル発射と異母兄金正男の殺害は、
三月のアメリカ大統領トランプをして、
北朝鮮空爆の引き金に指を入れさせたのだ。

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