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日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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西村眞悟の時事通信
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伊勢志摩と広島・人類の文明への発信

平成28年5月26日(木)

(一)戦争を抑止するために、
   今こそ、伊勢志摩において
   ミュンヘンの宥和の逆を宣言すべし 

 サミットにおけるG7首脳の議論と宣言において強調されるべきことは、
 八年ぶりにユーラシア大陸の東端沖の海上にある日本においてサミットが行われることから導かれる。
 
 この大陸の東端の地域は、
 地球上で最も危険な核を持つ国際法を守る意識もない
 横暴な独裁国家が存在する地域であるからだ。
 
 我が国は、
 西太平洋、東シナ海および南シナ海における中国の暴力的台頭に対して
 国際社会G7が如何に対抗するか、
 北朝鮮の日本人拉致の無法と核ミサイルの過激派への拡散の恐れに対して
 G7が如何に共同して封じ込めるか、
 如何にして拉致被害者を救出するか、
 この具体的かつ切実な問題意識を持って
 サミットの議論をリードし宣言をまとめるべきである。

 伊勢志摩サミットにおいては、
 独裁者ヒトラーに宥和してチェコのズデーデン地方を引き渡し、
 第二次世界大戦の引き金になったミュンヘン会談の教訓を、
 今こそG7首脳は想起すべきである。
 その教訓とは、
 国際法を無視して領土を武力で拡張している独裁者に宥和し甘やかせば、
 戦争になる
 ということである。

 よって、伊勢志摩サミットは、中国に対して、
 七十八年前のミュンヘンの宥和の逆!
 かつてイギリスのサッチャー首相がフォークランドをアルゼンチンに奪われた時の宣言、
 即ち、
 「命にかえても、国際法が暴力に打ち勝つことを示さねばならない」
 この宣言を発すべきである。


 以上を述べるに留めて、
 次ぎに伊勢志摩サミットとオバマ大統領の広島訪問の文明論的意義について述べる。

(二)伊勢志摩サミットと広島の人類の文明における意義

 G7首脳とともにおびただしい人数の諸外国の随行者やジャーナリストが伊勢志摩を訪れる。
 もちろん彼らは、サミットにおける議論や宣言を世界に発信する。
 しかし、それら以上に意義ある発信は、
 日本という国の始まりの物語であり、
 万世一系の天皇のことである。

 即ち、彼らは伊勢神宮とは何かを世界に発信する。
 伊勢神宮は、天皇家の祖である天照大神を祀る社(やしろ)である。
 その天照大神は、天壌無窮の神勅を発し、
 この神勅によって、天皇が生まれ、
 現在、百二十五代の今上陛下に至る。
 これが、現在に至る
 日本という国家の起源であり
 日本という文明の起源である。

 この我が国の天皇と国家の起源から今に至る物語を、
 G6の文明に当てはめれば、
 紀元前七世紀頃、ローマ建国の父である狼の乳で育った兄弟ラムルスとロムルスの
 直系の子孫が、今のイタリア皇帝であるというとてつもないことになる。
 
 まさに、このとてつもないことが、世界に発信されるのである。

 G7のなかで、
 神秘(神話)と歴史が断絶することなく連続している国家は日本だけである。
 そして、G6では一神教の原理主義による妥協無きテロ(殺戮)が繰り返されている。
 この文明の行き詰まりを感じているG6の目に、
 我が国の和を尊ぶ文明は、西洋の文明に代わって、
 世界に新たな和の秩序を開く文明であることを示唆することになる。

 フランスの文化人類学者クロード・レビストロースがかつて語ったことが世界に改めて発信される。
 「われわれ西洋人にとっては、神話と歴史の間には、ぽっかりと深淵が開いている。
  日本の最大の魅力の一つは、これとは反対に、
 そこでは誰もが歴史とも神話とも密接な絆を結んでいられるという点にあるのだ。」

 此の観点から観れば、伊勢志摩サミットは人類の文明にとって大きな意義がある。

 次ぎにオバマ大統領の広島訪問であるが、
 
 原爆を投下した者と投下された者が、
 恩讐を超えて、
 原子爆弾の使用が、
 「人類の文明を破却するもの」
 であるという共通の認識をもつ意義は計り知れない。

 そして、既に指摘したが、
 原爆投下直後に、それが人類の文明を破却するものであると直ちに見抜いた元首は、
 世界で昭和天皇ただお一人であり、
 天皇は、人類の文明を守るために、戦を止められたのだ(玉音放送)。
 このことは、
 天皇が、人類の文明の破却者に堕落しようとするアメリカを救われたということになる。

 このこと、オバマ大統領の広島訪問を機会に、
 我ら日本人は、自覚を新たにするべきである。

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