大阪堺市出身!国家の安全保障や国益優先の信念を貫く行動派!

日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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西村眞悟の時事通信
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堂々と戦略を語るときが来た

平成29年1月30日(月)

 二十五日から二十七日まで、奄美大島から沖縄を廻り、
二十八日は神戸湊川神社で開催された「沖縄から見た日本のこころ」を語る集会で話をさせていただいた。
 その集会に先立ち、
神戸市内で政治学博士で
沖縄のアメリカ海兵隊外交政治部次長として東日本大震災に際し、
直ちに海兵隊による仙台空港の機能回復を実現して
救援物資と救助人員の速やかな投入基地を確保し、
「ともだち作戦」を立案実施した
ロバート・D・エルドリッヂ氏と昼食を共にして話をした。
 
 彼は我が国の尖閣諸島に取り組んでおり、
すでに第32回大平正芳記念賞を受賞した「尖閣問題の起源」と題する日本語の大著(名古屋大学出版会、五千五百円)がある。その大著に
 Thank you,Nishimura Sensei,
 for your Leadership on this issue!
と書いて署名して私にくれた。
 私も、私の尖閣上陸記「誰か祖国を思わざる」(クレスト社)に署名して彼に渡した。

 実は、ロバート・エルドリッヂさんも、
尖閣諸島魚釣島に上陸視察しようとしたことがある。
彼も私と同様、別にコソコソ行くこともないので上陸計画を秘密にしなかった。
すると、外務省が沖縄の海兵隊に
「大変、タイヘン!おたくのエルドリッヂさんが尖閣に行く、中共様が怒る!」
と告げ口し(泣きつき)、
海兵隊司令官がエルドリッヂさんの尖閣渡航を止めたという。
それを聞いたとき、私は彼に言った。彼も笑って肯いた。
「外務省というのは、いや~な組織だなあ」

その外務省について彼は言った。
 アメリカ大統領選挙の終盤に差し掛かった最中に、
 一方の候補者であるヒラリー・クリントンだけに
 安倍総理が会いに行くという会見をセットしたことは、
 日本の首相がアメリカ大統領選挙において一方の選挙応援をしたことであり、
 外務省の重大な失策です。
私は言った。
 その通りです。
 我が国外務省は、
 ヒラリーに当選してほしいという願望と現実を区別することが出来ず、 
 自分たちの願望が現実だと信じたのです。これをアホという。
 拉致被害者救出問題においても、外務省は「断固とした無能」を貫いている。

また、東日本大震災の際のアメリカ海兵隊の迅速な行動について、
私はエルドリッヂさんに感謝の念を伝えて言った。
 まず、仙台空港の機能回復を第一の着手ポイントにした着眼はさすがだ、
 さらに、貴方のその着眼を一挙に実現した海兵隊の能力も凄い。
 かつて、ガダルカナルでアメリカ軍は、日本軍が造っていた飛行場を奪って、
 直ちに整備してアメリカ軍機を飛ばした。
 これで日本軍は負けた。
 仙台空港の速やかな機能回復を観て、ガダルカナルを思い出したよ。

 さて、この間(一月下旬)、アメリカのトランプ大統領は、
矢継ぎ早に方針を発表し、また、選挙中の発言を繰り返していた。
 このトランプ大統領の言動に対する我が国の反応は、
まことに「ちまちま」していて「心配」ばかりしているように思える。
まるで、トランプに関しては心配し批判するのが「専門家の資格」だとでも心得ているようだ。
 それを見ていて、こう言いたくなった。
 日本で言えば、「花札」という名前のオッサンが、
 身振り手振りで喋っていると思え、びくびくするな、と。
そして、言う、彼は適切なことを言っている。
 
 その最たる発言は、
 これだ・・・世の中で、一番不誠実な奴らはマスコミだ。
    ・・・中国は一つと中共が勝手に言っているだけだ。
 

 まさに、全く、この通りではないか。
 我が国のマスコミや論者に、
 何故、この通りだと、賛意を表する者がいないのか。
 チベット、ウイグル、モンゴル、満州は中国ではない。
 台湾は台湾である。
 
 また、トランプ大統領は、ニューヨークタイムズをやり玉に挙げた。
 我々は、朝日新聞をやり玉に挙げてしかるべきではないか。

 慰安婦問題に関する「最終的かつ不可逆的解決」を
韓国に裏切られた総理や外務大臣、貴官らに言う。
そもそも、この「慰安婦問題」を発生させたのは、
長年にわたる朝日新聞の捏造ではないか。
従ってこちらでも、
総理大臣や外務大臣が、トランプ大統領にエールを送って、
次のように言おうではないか。
これが、捏造された従軍慰安婦の汚名を晴らす、絶好のチャンスである。
 
 そうだ!
 最も不誠実な者はマスコミで
 その最たるものは、朝日新聞だ、
 アメリカのニューヨークなどに建てられている
 強制連行された慰安婦の少女像は、
 朝日新聞の「ウソ」から生まれた「ウソ像」だ!
 アメリカの人々よ、ウソに騙されるな!
 トランプ大統領!
 このマスコミの最も不誠実で卑劣な所業から生まれて
 現在、貴国に建てられているウソの慰安婦像を 
 撤去してくれ!

