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日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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西村眞悟の時事通信
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現状の位置づけ・・・政界の再編とは何か

平成15年9月25日(木)

二大政党制論について

 昨日、東京での二つの集会の場で耳にした言葉に、現状の自民党と民主党を以って、「二大政党制」に選挙を経て近づくんだという意見があった。

 そこで私は、考えた。
 現状のこの二党を以って、二大政党のモデルとするのは、日本の矮小化であり悲劇であると。
 現状は、むしろ真の政界再編の「始まりの始まり」と見るのが、実態に近い。

 第一、時勢は一瞬も止まることはない。常に流動している。したがって、この流動する時勢の中にある政治も、二大政党という固定化の方向に向かっているとして捉えるより、流動するものと捉えるのが実態にかなっているし自然だ。

 第二に、「政治家が有すべき理念」の角度から考えよう。
 例えば、私。
 国家観と理念と国家の現状に対する危機意識を持っているつもりだ。
 これが議員であるとするならば、「よって、政治は今何をすべきか」という具体的行動において、各議員に国家観と理念に応じて違いが出てくる。

 仮に、今尖閣諸島を視察してわが国の主権を明確にする方策を国会で決定しよう。また、北朝鮮に対するわが国独自の判断による経済制裁を実施しよう。
・・・というような議題が出た場合。
 自民党にも民主党にも、理由はともかく行動において賛成反対が出てくる。両党ともに、反対が多いから未だ政党としてまた議会として、これらの課題を実施できないのだ。

 よって、このようにおのおの理念の違うものが混在する「政党」?、「徒党」?が、「二大政党」として機能するはずがないではないか。

今は「応仁の乱」の段階である

 よって、現状は、近代政治における再編期ではなく、近代以前の「応仁の乱」の次元だと思えばいろいろ起こる現象を把握しやすいと思う。
(例えば、亀井さんと野中さんの会合や、野中さんの悔し涙のさよなら会見など)
 つまり、今は「私闘」が前面に出ている状態である。

 歴史的には、国家を意識しない山名や細川や三好などの一族相互の闘争としての応仁の乱があり、結果的に既存の秩序が破壊されていく。こうして、京都の公家か武家かわからん封鎖世界の力や寺社仏閣の宗教的世俗的権力などが行き詰った果てに、京都以外のところから、近代を拓く力が出てきた。
 日本の政界は、この段階だ。
 その証拠に、マスコミの政治報道の仕方を見れば、理念より「誰と誰との怨念」や「誰と誰との姻戚関係」や「誰と誰との会食」の関係に通じている記者が、一流の記者であるという前提でなされている。
・・・これ、近代以前の京都の「公家社会」と「寺社仏閣の宗教的権力」の解説である。

小泉総理のいる場所

 そこで小泉総理であるが、従来にない総理大臣である。
 したがって、国民の高い支持を得るのである。なぜ国民は高い支持を与えるのか。それは、旧来のものにとらわれないポーズつまり「自民党をぶっ潰す」というスタイルを持っているからだ。

 しかし、ここにパラドックスがある。
「自民党をぶっ潰す」つまり「京都の公家社会や寺社仏閣をぶっ潰す」といって京童に拍手喝さいを浴びる小泉さん自身が、「京都の世界」出身であるということだ。
 したがって、守旧派を潰すということで高い支持率を得る小泉氏が、その高い支持率ゆえに、最大の守旧派温存勢力としての機能を果たすというパラドックスに陥ることになる。

 私自身、自民党総裁選挙における、国家観の争いなき、切実な国防議論なき、論戦。現総理の「民営化」一辺倒などを見ておって、やはり、小泉氏は「京都世界の中で踊っている」、「最大の守旧派」だと感じていた。
 真のわが国政治の現状を打破するとは、「国防体制を如何に確立するか」「歴史と伝統を土台とした国民教育を如何に取り戻すか」「靖国神社の霊に敬意を表するか」「いかにして拉致された国民を救うか」
・・・などの問題に突き進むことである。
 この問題を回避して拍手喝さいを浴びる総理は、旧来の政治を守る守旧派である。

 現在は、小泉現象を含めて、まだ京都公家世界の中。マスコミは、台所や厠の中まで覗き見して囃し立てる。危機意識など微塵もない。この総体が、京都の中世だ。

 よって、私は、この世界の外から新しい時代が開かれると思う。
 私が、また心ある同志が、この世界の外に出た、石原慎太郎さんに期待する所以もここにある。

 この新しい次元を拓くきっかけは何か。今までの政治が見ようとしなかった「外圧」であろう。ミサイルであろう。周辺諸国の「動乱」であろう。それを乗り切る強力なカードは、わが国にはある、と言っているのだ。

 さて、私自身は、今どこにいるのか。
 京都の外の「荒野」にいる。
 日本政治の次の次元を拓くために、心胆を錬る。

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