大阪堺市出身!国家の安全保障や国益優先の信念を貫く行動派!

日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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「コルディアスの結び目」を一刀両断する時が来ている

平成28年12月23日(金)

 二十二日の夕方から堺市中百舌鳥にある産業振興センターのセミナー室で、
予備役ブルーリボンの会が主催し、産経新聞や真悟の会・堺が後援する
 「自衛隊幻想」出版記念シンポジウム
が開催された。
 予備役ブルーリボンの会とは、
自衛隊OBや予備自衛官を会員とする
北朝鮮に拉致された同胞を救出するために結成された会である。
私も元防衛政務次官(星四つ)であり会員資格がある。
 また、この度、
産経新聞から出版された「自衛隊幻想」とは、
拉致問題から考える我が国の安全保障と憲法改正、という副題をつけた本で、
何故、防衛白書は、
自衛隊の任務として国民救出、拉致被害者救出を明記していないのか、
自衛隊は、朝鮮半島有事に働けるのか、等々の課題に切り込んでいる。

 執筆者は以下の四人。
予備自衛官・特定失踪者調査会代表 荒木和博
陸上自衛隊「特殊作戦群」初代群長 荒谷 卓
海上自衛隊「特殊部隊」初代先任小隊長 伊藤祐靖
陸上自衛隊「特殊作戦群」副中隊長 吉本正弘
 是非、一読されたい。

さて、昨夜のシンポジウムは、
予備三等陸曹の葛城奈海氏の総合司会で
まず、荒木和博、伊藤祐靖、吉本正弘の著者三人そして西村眞悟が、
それぞれ、十分から十五分、所信を述べ、
次ぎに会場の参加者からの質問に答える方式で行われた。
 以下、私の立場から申したことを記しておく。

(1)平成十六年の三月に陸上自衛隊習志野空挺団の一角に、
特殊作戦群が創設されてから一年ほど後、
荒谷初代群長に呼ばれて隊員に、政治情勢の講話をした。
その時、特殊作戦群の説明と共に、訓練の一端を見学した。
もちろん、特殊部隊の訓練の全容を見せる隊長などはいない。
全容を知られれば、「特殊部隊」ではなくなるからだ。
ましてをや、国会議員に見せてはならない。
それは、私が外部に漏らすということではない。
必ず、左翼国会議員が、西村に見せたのなら、私にも見せろと防衛省に要求し、
内部に入り込んできて、知り得た情報を北朝鮮や中共に漏らすからだ。
 かいま見た、特殊作戦群隊員の訓練は、ぞっとするほど苛酷であった。
その後、私は、荒谷群長に尋ねた。
「北朝鮮に潜入して拉致された同胞を救出することができるか」
荒谷群長は直ちに答えた。
「命令があればやります。必ず、任務を遂行します」
この荒谷群長の答えは、
我ら特殊作戦群を動かすのは、政治である。
これがシビリアンコントロールである。
そして、我らが、命令によって動き始めれば、
如何なる犠牲を払ってでも任務を必ず果たしてみせる、
というものであった。
 この荒谷群長の断固とした返答を聞いてから、
私の政治課題は、
如何にして特殊作戦群に国民救出の命令を発することができる政治を建設するか!
この一点に絞られた。
 それ故、三年前のアルジェリアのイナメナスの天然ガス精製プラントにおける
テロリストによる日本人人質事件の時や、
同時期のシリアのISによる二人の日本人殺害予告の時などには、
特殊作戦群のあいつらは、
命令がくれば直ちに出動する準備をして、
命令を今か今かと待ち構えているだろうなあ、と思う。
 しかし、後で質問して確認したのだが、
内閣総理大臣には、自ら自衛隊を動かしてイナメナスの国民を救出する、
北朝鮮の同胞を救出する、という考えはなかった。
それどころか、総理は、自衛隊には、その能力がない、と答弁したのだ。
この答弁を聞いたとき、
あの訓練、恐らく世界の軍隊で一番苛酷なレベルの訓練、
これに耐えている隊員達が気の毒になった。
 士は、己を知る者の為に、死す、というではないか。
 彼らは、その、士である。

(2)「コルディアスの結び目」という逸話がある。
難題を、一刀両断に解くことを示す逸話だ。
To Cut The Corudian Knot
古代アナトリア(今のトルコのあたり)の王コルディアスが、
自分の牛車を宮殿の柱に結びつけ、
「この結び目を解くことができた者こそアジアの王になる」
と予言した。
 いろいろな男が、この結び目を解こうと試みたが果たせなかった。
数百年後、アレキサンダーが現れた。
アレキサンダーは、剣を抜き、一刀両断にその結び目を断ち切った。
そして、予言通り、アジアの王となった。

(3)今、我が国は、コルディアスの結び目で固定されている。
そして、イナメナスや北朝鮮に
自衛隊を出動させて国民を救出しなければならないという責務から解放されたように、
また自分の地位は国民救出とは無縁であると思っているかのように、
すました顔をして自衛隊にはその能力がないという総理大臣も役人達も議員達も、
全て、コルディアスの結び目を解こうともせず過ごしている。
その間に、国民がイナメナスやシリアで殺されていった。
そして北朝鮮には数百人が数十年間も見捨てられている。
 我が国を固定し、国民を思考停止にする、
この「コルディアスの結び目」とは何か。
それは、GHQの「日本国憲法」と題する文書である。

(4)では、この「コルディアスの結び目」を如何にして解くのか。
 それは、総理大臣と我々が、
「日本国憲法の無効を宣言する」ことである。
 無効な憲法に従うことが、立憲主義ではない。
 国家と国民を救出する、守り抜く、これが真の憲法である。
 この真の憲法に従うことが立憲主義なのだ。
 昭和五十二年十月、福田赳夫総理大臣は、
ダッカに着陸した日航機をハイジャックした日本赤軍から、
六百万ドルの支払いと九人の服役囚の釈放を要求され、
以後、一時間ごとに人質の乗客を殺していくと通告された。
彼は、その時、人質の命を守るために、
「超法規的措置」を決断した。
その決断の内容はともかく、福田首相は「法規を越える決断」を迫られた。
 では、この決断を迫られたのは、福田首相だけか。
そうではない、以後の歴代総理大臣は、
福田赳夫と同様に、全て、人質救出の決断を迫られているではないか。
そうだ。北朝鮮に拉致された同胞の救出を歴代の総理大臣は、迫られている。
 従って、もういい加減に、総理大臣も、我ら国民も、
福田赳夫のように、「法規を越える決断」をしようではないか。
 そうだ、法規の最大のもの、GHQの「日本国憲法」を超える決断!
    即ち、無効宣言

 

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