 話題を沖縄に移す。
 本年に入り、安倍総理のフィリピン、インドネシア、オーストラリア等歴訪、
この戦略眼は見事である。
ここにミャンマーとインドを加えれば、
大東亜戦争の不敗の戦略である南方作戦とインド独立を目指す西亜作戦の地域となる。
仮に連合艦隊がミッドウェーに向かわずに、
インド洋を制圧し続けて、
陸海軍共同してこの両作戦を遂行しておれば、
我が国は負けなかった。
 今も昔も、安倍総理が歴訪したこの地域は、
我が国存立の最重要の地と海洋である。
 
 しかし、安倍総理の眼中から、
ただ一点、
キー・ストーンが抜けている。
 このキー・ストーンが抜ければ、如何に南方との友好を深めても、
 我が国の存立基盤の総てが瓦解する。

そのキー・ストーンは、
 沖縄だ。
 さらに、沖縄存立のキー・ストーンは、
尖閣諸島だ。
 よって!
東シナ海のあの小さな尖閣の島々に、
 我が国の存立が懸かっている!
 いや、我が国のみならず、
台湾と東アジアの命運が懸かっている。
 
 中共が尖閣を掌中に入れれば、
必ず、尖閣にミサイル基地と滑走路と潜水艦基地と港を造る。
そうすれば、台湾と沖縄本島は中共の手に墜ちる。
そして、南シナ海と東シナ海の
制海権と制空権を我が国とアメリカは失う。
これは、我が国にとって、第二次世界大戦末期の状況、
つまり、我が国が存立基盤を失った状態である。

 私が、奄美大島から琉球エアーコミューターで那覇空港の滑走路に降り立ったとき、
天地を揺るがす轟音を響かせ、
F15戦闘機二機がスクランブル発進していった。
その十分後、空港から車に乗り込む際、
さらに二機が発進する轟音が聞こえた。
 次の日、大阪に戻る際、那覇空港のターミナルビルに約五十分間いた。
その間、海上自衛隊のP3C哨戒機が列ぶ彼方の滑走路を観ていた。
すると、
F15戦闘機二機が発進し、十五分後に四機、さらに十五分後に二機が発進していった。
 
 沖縄は既に最前線である。

 中共軍機は、一日複数回の密度で、沖縄の我が国領空に接近している。
この空の緊張と連携して
沖縄本島の陸では基地反対の運動が展開され、
尖閣の海上では、中共公船の我が領海侵犯を含む尖閣包囲作戦が展開されている。
 相手は、既に、沖縄侵略に着手しているのだ。
沖縄県民の民意は、基地反対運動家が代表しているのではない。
 
 安倍総理は、戦略眼を沖縄に集中されよ。
そして、下地空港を、
速やかに航空自衛隊の基地として機能させるべきである。

 さて、
アメリカ大統領トランプ氏と安倍総理の二月の会見が決まり、
その前に、国防長官ジェームズ・マティス元中央軍司令官が来日する。
ここにおいて、私は、
まず日本は戦略を語れ、
と言っておく。

 日米安保に尖閣が含まれるかどうかを新政権に確認するとか、
 アメリカ軍駐留経費を日本は何割負担しているとか、
 そういう、ちまちましたことを、
 あの外務省ペースで語るな。
 
 我が国は、まず、
国防長官に対しても大統領に対しても、
南シナ海と東シナ海と西太平洋とオホーツク海における
中共とロシアの進出を放置すれば、
この海域から飛ばされるSLBM(潜水艦発射核弾道ミサイル)によって、
アメリカの死命が制せられるぞ、と語るべきだ。
 
 そして、あのオバマ大統領による八年間の「空白」によって、
この海域がどうなっているか、現状を説明し、
日米共同してこの海空域の自由を守ることを強く打ち出すべきだ。
キー・ストーンは、尖閣だ、
日米はお互いの存立のために、尖閣を守らねばならないと迫るべきだ。

 軍人であるジェームズ・マティス国防長官に、
 日本を信頼せよ、
 日本人が国家の危機において如何に勇敢に行動するか、
 軍人である君は知っているはずだ、
と言って握手すれば、彼は理解する。

 我が国を取り巻く内外のまことに厳しい情勢の中で、
 我が国には、我が国の主体的な「平和のための戦略」を語るときが来ている。
 

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