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日本のこころを大切にする党 西村眞悟

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西村眞悟の時事通信
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神風特別攻撃隊敷島隊出撃七十周年に際して

平成26年10月27日(月)

 十月二十四日午前十時三十分、
 東京晴海埠頭にて海上自衛隊遠洋航海練習艦隊旗艦「かしま」が、ソロモン諸島にて艦内に引き取り安置して日本に帰還したガダルカナル島にて戦没した日本軍将兵百三十七柱の遺骨の厚労省への引渡式に臨んだ。
 翌二十五日午前十時三十分、
 愛媛県西条市の楢本神社前広場にて挙行された特攻出撃の第一号となった関行男海軍中佐を隊長とする敷島隊五名の慰霊追悼式に臨んだ。

 我が国本土から遙か南東の赤道直下の南太平洋にソロモン諸島がある。
西のニューブリテン島と東のガダルカナル島の距離は約千キロである。そして、その両島の中間にブーゲンビル島がある。
 その海域の海空においては、昭和十七年から、ニューブリテン島のラバウルを基地とした海軍基地航空隊と駆逐艦隊が奮戦し、ガダルカナル島とブーゲンビル島には陸軍部隊が送り込まれた。
 その熱帯ジャングルの島に送り込まれた陸軍兵士達は、
ガダルカナル島を餓島(ガトウ)と呼びブーゲンビル島を墓島(ボトウ)と呼んだ。
 即ち餓死する島であり墓の島と呼んだのである。
 その名の通り、ガダルカナル島には三万の兵士が送り込まれ二万人が戦死した。そのうち戦闘による死者は五千人で餓死が一万五千人であった。飢餓は墓島のブーゲンビル島でも同じであった。
 ソロモン海域で、物資の輸送に当たった駆逐艦隊がほとんど海に沈んだからである。
 また、海軍航空隊は、往復二千キロを飛ばねばならないラバウルからガダルカナル島上空に出撃して八千機の飛行機と八千人の優秀なパイロットを失った。
 
 二十四日に祖国に戻ってきた百三十七柱のご遺骨は、このガダルカナルに上陸した陸軍兵士のものである。
 ラバウルの海軍航空隊と駆逐艦隊兵士のご遺骨はソロモン海の「水漬く屍」となって戻ることはない。
 また、昭和十九年七月、サイパンとテニアンを陥落せしめた後に、日本軍に対して圧倒的に優勢になった海空戦力を以てフィリピンに押し寄せたアメリカ軍空母機動部隊に対して、
同年十月二十五日、始めて航空機による体当たり攻撃を敢行して敵空母セントローを撃沈するなどの戦果を上げたのが、関行男中佐が指揮する五名の敷島隊であった。以後、敗戦の日まで特攻出撃は続いた。
 もちろん、彼ら特攻出撃の関中佐以下六千四百十八名の若者の遺骨は「水漬く屍」となって帰らない。

 そして、この度、二十四日と二十五日の連日、晴海埠頭と西条において、
 このような想像を絶する悲壮かつ悲惨な最難戦の渦中において戦死した我が将兵の「霊」に接することができたのである。
 そこで、この両作戦を決定した我が国の大本営および陸海軍上層部の、戦略・戦術の妥当性および痴呆だったのか無能だったのかの領域に関しては触れずに、
 
 とにかく、「現地のその状況の渦中」にいて「命をなげうっていった英霊」を、
 「現在の状況のなか」にいる「現在に生きる我々」が、
 
 慰霊し追悼するとは如何なることなのかについて思うところを記したい。
 
 特に、二十五日の西条市において、関行男中佐ら五名への追悼の言葉を求められたので、その場で述べたことを中心にし記すことにする。
 それは、理屈ではない。単純にして明解である。

1、英霊と我々を、断絶した別の世界に生きる者とし、
 その上で、英霊を悲惨な時代の悲惨な状況の中に放り込まれた「犠牲者」とみなして、 
 哀れむことは追悼ではない。
 英霊と我々は連続した同じ世界に生きている。
 彼らは、「戦士」ではないか。我々も、祖国の求めに応じて「戦士」になる。
2、そして、我々が日本の永続を信じて後世の子供達の為に何かを残したいと思っているように、
 英霊も日本を信じて後世の我々に、後を頼むぞと「何か」を託したのだ。
 その「何か」とは、母国の永続、弥栄、と子孫の幸せである。
3、従って、我々も、英霊と同じ「その状況の渦中」に置かれれば、
 英霊を手本にして同じことをするということを英霊に誓う。
 この誓いが、英霊への追悼である。
 英霊を別世界の者として哀れむことが追悼ではない。
4、即ち、英霊と我々は、同じ民族の同じ血を共有していることを確認し、
 英霊の敢行したことは、我々も当然にする民族の血に根ざしたことであることを確認することが、
 英霊への追悼である。
5、東日本大震災において、多くの人が、水門を閉める為に、人を救うために、
 巨大津波に向かって走って行くパトカーや消防士や無名の市民の姿を見ている。
 彼らは、「現在の英霊」である。
 このように、日本が日本である限り、英霊は、いつも甦る。
 よって、あなた方は、孤独ではない。我々も、あなた方に続く。
 と、呼びかけることが英霊への追悼である。

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