大阪堺市出身!国家の安全保障や国益優先の信念を貫く行動派!

日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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奇人とは誰のことか

平成28年11月1日(火)

 十月三十日の日曜日の朝、
 本通信で「毒の樹の果実を食べるな」を送信してから、
 京都中京区の御所の近くにある弁護士の南出喜久治氏の事務所に行き、
 そこで南出喜久治氏と、約四時間の対談をした。
 その南出事務所の前には、対談が行われることを知らせる紙が貼られていた。
 その紙には、確か「二人の奇人、世紀の対談」と書かれていたと思う。
 この対談は、近く、ユーチューブで放映されると聞いた。
 
 「二人の奇人」とは、南出喜久治と西村眞悟のことである。
 対談中に、言った。
 江戸時代には、「寛政の三奇人」がいた。その例に倣って、
 ここに田母神俊雄を加えれば、
 「現在の三奇人」となる。

 さて、南出喜久治氏と私は、
 共に同年代で民社党出身である。共に党人で労働組合出身ではない。
 そして、民社党以来の共通の信念は、 
 もちろん、尊皇であり、
 当然、反共と国防、である。
 それ故、万世一系の天皇を戴く我が国の国体を尊び、
 昭和二十一年に我が国を軍事占領していた連合軍総司令部GHQが書いた
 「日本国憲法」は無効である
 という法律家として当然の認識(信念)をもっている。
 この認識が、二人の奇人たる所以であるとするならば、
 江戸時代の「寛政の三奇人」がそうであったように、
 我らの奇人たる信念が我が国の将来を救う。

 江戸時代、天皇と諸大名との接触を避ける幕府の方針により、
 天皇陛下は生涯、御所の外にはお出にならなかった。
 幕末、その天皇のおられる御所を攻めて御所に大砲弾と銃弾をぶち込んだのは
 長州であり、御所を護ったのは会津である。
 京都は、会津藩主にして京都守護職松平容保公に感謝すべきである。
 それ故、私は、
 大文字山麓に住んでいた学生時代、
 黒谷の御所を護った会津藩士の墓によく参ったが、
 霊山の御所を攻めた長州藩士の墓には参らなかった。
 霊山では坂本龍馬と中岡慎太郎の墓そして共に遭難した従僕の墓には参った。
 
 また京都生まれ京都育ちの南出氏曰く、
 そもそも京都の時代祭は、おかしい。
 明治維新の行列は、ピーヒャラ・ピーヒャラの官軍と長州だけで終わっている。
 こいつらは、御所を攻めた奴らではないか。
 御所を護った会津や新撰組の行列こそ、正々堂々と行進すべきである。

 私曰く、そもそも、
 靖国神社の大鳥居と二の鳥居の間の拝殿の正面に建てられている
 長州の大村益次郎の銅像を、横にどけるべきである。
 明治天皇が建立された靖国神社が、
 長州だけの神社であるかのように真ん中に大村益次郎像を建てたのは、
 勝者として明治政界に藩閥を形成した長州閥の魂胆である。
 しかし、藩閥の観点からではなく
 私を越えた日本という国家の公の信念に基づいて
 戦えば「百万髑髏となる」(勝海舟)百万都市江戸の市街戦を回避するために、
 江戸総攻撃中止(西郷)と江戸城無血開城(勝)を決定した、
 官軍の西郷隆盛と幕臣の勝海舟そして山岡鉄舟の銅像こそ、
 そこに建てるべきである。
 幕末維新において、
 御所を護ったのは誰か、
 江戸を護ったのは誰かを振りかえれ。

 しかし、その長州藩閥は、今も続いていて総理大臣を生み出し、
 その内閣が、「有識者会議」を組織して、
 皇室の在り方を左右しようとしている。

 南出喜久治氏との対談内容と関連事項は、以上の通りである。

 その時話題になった「寛政の三奇人」を振りかえるが、年齢順に、
 一七三八年生まれの林子平、
 高山彦九郎
 そして蒲生君平が、その奇人である。
 彼らは、共に尊皇であり国防の必要性を痛感し、
 林子平と蒲生君平はロシアの脅威に警告を発し続けた。
 この当時として、まさに慧眼である。
 
 林子平は、海国兵談を自費出版し、
 「日本橋よりヨーロッパに至る、その間、水路のみ」
 と訴えて鎖国の世を驚かせ、
 幕府に海国兵談の版木を没収され不遇のうちに亡くなる。
 「親もなし、妻なし子なし、版木なし、金もなけれど死にたくもなし」と歌った。
 よって、六無齊という。
 
 蒲生君平は、赤貧の中で
 海防調査と全国の天皇陵を廻る旅を実施して「山陵志」を出版した。
 従って、彼は、我が家の近くのいつも早朝に参る仁徳天皇、履中天皇そして反正天皇の御陵も訪れている。
 
 高山彦九郎は、京都の三条大橋の上で
 疲弊した皇居に向かい泣いて両手をついて敬礼した。
 学生時代、三条大橋に建つその地面に跪いて皇居に礼をする高山彦九郎像の下で酒を飲んだ。
 
 そこで、指摘したい。
 彼ら三奇人が、今からおおよそ二百五十年前に身をもって世に示した理念と警告
 即ち、尊皇と国防は、
 現在においても我が国において大切で極めて切実な理念と警告である。
 
 特に林子平の当時の警告は、ロシアの脅威であるが、
 これは海に乗り出してくる大陸国家の脅威のことであり、
 現在においては、
 ロシアと中共がつくり出す脅威である。
 また、高山彦九郎と蒲生君平の尊皇は、
 現在においても、
 国民の尊皇の念が、国家存立の大切な前提であり、
 同時に、国民の生き甲斐を形成する徳目であることを示している。
 何故なら、我が国は、
 天皇と国民が家族のように一体となった國であるからだ。
 また、
 これら三奇人が示したものは、
 既に、約百年前の明治の日清・日露の両戦役を勝利して乗り切る力となり、
 再び、現在の我が国を取り巻く内外の危機を
 乗り切る力であると自覚されるべきである。
 
 このように思って、
 ここ数日の朝鮮半島情勢、特に韓国大統領周辺で起こっている政権麻痺症状と
 街頭での韓国国民の反大統領を叫ぶ騒擾を観ると、
 いよいよとの思いが、よぎる。
 
 明治維新後の大陸国家であるシナとロシアと我が国の衝突は、
 いつも申し合わせたように、
 朝鮮半島の統治不能の混乱に発火点があるからである。
 現在の、
 中共とロシアの状況と、アメリカ大統領選挙の予測の不透明性と、
 この度の韓国の混乱を見れば、
 日清戦争と日露戦争と朝鮮戦争の時のように、
 またまた朝鮮半島が
 東アジアの動乱の発火点になるのではないか、との思いを深めざるをえない。
 
 やはり、動乱は、
 覚悟すべきである。
 せっかく、十月三十日、
 奇人と言われたのであるから、
 「寛政の三奇人」の
 尊皇と国防の信念を見習って、
 奇人としての御奉公の覚悟を決めねばならない。
 

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